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年末年始の営業について
今年2015も後わずかになりました。
当店もオープンより3年が過ぎました。
1年目、2年目とお店の存在も知られてなく、お客様も少なく寂しい営業日も数多くあり前途多難だなと痛感しておりました。もちろん今現在でもその気持ちは相変わらずですけど…
それでも、今年に入り、ご来店のお客様が日に15~20人前後となる事も多数あり、歯を食いしばってきた甲斐もあったなと考えています。本当に有難うございます。
さてオープン3周年記念の最終企画です。
「大晦日もオールナイトで。初飲みです! 朝までグルーヴィン」
今年の大晦日31日(木)は通常に営業致します。オールナイトです。新年は当店でおめでとうです。初詣のお帰り等是非お立ち寄り下さい。
さてと…それでは平成28年1月の営業ですが以下にお知らせ致します。
新年は2日(土)より営業開始です。
この日は特別営業で夕方5時開始、11時の終了とさせて頂きます。なお4日(月)以後は通常営業(夜8時から朝方4時半まで)です。
新年1月のお休みは以下のとおりです。
・ 元日(金)
・ 3日(日)
・11日(祝)
・17日(日)
・24日(日)
・31日(日)
従いまして合計25日の営業日です。
※1月10日(日)は特別営業とさせて頂きます。この日は久しぶりに、ロックンロール生誕60年記念その⑧「1955年~65年、朝までオールディーズヒットパレード」です。
グルーヴィンならではのアナログやCD音源にて歴史に残るロックンロールサウンドをかけっぱなしです。思わず涙の大企画です。
(夜8時から朝方4時半までの通常営業です。)
● グルーヴィンの音源のお話
最近お若いカップルがおいでになりました。20代前半で男性も女性も可愛らしい事。
「どんな音源があるのですか。」「ピンクフロイドとかですか。」
音楽が大好きのようでお食事の後、グルナビ等を見てご来店頂いたようです。有難うございます。
ロック音楽と言っても歴史も長く、時代にもよりいろんなタイプのアーティストが登場しました。分からなくても当然です。
「当店はオールディーズがコンセプトなんですよぉ」とお答えするのが常なのですが実は一般に「オールディーズ」がなんだか理解される事が少なくなっているのですね。
少年少女時代に60年代を経験されている方は保管されている音源の説明をすると「うん、了解。それが楽しみで来たんだよ。」となります。実際に狂気乱舞、涙ぐんで聴き入っていただくのがこの方々。
現在40代位までの方になるともう理解が難しくなります。
一時リストを作っていたのですが最近CDによる追加が著しいため、ほっぽらかしになっております。他店はしっかりとホームページに載せている場合もあるので本当に恥ずかしいのです。
では当店が保有するBGM音源(アナログレコード盤及びCD)のジャンルを簡単にご説明申し上げます。
① 50年代~60年代中盤ロックンロール、ロッカバラードサウンド
② 60年代中盤までの英国グループ(ビートルズ、ストーンズ、デイブクラークファイブ、 サーチャーズ等の主要人気バンド)
③ 日本の60年代グループサウンズ
おそらく上記が主要なものであると思います。お店が混雑していなければある程度リクエストもお応え出来るかと思います。お気軽にスタッフにお声がけ下さい。
● ブログ「酒とオールディーズロックの日々」更新しております。
上記、私の個人ブログご覧頂いた事はありますでしょうか。以前からご好評頂いている「オールディーズよもやま話」の続編です。
今回の記事は英国のマージービートの人気者「ビリー・J・クレイマーとダコタス」です。
オールディーズファンの方は是非一読下さいね。(左側にあるリンクよりお入り下さい。)
師走も楽しいオープン3周年企画
師走のこの時期、皆さんはいかがお過ごしですか。
お勤めの方は年末までに終了させる仕事が重なり日々ストレスを感じながら業務されているでしょう。これは会社員さんの宿命でしょうか。この時期残業続きでお疲れの身体と気持ちを神保町グルーヴィンで癒して頂ければ嬉しいです。
では年末の当店のスケジュールです。前回もお知らせしましたが繰り返し掲載致します。以下はオープン3周年記念のイベントです。
①「クリスマスイブは早めにグルーヴィン」
