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Groovin'

東京は神田神保町のオールディーズバーです。アナログレコードを中心に涙なしには語れないBGMと美味しい洋酒。エレキギターを弾いたり歌ったり。 お気軽にドアを開けて下さいね。
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  • 07/21/09:41


2015年今年もよろしくお願い申し上げます。

明けましておめでとうございます。
今年は羊年です。そのイメージのように温かく心が和む世の中に変化していくといいのですが。

近年何か殺伐とした世の中になっています。確かに自分が青春時代を送った昭和に比べ便利になっています。しかし文明が進んでいるのに酷く心を痛めるような人間関係が存在するようです。結局景気はまったくよくならないし・・・


会社内ですれ違っても挨拶もしない(出来ない)人も多くなっているようで。

目と目があった時にニコリと笑顔を贈るとか会話を振るとか。どうもそういう人間関係がうっとおしい人もいるようですね。

自分の仕事は基本お酒を提供するものですが実際はそれだけではなくお客様に心が和むひと時を過ごして頂く事が一番の仕事のような気がします。
本を静かに読みながらお酒を飲む方がたまにいらっしゃいます。しかしそんなに集中していつまでも読書が出来るものではないようです。10分もしないうちに本を閉じてしまいます。そりゃそうですよね。本はお帰りの電車の中で充分にお楽しみ頂けます。実際人間はそうそう一人では過ごせないのです。寂しがりやなんでしょうね。
結局バーはお酒を飲む事とその時間空間を楽しむ事に存在意義があるようで。

2015年の今年も心が和むひと時を皆様と共有出来るスペースとなるよう一層努力しようと思っております。懐かしいロックンロールBGMをゆっくり楽しんだりギターで歌を歌ったり・・・
ようするに以前の延長なのですが!ハハハ。
さあもう新しい年が始まっています。
お仕事後のひと時、ちょっとビルの階段を下りて地下のグルーヴィンにお気軽にお越し下さい。今年も変わらず皆様をお待ちしております。

●1月の営業・休日等について
新年は1月2日(金)より営業開始しております。
1月の休日は以下のとおりです。
1月 4日(日)
1月12日(祝)
1月18日(日)
1月25日(日)
※なお1月11日(日)は営業させて頂きます。(夜5時~11時クローズ予定)
今月は合計26日間の営業でございます。皆様のご来店お待ち申し上げます。

●ファクシミリの不調について
グルーヴィンのファクシミリ機器が現在故障しております。ご迷惑をおかけしております。
お問合せはお電話03-3234-0239(夜20時~朝4時半の営業時間内)及びブログ内の左のお問合せ欄、また当店休業日等でお急ぎの場合は携帯080-3084-0239(平子)までご連絡下さい。

●ロックンロールよもやま話      -その37-
              「男らしさのロックンローラー」
新年最初の書き込みくらいお前が担当しろとチャーリーが言うので今回は私、平子が担当致します。

私の少年時代、日曜お昼NHK-FMの湯川れい子さんの「サンデーミュージック」をよく聴いていました。中盤にエバーグリーンというコーナーがありオールディーズの名曲を多数取り上げてレコードをかけてくれるのです。
ある回でディオンの「悲しい恋の物語(浮気なスー)」という名曲がかかりました。ディオンのシャウトしていく歌唱にバックコーラスが「ヘッ、ヘッ、ホンデヘレヘレ」というキャッチーなフレーズをからめます。
いっぺんでこのダイナミックな曲が好きになりました。

高校時代の私、ディオンのレコードが欲しくて欲しくてたまりませんでした。当時の日本では彼のレコードは廃盤になっていたのです。
ある日ついにディオンのグレーテストヒット集がLPで発売される事になったのを音楽雑誌で知りました。
それによるとCBSソニーから発売予定のオールディーズ1500というシリーズの中に「ディオン/グレーテストヒット」が含まれていました。ワーイ!しかも1500円だぞぉ。
発売後早速お小遣いで購入しました。
A面がディオンとベルモンツ時代のヒット曲、B面がソロになってからのヒット曲。
ローリーからコロンビア時代の合計12曲が選曲されていました。ディオンは実際30曲以上もヒット曲を持っていますのでとてもこれでは網羅できないのですが当時の私はそれでも大満足でした。(このレコードの解説文は若くして亡くなられた宮下静雄さんでした。)