12月24日(木)はクリスマスイブですね。
デートやパーティをご予定の方もいらっしゃるでしょう。この日は6時よりオープンいたします。なおご来店お客様に2杯目にグラスワインをもれなくご提供致します。
②「御用納めはグルーヴィン」
皆様の今年の御用納めは28日(月)でしょうか。お疲れ様でした。
今年の〆は当店でお寛ぎ下さい。この日はなんと午後3時のオープンです。なおクローズは通常の朝方4時半です。
③「大晦日もオールナイトで。初飲みです! 朝までグルーヴィン」
今年の大晦日31日(木)は通常に営業致します。オールナイトです。新年は当店でおめでとうです。初詣のお帰り等是非お立ち寄り下さい。
なお12月25日(金)までの営業中は店内には基本クリスマスソングがBGMとして多くなります。ただしその他のリクエスト等はもちろんかまいませんのでご希望がありましたらスタッフにお申し付け下さい。
●普通が一番
当店は賑やかな音楽バーです。一応各種ウイスキーが棚に並べられております。
けっして種類は多くはありませんがバーボン、シングルモルトスコッチ、ブレンデッドスコッチ、日本のもの等です。
本格的な高級バーではまったくないのですがある程度カクテルもお楽しみ頂けます。
この間常連のお客様が他の方の注文で私がカクテルを作っているのを見て「おっ、お前カクテル出来るのかぁ」と本気でおっしゃっておりました。この方は普段ほとんどウイスキーを召し上がるため気にもとめてなかったようなのですがこちらも笑ってしまいました。
さて話がとびますが他店の情報を雑誌等で拝見しますとジントニックにしてもこだわりがあります。
グラスの大きさ、氷の添え方、ライムの入れ方、使用するジンの種類、トニックウォーター炭酸の注ぎ方、甘みを押さえるリキュールを加えたり…
いろいろな工夫が各店のこだわりとなって微妙な味わいの変化が楽しめます。
さて当店を担当するこの私、大雑把このうえありません。
こだわりはただ一つ、基本従来のレシピを守る事なんです。
例えばジントニックは細長く背の高いグラスに果物のライムの一片を搾り軽く生ジュースを出して角氷を三つ入れドライジンをピタリと45ml注ぎトニックを注ぎ軽くかき混ぜ提供します。
実に平凡なので味も一定で面白くもなんともないと思います。ジンの量をお客様のお好みで変化させるくらいです。元来奇をてらう事があまり好きではないのです。
カクテルは長い歴史がありますのでその中で伝わる標準レシピを守る事が一番と考えています。そこからオリジナル作品のヒントが必ず出てくるはず。
あのビートルズのメンバーも最初はロックの王者、チャック・ベリー等のレコードを聴きまくりコピーをしていきました。沢山物真似をしてその後に凄いオリジナルが出来上がったのでしょう。
徹底して物真似、そこから反映させオリジナリティーに磨きをかける。長い時間で自然に身につくと思います。何事も普通が一番といつも私は考えております。
●「目指せ、おやじドラマー」
その2 「16分音符のリズム、トリプレットリズムで鍛えていきましょう」
前回の両手打ち、いかがでした。初めて試された方が多いでしょう。
今日はもう少し楽しくなるように工夫しますね。
始められたばかりの方はドラムセットを叩くのはもう少しお待ち下さい。
椅子に座ってテーブルの上にパットを置くか、座って膝を叩いたりで充分です。
今回は下記の音符(リズム)を叩いてみましょう。
まずは16分音符が混じったお馴染みのものです。二通りあります。
そして1拍を3等分したトリプレットリズム。
動画を付けました。どうぞご参考に。また前回でお話した左右の足のモーションは出来るだけつけて下さいね。
※「ロックンロールよもやま話」は私の個人ブログ「酒とオールディーズロックの日々」として同内容の記事を掲載しております。どうぞご覧下さい。この画面左サイドにリンクがございますのでそこからジャンプして下さいね。
いよいよ師走。12月の営業のお知らせ
グルーヴィンはおかげさまで4年目の営業となりました。日々頑張っております。
11月末より恒例のライトアップのイルミネーションを点灯しております。チカチカと綺麗ですよぉ。
さてまずは12月の営業予定等を順番にお知らせ致します。
お休みは以下のとおりです。
12月 6日(日)
12月13日(日)
12月20日(日)
12月23日(祝)