さてディオンの思い出がもう一つありやはり私の高校時代の話。「ポプシクル」というオールディーズ雑誌が創刊されました。その記念すべき創刊号がディオンの大特集であったのです。早速送金して雑誌の到着を待ちました。恐らく編集作業に時間がかかったのでしょう手紙で催促したところなんとあの木崎義二さんから直筆でお詫びのお手紙を頂戴しました。今でもとっておけば良かったと後悔しております。

さてその後ディオンの残りのヒット曲もある程度揃えたくなり社会人時代の82年にやはり国内盤のベストオブディオンを購入しました。(このレコードの解説文は木崎義二さんでした。)
その後輸入盤にて「DION GRATEST HITS」を手に入れこれらで彼の大半のヒットシングルを収集する事が出来ました。なんと私はディオンのヒット曲を集めたいがために3枚のLPレコードを買うという事をしたわけです。ははは!
現在なら恐らくCDですぐに揃ってしまうでしょう。

さて私が思うにディオンの魅力はシャウトしていくワイルドさ、それにドゥーワップバラードのセンチメンタルな甘い声でしょうか。
「悲しい恋の物語」の同系統の雰囲気の曲「悲しき面影」や63年「かわいいドンナ」が特に少年時代の私のお気に入りでした。大ヒットではないですけど「ザ・マジェスティック」も同じ雰囲気を持った曲ですかね。
ドリーミーな曲も多く「ラブケームトゥーミー」「サンディー」等は胸が一杯になる感じを受けました。
「ルビーベイビー」「ドリップドロップ」といったドリフターズの渋いナンバーもカバーして大ヒットさせていますのでまさに大人のロックンローラーという感じを受けます。
ソロの時代の全盛期は63年くらいまでかもしれません。
60年代も中頃になるとさすがにヒットは途切れますが68年に「アブラハム、マーティンアンドジョン」(Abraham, Martin and John)を大ヒットさせています。
ロッカバラードアイドルというよりカッコいい男性的なヒットを連発するアーティストではなかったでしょうか。
現在でも現役でアルバムを発表し続けているそうです。
70代となった往年のロックンローラー。
ロックバーのオヤジとなった今でも50代の私の永遠のアイドルなのです。

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今年もいろいろ、御用納めは朝までグル-ヴィン!

12月26日(金)で今年の仕事は終了という方が多いのではないでしょうか。
今年もいろいろな事がありましたね。

新年は1月5日(月)よりスタートという方が多いようです。従って9日間の嬉しい正月休みということでしょう。どうぞゆっくりと英気を養って下さいね。


さて12月26日(金)は夕方5時よりオープン致します。

そして朝方4時半までのロング営業です。
名づけて「オープン2周年記念最終イベント、御用納めは朝までグルーヴィン!」

当店は10月にオープン2周年を向かえました。本当に有難うございました。

最近はご常連のお客様が増えていて、ようやくバーらしくなってきているなと思います。
またお客様がエレキを爪弾いたりするのを見ていると実に楽しいスペースになってきたなと感慨深くなります。私のつたないギターに合わせて歌う方も多く、また若い女性のお客様も徐々に増えてきました。

平成24年10月のオープン当初に比べウイスキーボトルも種類が増えており、グルーヴィン名物のオールディーズの音源も新規購入により大分充実してまいりました。

しかしながらすべてにおいてまだまだ一層の努力が必要だと痛感致します。

さあ今年最後のお勤めの後は当店にて皆様の一年を振り返ってみては如何でしょうか。

ご来店、お待ちしております。

●年末年始の営業について

今年の最終営業は12月30日(火)とさせて頂きます。

・12月27日(土)夜8時オープン、朝4時半クローズ(通常営業)
・12月28日(日)夜8時オープン、朝4時半クローズ(通常営業)
・12月29日(月)夜6時オープン、夜11時クローズ
・12月30日(火)夜6時オープン、夜11時クローズ