12月27日(日)
上記の5日間です。12月はややイレギュラーな営業を考えております。
それぞれがオープン3周年企画とさせて頂きますね。
①「クリスマスイブは早めにグルーヴィン」
12月24日(木)はクリスマスイブですね。
デートやパーティをご予定の方もいらっしゃるでしょう。この日は6時よりオープンいたします。なおご来店お客様には2杯目にグラスワイン一杯をもれなくご提供致します。
②「御用納めはグルーヴィン」
皆様の今年の御用納めは28日(月)でしょうか。今年も本当にお疲れ様でした。
2015年の〆は当店でお寛ぎ下さい。この日はなんと午後3時のオープンです。なおクローズは通常の朝方4時半です。
③「大晦日は初飲み、朝までグルーヴィン」
今年の大晦日31日(木)は通常に営業致します。初詣のお帰り等是非お立ち寄り下さい。
なお12月25日(金)までの営業中は店内には基本クリスマスソングがBGMとして多くなります。ただしその他のリクエスト等はもちろんかまいませんので、ご希望がありましたらスタッフにお申し付け下さい。
●ロックンロールよもやま話 -その69-
「オールディーズ末期の63年、微笑ましい二人組」
1963年はもう50年代に登場したスター達の人気は陰り、その代わりに脚光を浴びてきたアーティスト、例えばビーチボーイズやジャン&ディーン、フォーシーズンズ、キングスメン、フィル・スペクターのプロデュースのアーティスト達、レスリー・ゴーア等がヒットチャートを飾っていたのだと思います。
その中で微笑ましい男女のデュエットチームが大変短い期間でしたが人気を集めました。
本日の主役はポールとポーラです。
他のブログで二人の細かい逸話がいくらでも読めるのでここではごく簡単に。
男性のポールはレイ・ヒルデブランド、女性のポーラはジル・ジャクソンがそれぞれの本名です。ポーラの大学時代にガン予防のキャンペーン番組に歌手として応募した際、年長のポールに「デュエットを組んで下さい。」とお願いしたのが始まりのようです。
ポールが作った名作「ヘイポーラ」を録音、ジルとレイとしてルキャムというレーベルでシングル盤を発売すると、これを聞きつけたフィリップスレコードから62年暮れにポールとポーラと改めてメジャーデビューとなります。
当時はベトナム戦争が拡大する時勢、心和むこのロッカバラードにすぐに火がつきました。
63年1月19日付のビルボードでトップ10内に登場、2月9日に1位を取るとそこから3週間トップをとる快挙でした。
セカンドシングルは「ヤングラヴァーズ」。これは二人の共作でやはり大ヒット、4月20日付で6位まで上がります。サードシングルは「けんかでデート」が健闘で初夏に27位となりました。
4枚目は「夢のウェディングベル」、5枚目はややアップテンポな涙もののバラード「素敵な新学期」でそれぞれが小ヒットとなっています。これらのヒットは63年のほぼ一年で記録されていて彼等はもう一枚シングルを発表後、64年にはもう解散しソロを目指したのかと考えます。
さてこの2人のベスト盤レコードが日本で久しぶりに発売されたのは70年代後半でした。
ビクターより「モアロックンロールグラフィティシリーズ」の中の一枚として日の目を見ました。
「ヘイポーラ/ポールとポーラ(ベスト)」。(ビクター発売でルキャム原盤使用。英文ではLeCam と記載するらしい。)当時2,000円でした。
さてこのビクターのLPだと実は上記の基本ヒットはすべて網羅されておりませんでした。
その後フィリップス(日本フォノグラム発売)の「ポールとポーラ対エンジェルス」という凄いタイトルのLPが発売され、これは女性コーラスグループのエンジェルスとの組み合わせでA、B面にそれぞれのシングル曲を収めたもの、これを購入してポールとポーラの残りのシングルヒットを手に入れる事が出来ました。(エンジェルスは「私のボーイフレンド」が有名ですね。)
面白い事に「ヘイポーラ」の録音が先のビクター盤では別テイクらしく、どうもフィリップス盤(日本フォノグラム)がオリジナル(フィリップス原盤使用とされています。)という事なのです。
「ヘイポーラ」だけを例の取ると収録時間はほぼ一緒で二人の歌唱やドラム等は一緒に思えますが、管弦楽器を加えた感じでサウンドに厚みのあるビクター盤はオリジナルのフィリップス盤に後からアレンジを重ねたように私には聴こえます。確かにヒットチャートに登場したのはアレンジを加えていない方でよいのでしょう。