29日・30日は通常の営業時間を変更しております。ご了承下さいませ。
なお新年は1月2日(金)より営業開始となります。夜8時より朝方4時半までの通常営業です。

●ファクシミリの不調について

グルーヴィンのファクシミリ機器が現在故障しております。ご迷惑をおかけしております。
お問合せはお電話03-3234-0239(夜20時~朝4時半の営業時間内)及びブログ内の左のお問合せ欄、また当店休業日等でお急ぎの場合は携帯080-3084-0239(平子)までご連絡下さい。


●ロックンロールよもやま話  -その36-
                    「英国のロックンロールスター達のベスト盤」
                                  
ご案内:チャーリー冷奴

グルーヴィンには多数のオールディーズの音源があります。LPやシングル盤、CD。
特にLPには「おおっ!こんなのがあるのか」というものもあります。
とにかく古いロックンロールのアナログレコードをBGMにしているのはこの店の最大のポイントかなと思います。

それでも現在はCDで音源を新規購入する事が大半のようですが、これはもうLPが手に入らないのが理由であるだけでなくLPでグレイテストヒット(ベスト盤)を購入すると一人のアーティストのシングル発表曲のうち何曲かが削られてしまう事が多いからです。

通常一枚のLPには12曲から14曲程度の収録が一般的のようです。
それ以上のヒット曲を持つアーティスト、例えばコニー・フランシスやパット・ブーン等は2枚組みでも足りませんので当然カット(除外)される曲がかなり出てきます。
しかしCDの時代になると発表したシングル盤のA面、B面をほとんどもれなく入れる事も可能ですよね。現代のオールディーズファンは実に恵まれていると思います。
それでも音のまろやかさ等、アナログの針音を求めるファンも依然と存在してむしろ多くなっているようです。

さて前置きが長くなりましたが今回はお店にあるLPでビートルズ以前の英国のロックアイドル歌手の貴重な音源があるのですがそれらのご紹介してみましょう。
以下すべてグレイテストヒット(ベスト盤)です。

① ビリー・フューリー
「ビリー・フューリー・ヒット・パレード」(日本盤)
 
ビリー・フューリーはクリフ・リチャードを別にすれば英国では男性トップアイドルの一人でありました。

収録曲は1959年の初ヒット「メイビートゥモロー」から65年までの彼のオールディーズイヤーをほぼ網羅した全20曲。(しかしこの方ヒット曲が多いですね。)
特に私のお気に入りは「天国への道(ハーフウェイトゥパラダイス)」です。これは恐らくオリジナルはドーンのヴォーカルで有名な米国のトニー・オーランド。(トニーは「ブレスユー」というビッグヒットを持っています。)
ビリーは憂いのあるセクシーな歌声を聴かせてくれます。ワイルドながら甘いマスク、ビートルズ等の台頭の時期まで絶大な人気を誇っておりました。
残念ですが83年42歳の若さで亡くなりました。

② ジョン・レイトン
「ジョン・レイトン」(輸入盤)
 

61年「霧の中のジョニー」の大ヒットで有名なジョン。
歌手としては64年までに英国で9曲のヒット曲を持っています。
このベスト盤は彼の英国でのヒット曲をほぼ網羅したものです。「ワイルドウインド」「霧の中のロンリーシティ」等。
ビリー・フューリーのような多数のヒットはありません。独特の陰りのある声と甘いマスク。俳優としても著名ですね。
なにしろ日本人好みの曲が多く米国のデル・シャノンとともに私は勝手に「哀愁サウンド」と呼んでおります。

③ ヘレン・シャピロ
「ヘレン・シャピロ ベスト20」(日本盤)

おおっ!女子アイドルが出てきました。全盛期の61年から63年くらいまでのヒット曲集です。ただし彼女は20曲もヒットシングルはありませんのでオリジナルLPからも何曲か選曲されております。
ハスキーでボーイッシュな声でしかもパンチがある。初期のビートルズがコンサートで彼女の前座を勤めたそうです。
日本で人気のヒット曲は「子供じゃないの」「悲しき片想い」「リトルミスロンリー」等
日本の女性歌手にもよくカバーされておりました。
1946年の生まれとまだ以外とお若いのですね。となるとデビュー時は14、5歳という事ですからまあびっくりします。天才少女現るという感じかな。

④ アダム・フェイス
「ザ・トゥーベストサイドス・オブ・アダム・フエイス」(輸入盤)