他の曲はというと「けんかでデート」では両方の収録時間が数秒違う記載なのでこれも別テイクかと思いましたが両盤で聴き比べするとまったく同じものだろうと私には思えます。
私のようないい加減な人間でも録音の差は聴き取れると思いますが…
調べていくとこれはあくまで私の考えですが最初に「ヘイポーラ」を録音発売したのは先ほど記したルキャムというレーベルで、大手フィリップスにて扱うにあたり、二通りの音源の「ヘイポーラ」が存在したのかと思ったのですがユーチューブでジルとレイ時代の「ヘイポーラ」のシングル盤の録音を聴くと気のせいか更にシンプルに聴こえ….ひょっとしたら三通りの録音があるのでしょうか。まさか…聴き違いでしょうね。
まあ少なくても「ヘイポーラ」に関しては公式に二通りの録音があるという事にしておいて下さい。ひょっとしたらLPバージョンとシングルバージョンとか。うーんわかんない。
なによりも先のビクター盤の方は貴重な日本語での録音が入っているので歴史的な名盤であると思います。日本語曲は彼等のヒット曲「夢のウェディングベル」と日本の田辺靖雄のヒットのカバー「二人の星を探そうよ」の2曲です。64年には二人は来日しているようですが、すでに解散後であったそうです。面白い話ですね。その時に録音されたのが上の2曲のようです。
なお、「ヘイポーラ」は日本では田辺靖雄と梓みちよでヒットしております。デュオの女性側が九重佑三子と思ってしまいそうですよね。
さてグルーヴィンではご紹介した2枚のLPと解散後ポーラがジルジャクソン名義で発売した「涙のキッス」が保管されております。もしご興味がおありでしたらリクエストして下さいね。
64年はもう英国ビートルズ人気爆発の年です。アメリカンポップスが大変動しつつあった年。サウンドがかなり変化して行くのは翌65年も同様です。
その直前の63年のみの大活躍。この年の終盤にはケネディ暗殺が起こってしまいました。日本でも当時大人気のスターデュオ。残念ですが今語られる事はほとんどなくなりました。
背が高くいかにもアメリカ青年のポールとキリッとした元気美人のポーラ。胸に迫る素晴らしい歌唱です。グスッ…. (;Д;)
52年も前の歴史に残る名作「ヘイポーラ」、これがかかるとウイスキーを片手におしぼりを目にあて涙ぐむ方や手を叩いて大きくうなずく方。
まあグルーヴィンの存在価値はこれだけでもいいんじゃないかと考えるこの頃です。
本日はグルーヴィン、平子がお伝えしました。
11月の営業日追加のお知らせ。 22日(日)はオープンしますよ。
11月22日(日)お休みの予定でしたが、通常営業させて頂きます。
夜20時オープン、朝4時半クローズです。
またもや仕事の虫が騒いでしまいました。
連休中の息抜きとしてご来店下さいね。(なお、翌日23日はお休みです。)待ってます。
GROOVIN 平子
間もなく初冬、ドラムも楽しいグルーヴィン
まずはしつこく11月の営業日のご連絡です。
お休みは以下のとおりです。
・11月 1日(日)
・11月 3日(祝)
・11月 8日(祝)
・11月15日(日)
・11月22日(日)
・11月23日(祝)
・11月29日(日)
前回もお知らせしましたが普段夜8時よりオープンしているのですが下記の営業日は6時よりオープン致します。
題しましてオープン3周年企画その②「11月は早めにグルーヴィン」です。
・11月 2日(月)
・11月 6日(金)
・11月 9日(月)
・11月13日(金)
・11月16日(月)
・11月20日(金)
・11月24日(火)
・11月27日(金)
・11月30日(月)
(すでに終了している日もございます。)
なおクローズは通常の朝4時半です。
皆様のご来店お待ちしておりますです。
●懐かしい青春のウイスキー「ブラックニッカ」お楽しみ下さいね。
私が会社で働き始めたのは18歳でした。大学を選ばずいち早く社会で働いてみたかったのです。もっとも受け入れてもらえる大学もないと思ってましたから。ハハハ。
さてお酒をよく飲むようになったのは確か21歳くらいでしょうか。ウイスキーの水割りが好きでしたので仕事帰りに酒屋さんで乾きもののおつまみと一緒によく購入したのがニッカの「ブラックニッカ」です。贅沢なものでありました。