このLPは優れ物だと私は思っております。
アナログLPレコード一枚なのに22曲が入っています。
素晴らしい事に彼の全盛期のシングル盤(58年~67年)がほとんど網羅されています。
ビリー・フューリー同様に日本ではあまりお馴染みではないでしょう。しかし英国ではクリフ・リチャードにも肉薄するビッグアイドルでした。ヒット曲も軽く20曲を超えているくらいですから。
以前ブログでも紹介致しましたが59年に亡くなったバディ・ホリーの歌い方をかなり反映していると思います。米国のボビー・ヴィーと双璧ではないでしょうか。
大ヒットも多く「ホワットドゥーユーウォント」「プアーミー」「ハウアバウトザット」「ロンリーポップ」・・・まだまだ沢山あります。
彼のヒット曲はユーチューブでも沢山見られます。その歌唱力はもの凄いです。
以前このブログでお知らせしたように2003年に62歳の若さで世を去っております。

さて英国にはもっともっと沢山のロックンローラーがおります。
マーティー・ワイルド、ジョー・ブラウン等はヒット曲も多数です。英国ロック創成期ならスキッフルミュージックのロニー・ドネガン、トミー・スチール等も凄い人気アーティストでした。
店主の平子がLP盤をコレクションしていた時期1970年代~80年代は情報も少なく販売されるアーティストも限られ米国歌手中心のコレクションになってしまったそうです。
またお小遣いも限られていますからこれはいたしかたないな。
イタリアやフランスも結構オールディーズ歌手がおりますからこれらも今後コレクションされてくるのでしょうか。本人に聞くと「いやいや別にコレクターでもないし研究家でもなく楽しんでいるだけなんで」と言っております。
それよりもまずは60年代のマージービートの有名どころをちょこちょこ購入していきたいそうです。これは後少しだそうです。スィンギンブルージーンズ、デーブクラーク5、ウェイン・フォンタナ&マインドベンダーズ、マンフレッドマン・・・

さてもう間もなく大晦日ですね。
今年の最後の書き込みとなりました。一年間どうも有難うございました。
来る平成27年は1月2日(金)夜8時から早くも通常営業致します。
お正月休みのひと時、どうぞ新年の初来店を!
私もお待ちしておりますよ。

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いよいよ師走

早いですね。12月です。
グルーヴィンもこの師走の時期を迎えるのももう3回目です。
夏大好きな私は寒い冬はちょっと・・・なんてウソウソ!
この時期はお酒も美味しいしクリスマスもあるし年末の厳かな雰囲気も何かホッとして感慨深いものがあります。

それではまずは12月の営業予定から

●12月の営業について
12月のお休みは以下のとおりです。

・12月 7日(日)

・12月14日(日)
・12月23日(祝)
・12月28日(日)
・12月31日(水)大晦日

※12月26日(金)の営業についてご連絡致します。
この日で御用納めという方々も多いでしょう。当日は夕方5時からオープン、朝方4時半までのロング営業と致します。
(またこの日のロング営業をオープン2周年記念の最終イベントとさせて頂きますね。)
飲んで歌って朝までたっぷりとお楽しみ下さい。皆様のご来店お待ちしております。

※年末年始の営業について
今年の最終営業は12月30日(火)までとさせて頂きます。
・12月29日(月)夜6時オープン、11時クローズ
・12月30日(火)夜6時オープン、11時クローズ
通常の営業時間と変更しております。ご了承下さいませ。
なお新年は1月2日(金)より営業開始となります。夜8時より朝方4時半までの通常営業です。

●ファクシミリの不調について
グルーヴィンのファクシミリ機器が現在故障しております。ご迷惑をおかけしております。
お問合せはお電話03-3234-0239(夜20時~朝4時半の営業時間内)及びブログ内の左のお問合せ欄、また当店休業日等でお急ぎの場合は携帯080-3084-0239(平子)までご連絡下さい。



●ロックンロールよもやま話       -その33-
             「ロックスター総登場の洒落たヒット曲」

どうも!ようやく風邪が全快致しましたチャーリー冷奴です。
しばらくグルーヴィンに顔を出せなかったのですが久々にドアを開けてまずは大好きなコロナビールを飲みほしました。もちろんライムを搾りまして!いやいや健康っていいもんですね。
さてともう師走のこの時期ですがまだクリスマスソングの話題は早いですな。
それならばと・・・うん、そうだ!
ニール・セダカが歌い日本だけで大ヒットさせた名曲「恋の片道切符」
この歌50年代の名曲をずらりと並べた歌詞である事は有名ですよね。
バイバイラブ(エヴァリー)、ロンリーティアドロップス(ジャッキー・ウィルソン)、ロンサムタウン(リッキー・ネルソン)、アフールサッチズアイ(エルヴィス)等。

本日は同様の趣向でフィフティーズのロックスターの名前を羅列した曲のお話を是非ともしたいなと思います。

60年代初期にジョニー・シンバルという歌手がおりました。
代表曲に「ミスターベースマン」があり63年に米国で16位まで上がるスマッシュヒットになりました。
「バーバババーボ、バーバババーバ」の有名曲です。


その彼が同じ63年に放ったヒット曲「ティーンエイジヘブン」(こちらは米国で58位)
私、英語は不得意ですけどこんな感じでしょうか。


        ティーンエイジヘブン(teenage heaven)

夢見てた十代のパラダイス
十代の夢の中、スターを見つめてた

黄金の扉
そこには憧れのスターがいた。
自分はその中をまどろんでいたようだ。
とにかく大勢のスター達に夢中だった。

リッチー・ヴァレンスが歌う「ドナ」
お次はバディ・ホリー「ペギースー」
エディ・コクランは「サマータイムブルース」
そしてザ・ビッグボッパー、微笑みながら「シャンテリーレース」

映画ではジェームス・ディーン
なんてったらいいんだ!

僕は天使に引っ張られて100年もの涙と記されたドアを通っていく。
リッキー・ネルソンが「ロンサムタウン」を歌っている。

そして、そこいら中に沢山のスターがいるんだ。

ボビー・ヴィー、ブレンダ・リー、フェビアン
コニー・フランシス、ニール・セダカ
フリートウッズは「ミスターブルー」

エルヴィスはゴールドスーツで「ラブミーテンダー」「冷たくしないで」を歌う。
最高だったな

そして・・・僕はパラダイスを後にする。

デュアン・エディがギターを奏でている

その時・・・彼等を点呼する声を聞いたんだよ
そう十代のアイドル達を

ボビー・ダーリン、チャビー・チェッカー
ディオン、ディー・ディー・シャープ
エヴァリーブラザース、ボビー・ライデル
フランキー・アバロン、リトル・エバ、シュレルズ・・・


曲の中で何人の歌手が出てきましかね。映画スター、ジェームス・ディーンも登場します。

私が高校時代この曲をラジオで初めて聴いた時はとにかくドリーミーな雰囲気に圧倒されて胸が一杯になった記憶があります。

この曲が流行った頃(63年)、米国ではもうロックンロールの時代も晩年、歌詞に登場していたアーティストの大半はヒットチャートから姿を消し始めていたと思います。
いかにも少年が成長してラジオに聞き入っていた時代を懐かしむという趣ですよね。

ジョニーは他に「ダムダムディーダム」といったヒット曲も発表しております。
でも日本ではこういった曲より「僕のマシュマロちゃん」なんて曲が人気があったようです。

スコットランドで生まれた彼は米国でまさにティーンエイジヘブンの中に入るようなスターになり夢を叶えたのですね。
60年代後半には「デレク」というグループで再度脚光を浴びたようです。

その後なのですが・・・残念ながら93年に48歳の若さでこの世を去っております。


オールディーズ音楽の時代からもう50年、60年が経とうとしています。
本当に10年少しの歴史のサウンドですが残された音源は歴史的に大変な価値のあるものです。

12月に入り街にはイルミネーションが煌いています。
夜間に華やぐ街に夢のようにキラキラと光る灯りに初期のロックンロールサウンドを感じるのは私だけではないですよね。
チャーリー冷奴でした。