まだまだ仕事も半人前以下で居酒屋さんもそんなに通うことはない私、家飲みが専門で侘しくチビチビするのが夜の楽しみでした。
そんな事を思い出して懐かしんでいたのですが、ふとお店のメニューに加えてみたくなってしまいました。
ブラックニッカはとてもマイルドなブレンデッドウイスキーです。
当店では500円(税込)でご賞味頂こうと思っています。ストレート、オンザロック、炭酸割りがお楽しみ頂けます。(炭酸以外のコーラ、トニックウォーター等をご希望の場合は600円とさせて頂きます。)
とても懐かしい青春の味、どうぞお楽しみ下さい。
●ロックンロールよもやま話 -その68-
「偉大なるプラターズ」
ご案内:チャーリー・冷奴
ロックがまだ出来たて、いやようやく爆発的な支持を得だす年、1955年と今はしていますね。
確かにビル・ヘイリー「ロックアラウンドザクロック」が大ヒットとなり、チャック・ベリー、リトル・リチャードがヒットチャートを飾るのもこの年です。
ドゥーワップ音楽も白人達にも注目となりロックンロールの大事なジャンルになりそれは現在も根強いファンを持っております。元は教会音楽にジャズや労働歌フォーク等が混じったものでしょう。
グループでコーラスして楽しんだりして…人気のアーティストも出てまいります。
初期はスローなものが中心でしょうが50年代に入るとリズム&ブルース(原始ロックンロール)の影響でコミカルなノベルティソングも増えテンポの速いものも出てきます。
さてこの時期激しいサウンドではありませんが一世を風靡したグループがあります。
はい本日はザ・プラターズのよもやまです。
グループ名はまさにレコード盤(お皿のイメージ)でしょう。当時はSP盤かEPシングル盤か。
オリジナルメンバーは53年に活動を始めましたがヒットを出すことはなかったようです。
メンバーが脱退して行き残ったメンバーに新たに4人が追加加入していきます。
リードボーカルはテノール担当のトニー・ウィリアムス、紅一点の女性メンバーに天才美少女ゾラ・テイラーが入り計5人。ここからが歴史を飾る快進撃であります。
彼等のマネージメントを担当した著名なソングライターのバック・ラム等が作った「オンリーユー」はマーキュリーより55年5月発売されポップチャート5位まで上がる大ヒット、というよりロックンロール~ロックの歴史に残る名作となりました。
(70年代はリンゴ・スターにもカヴァーされましたね。グルーヴィンではカール・パーキンスやヒルトッパーズでもお聴き頂けます。古ぅ~)
さて続く「グレートプリテンダー」はなんと1位となります。そして56年「マジックタッチ」が4位、「マイプレイヤー」がまたもや1位です。ロックンロール全盛のこの年、ビッグヒット連発で全米で人気大爆発です。都会的なお洒落なセンスのドゥーワップで白人家庭にも安心して広く受け入れられたと思います。
その後も安定してヒットチャートを賑わします。58年そろそろハードなサウンドからメロウな感じに変化していこうといロックサウンド、この時代になって「トワイライトタイム」を第1位に輝かせます。同じ年に「煙が目にしみる」も第1位になり依然大人気のプラターズです。いや凄い。
その後も当然のように安定してヒットを放ちますがその中でも大きなヒットは60年「ハーバーライツ」が8位。
トニーの一本芯が入った艶やかな声、プラターズのサウンドは他のドゥーワップグループのような若々しさや派手さはないかもしれませんがいかにも大人の音楽ファンが好む実力派のコーラスというものでしょう。
当時の影像を見ますと卓越したトニー・ウィリアムスの歌声、それをユーモラスでにこやかに厚いコーラスとアクションを付けながら他のメンバーが装飾します。まさに音楽芸術です。
低音声(バス)はハーブ・リードが担当しています。(ヒット曲ではないでしょうが「16トン」を歌う時はハーブが中心になると思います。)また曲によってデビッド・リンチやゾラ・テイラーがリードボーカルをとります。
息が長い人気でしたがトニーとゾラが抜けてしまいます。それでもとにかく61年までがこのグループの全盛期ではないでしょうか。
トニーの後釜は新加入のソニー・ターナーが務めました。
プラターズは55年から61年の全盛期に30曲を超えるヒットを放ちました。
ロック史上に残るもっとも重要なアーティストの一つです。 !(^^)!