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11月の営業日の追加等

11月も後半になりました。
早いですね。
少しずつですが街を歩く人達のファッションが冬モードになっています。
つくづく思うのは秋って短いですね。本当・・・
朝晩の冷えも本格的になってきました。
風邪等ひかれませんよう温かいお茶等を飲むとかして水分を多めにしておくと良いと思います。
さて突然ですが11月の営業日追加のお知らせです。

・11月23日(日)お休みを予定しておりましたが通常営業を致します。
営業時間は通常どおりの夜8時~朝4時半です。
連休しようかなと予定しておりましたがオープンしたくなってしまい・・・
奮って飲みにいらして下さい。

※ファクシミリの不調について
グルーヴィンのファクシミリ機器が現在故障しております。ご迷惑をおかけしております。
お問合せはお電話03-3234-0239(夜20時~朝4時半の営業時間内)及びブログ内の左のお問合せ欄、また当店休業日等でお急ぎの場合は携帯080-3084-0239(平子)までご連絡下さい。

●ロックンロールよもやま話  -その32-
        「高校生の頃、思い出のサーフィンサウンド」
さて今日はこのコーナー担当のチャーリーが風邪をひいてしまい久しぶりに私、グルーヴィンの平子が書き込みします。飲んでばかりで不摂生してるから風邪をひくのです。
私は一人で店をやっているんだから風邪をひいたってお休みなんか出来ません。風邪の予防のため日々うがいとジムで鍛えております。ハハハ! しかも朝方眠る前は自分の慰労をかねて喉を焼酎でアルコール消毒です。もちろん軽く・・・ですけどね。

さてさて今日のお話を・・・
本日は自分の思い出話かな。
現在お店にあるレコードの中に私が高校生の頃にコレクションしたものがかなりあります。
確か銀座のヤマハのレコード売場で偶然見つけて購入したのが今でもグルーヴィンのBGMを飾る輸入盤のジャン&ディーンのベスト盤です。
当時私は16歳かそこらですからもう40年近くこのLPを聴いているのだな。
この時が輸入盤を買う初体験であったような。ワクワクして家に帰りレコードを聴きました。

サーフィンサウンドもしくはホットロッドサウンドのグループはなんと言ってもビーチボーイズですが私はむしろジャン&ディーンのヒット曲の方に肩入れしてしまいます。
ジャン&ディーンは名前のように当然二人組、ジャン・ベリーとディーン・トーレンス。
彼らが一番輝いた時代に所属したリバティーレコードにはスナッフ・ギャレットというプロデューサーがいて古くはアイドル歌手ボビー・ヴィーを育て60年代初期はロカビリーのジョニー・バーネット、バディ・ノックス等を甘いポップ路線の人気歌手に仕上げ、その後はゲーリー・ルイス&プレイボーイズの全盛期のヒット曲を担当しました。
バックの演奏に厚みがありほんわかしたドリーミーな切ないサウンド・・・これがジャン&ディーンの一連のヒットシングルにも活きているような気がするのです。

高校生の私が購入したジャン&ディーンのベスト盤は12曲入りで62年から65年までのリバティー時代の全盛期のヒットソング集。この中で当時の自分のお気に入りは「素敵な新入生」「ホノルル・ルル」「アナハイムアズサ&クカモンガ」「デッドマンズカーブ」でした。このLP今でも私の宝物です。ジャケットを見ていると気持ちが十代に戻るような・・・でも当時でも将来お店をやってみたいなと思っていた記憶があります。
(そうそう!「デッドマンズカーブ」は70年代のスーパースター、カーペンターズが名作アルバム「ナウアンドゼン」のB面においてロックンロールメドレーの中でカバーされていたのは有名でしたね。それでこの曲をお知りになった方も沢山いらっしゃるでしょう。)

その後、私は社会人になってから彼らがサーフィンサウンド以前に在籍していたドアとチャレンジというレーベルの貴重な録音を2枚のLP盤で揃えることができました。これも自分の宝物。

リバティー時代の65年までが彼らの全盛期でしょうか。この年で大きなヒットも出なくなっているようで。
それでも66年に「ポプシクル」という愛らしいスマッシュヒットを出しています。これ私の大好きな曲です。