50年代に名門といわれるドゥーワップグループはいくつも出ましたがここまで世界中にファンを持ち愛され、息が長かった事は特筆ものです。(ドリフターズ、コースターズ、クロヴァーズ
も凌駕していると考えます。)
オールディーズの後半の時代(62~64年あたり)は人気もかげってしまったようですが60年代後半までヒット曲を放っていた記録があります。
プラターズの全盛期の5人なのですが残念な事にすでに全員がこの世を去っております。
(トニー・ウィリアムス、ハーブ・リード、デビッド・リンチ、ポール・ロビ、ゾラ・テイラー)
びっくりする事にはプラターズとして何組ものグループが枝分かれして存在、現在もあるようです。
ドゥーワップグループのファンには少々違う目線で見られロックファン、ソウルファンにもなんかスタンダードを歌うグループのように思われている部分もあるかと思いますがその活動は他の追従を許さぬほど重要なものでありロックやポピュラーがある限り伝え続けていかれるものだろうなと思います。
さてグルーヴィンでは彼等の全盛時のヒット曲のほとんどをCD音源でお聴き頂く事が出来ます。どうぞリクエストしてみて下さい。
彼等が登場した遥か60年前、世界中の音楽ファンがそのメロウスイートなサウンドに胸をときめかせたのです。戦後10年少し経った日本の家庭でも。
平成27年もいよいよ晩秋から初冬になってきますね。そろそろセーターとジャンパーも必要です。この時期に喉を潤すウイスキーのお供にどうぞ彼等の素敵な大人のロックをお楽しみ下さい。人生、仕事、お酒、音楽…なんて幸せなのでしょう。生きてるだけで丸儲けです。
●「目指せ、おやじドラマー」
その1 「両手打ちから始めよう。」
さて今回より新コーナーが入ります。
熟年世代、仕事がひと段落されて若い頃に燃えたバンド活動を復活される方もいらっしゃるようです。またお若い方でもせっかくの土日に趣味で仲間とバンドを組んで楽しもうなんてありでしょう。
「ところでドラマーがいないんだよね。」ここが問題です。どうしてもドラム人口が足りませんし、「お前やれよ。」と言われてこれから覚えるのに独学では実は相当困難になります。
出来るだけ習った方がクセがつかなくて良いのですがお時間がない方もいらっしゃるでしょう。特にこれから始める方の一助になればいいなと思います。
なおドラムは基本的に家で練習する事を中心にしてよい楽器だと考えてます。ご自身の膝や古本や雑巾、ドラムパッドを安く購入すればいいのです。スティックは500円位からあります。しかも何年ももちます。私等20年ものもあります。
記念すべき第1回目、今日はまず基本スティックワークからスタートしましょう。
まず握り方は二通りあります。レギュラーグリップとマッチドグリップです。もしあなたがお若い世代でしたら古くからのレギュラーを私はおすすめ致しますが慣れるまでに鍛錬はいるようです。スピードも出にくい場合が多いと思いますがベンチャーズの名ドラマーの故メルテイラー氏のプレイを見るとそんな事はないようです。
※右手(R)はスティックの3分の1くらいの所を人差し指と親指でつまみ、残りの3本で軽く握ります。マッチドでやる方は左手(L)は対象に考えればいいのです。手の甲はやや上に向ける感じで。
※左手(L)をレギュラーにする方はまずスティック3分の1の所を指を伸ばしてはさみ、次に薬指の第2間接あたりにスティックをのせてから人指し指をからめて中指も添えます。要は一番右の写真のかっこうにするのです。
特に最近はマッチドを好む方が多いですがプロドラマーは基本両方出来ると思います。「俺はロックだからマッチドでやるんだ。」と言う方はもちろんそれで良いのでしょう。
右手はR、左手はLで表記します。
さて今回まずやろうとする事が下記の画像の譜面です。画像が見え辛くすみません。
クリックして頂けると見やすいです。
わかり辛いので説明動画をお付けします。まずは手のモーションから
お次ぎは両足のモーション
この両手同時打ち、エイトビートやシックスティーンティーンビートの元になるかと思いますが独学でスタートしてしまうとまず考えられない練習法ですけどかなり大事です。今回はここから16分音符を作るところまでです。最初は腕だけ練習しても一向にかまいません。
でも慣れてきたら両手にあわせて右足バスドラムと左足ハイハットのフットワークを付けましょう。
テンポは、まずはゆっくり→徐々にスピードアップです。
さて今までの「ギターで歌って遊ぼうよ。オールディーズポップス」とある程度、交互に掲載しようと思っています。しばらくはドラム中心ですけどね。
ドラムもギターもどちらも楽しいですね。
さあ秋も深まり趣味道楽を楽しみましょう。ドラムを叩くと異性にモテますよぉ~(私の体験談)