さて66年の4月にとんでもない事が起こります。
コルベットスティングレイを運転していたジャン・ベリーがビバリーヒルズで大事故を起こし瀕死の重症を負ってしまいました。当時の事故車の写真を見ると命が助かったのが奇跡のように思えます。
激しい後遺症に悩まされながらも必死のリハビリを続け70年代二人でステージに立てるまでに復活しました。懸命に歌うジャンの姿を今でもユーチューブ等で見ることが出来るようです。
そして2004年残念なことに62歳でジャンはこの世を去りました。
相方のディーン・トーレンスは今でも元気にエレキギターをかきならしながらステージに立ち続けています。声も全盛時と変わらずに。

2012年の夏、千葉マリンスタジアムにてビーチボーイズの記念コンサートがありました。ブライアン他初期に在籍したデビッド・マークスも参加して。
このコンサートは幸いお店を始める前でしたので見ることが出来ました。一生の思い出となりました。
ビーチボーイズの演奏曲の中に「キャッチアウェーブ」という曲がありましたが、この曲はジャン&ディーンが歌詞を変えて「サイドウォークサーフィン」としてヒットさせたもの。往年の「BB5」の熱演中ふいに二人のことが頭に浮かんだオールドファンもいたのではないでしょうか。

2014年の現在、神保町のグルーヴィンのターンテーブルから約半世紀前の彼らのヒット曲が針音で流れています。
エレキのリズムも歯切れよく・・・
太陽とビーチ、ビキニの女の子、スポーツカー等を思わせる明るく屈託のない初期のロックサウンド。音楽の歴史に残る名作達・・・
カクテルやオンザロックを作りながらも遥か昔の十代の頃の出来事を思い浮かべて思わずプッと笑ってしまう自分がいるのです。
本日は私、平子が担当致しました。

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オープン2周年企画続きます。

晩秋の頃ですね。
10月も後半、朝晩は随分涼しいですね。
明け方、お客様をお送りして店前の靖国通りに出ると季節が移りゆくのが見えるような気がします。
さてグルーヴィン11月のオープン2周年企画のお知らせです。「えっ、まだやるの?」なんて言わないで下さい。結構私は執念深いのです。暮れまでやりますよぉ。ハハハ!

●祝日もオープンがございます。「2周年記念・お昼からバーで楽しみましょう。」
9月より行いましたこの企画がなかなか好評なので以下の日程でオープンしようと思います。東京・神保町は1日~3日の連休はブックフェスティバルやカレーグランプリで盛り上がります。
街でお楽しみの後はどうぞ美味しいウイスキー等でお休みを夕方までお楽しみになってはいかがです。
営業時間等ご注意頂けますでしょうか。

・ 11月 1日(土)12時~5時まで  夜の通常営業は8時~朝4時半
・ 11月 2日(日)12時~5時まで (夜の営業はございません。)
・ 11月 3日(祝)12時~5時まで (夜の営業はございません。)
・ 11月 8日(土)12時~5時まで  夜の通常営業は8時~朝4時半
・ 11月15日(土)12時~5時まで  夜の通常営業は8時~朝4時半
・ 11月22日(土)12時~5時まで  夜の通常営業は8時~朝4時半
・ 11月29日(土)12時~5時まで  夜の通常営業は8時~朝4時半

なお「お昼から」はチャージ半額の500円です。夜の通常営業と同じく軽いスナックがおつまみとしてお召し上がり頂けます。

また11月のお休みは以下のとおりです。
  11月 9日(日)
  11月16日(日)
  11月23日(日)
  11月24日(祝)
  11月30日(日)

● ファクシミリの不調について
グルーヴィンのファクシミリ機器が現在故障調整中でございます。大変ご迷惑をおかけしております。
お問合せはお電話03-3234-0239及びブログ内の左記お問合せ欄をご利用下さいませ。

●ロックンロールよもやま話  -その29-
         「日本ではほとんど話題に上らないスター達」
                  ご案内:チャーリー冷奴

日本ではオールディーズ歌手というとエルヴィスを別にすればパット・ブーン、ニール・セダカ、ポール・アンカ、コニー・フランシスが頭に浮かぶのではないでしょうか。
またパイオニアであるチャック・ベリー、リトル・リチャード、ファッツ・ドミノ等はポピュラー音楽の歴史を語る上でも重要な人物であろうと考えます。
自分も平子同様にオールディーズロックンロール大好き人間なのですがその功績のわりには不思議に日本では話題に上がらないスター達がいるような気がします。

① ジミー・ロジャース
この名前をウェブで検索するとややこしい事になるようです。重要人物が3人いるのです。
一人はカントリーの父と呼ばれるJimmie Rodgers この人は1920年代より活躍、伝説の人で35歳で世を去ってしまいました。
もう一人はブルースギタリストJimmy Rogers 50年代の早い時期から活躍、一度引退したそうですが再度70年代にカムバックして録音を残したそうです。97年に亡くなっております。
さあ最後の一人それが本日話題にしようというJimmie Rodgersです。


1933年生まれの彼、母親から音楽の手ほどきを受けてピアノやギターを勉強、その後は軍のキャンプで演奏して芸能活動をしていました。
1957年レコード会社(ルーレット)のオーディションで合格、「ハニーコム(蜂蜜娘)」で世に出ます。
この曲がなんといきなり米国チャートの1位になってしまいます。
その後も「ワインより甘いキス」「オーオー、アイムフォーリンラブアゲイン」「セクレタリー」「ビンボンベイ」等を大ヒットさせてなんと70年代後半までちょこちょこスマッシュヒットを飛ばしていたようです。

オールディーズの時代(65年位までか)だけでも20曲以上をヒットチャートに入れているビックスターなのですがどうしてか日本ではせいぜい「ハニーコム」と「ワインより・・・」という感じ。
恐らくはややカントリータッチの楽曲が日本では受け入れられなかったのではないでしょうか。ロック色も他の歌手連中より薄めであったかもしれません。
これは日本ではエヴァリーブラザース、ジャック・スコット、ロイ・オービソン、ジョニー・ティロットソンあたりにも一部言えそうなものなのですがその中でも一番わりを喰ってしまったかもしれません。(もちろん日本でのお話ですが)
実際米国ではこの時代の超ビックスターでした。
なおグルーヴィンではLPとCDで彼のベストヒットがお楽しみ頂けます。
どうぞリクエストを

② フェビアン
1943年生まれ、甘いマスクからいかにもアイドルロッカーという感じです。
ハンサムな男の子のアイドルを発掘しようとしていたレコード会社にすでに人気スターであったフランキー・アヴァロンが紹介したようです。

58年にデビュー、翌年「アイムアマン」がスマッシュヒット、「ターンミーンルーズ」「タイガー」の連続大ヒットで全米のアイドルになります。彼の大半のヒット曲が59年に集中しているので不思議に思い探ってみるとこの年に発表したシングル盤、A面B面の両面ヒットが多いためでした。
しかし彼が当時いかに人気者であったかでしょうね。
しかし彼がヒットチャートの常連であったのは翌年60年まででしょうか。随分短く感じます。
その後はスクリーンでの活躍が目立っているようです。

60年代半ばで活動が静かになっているようでいかにもロックンロール時代の申し子という感じでロックンロールの衰退をともにしたのかな。

年上のフランキー・アヴァロンは甘いロッカバラードやアップテンポでも愛らしいポップンロールで人気を博し圧倒的な歌唱力で有名です。

弟分のフェビアンはその甘いマスクとは逆に体当たり的なワイルドな歌唱法で勝負した感じがあります。当時のライブ映像を見ると今や懐かしキャーキャーという女の子の大騒ぎの中、多少(かなり)メロディをはずしてしまっても若さで押していってしまう感じ。これはこれで魅力があり微笑ましいです。

日本では「タイガー」がたまにオールディーズ特集で取り上げられるくらいでしょう。

先にご紹介したジミー・ロジャースほどの大物ではないのでしょうが現在でも他の歌手達とオールディーズショーの常連のようです。元気で何より。
グルーヴィンには彼のLPベスト盤が2枚保管されています。どうぞリクエストされじっくり聴き入ってみて下さい。

日本ではあまり話題にされないロックンロールスター達・・・まだまだいくらでもいますよね。
そんな歌手達の曲を聴かせてよとマスターの平子に言ってみて下さい。きっと喜んでしまい飲み物を出すのを忘れてレコードをかけまくるような気がします。
今回もチャーリー冷奴が担当致しました。

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