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10月18日(土)の営業について
●10月18日(土)の営業について
(この日の夜の営業時間の変更がございます。)
18日はオープン2周年でございます。
これまで温かく応援して頂きまして誠にありがとうございます。
当方の都合で18日の夜の通常営業の開始時間を変更させて頂くようになってしまいました。
大変申し訳ございません。下記のよう、お知らせ致します。
①午後1時より「お昼からバーで楽しみませんか」を開催致します。
1時オープン夕方5時にクローズとなります。(この催しはノーチャージとなっております。)
②夜の通常営業はこの日のみ一時間遅らせて夜9時~朝4時半までさせて頂きます。
(通常は夜8時オープン、こちらの勝手な都合で申し訳ございません。)
またこの日より10月31日(金)までジャック・ダニエル・テネシーハニーを特別価格500円でご提供申し上げます。(通常価格800円)
皆様、どうぞお気軽にドアを開けて下さいね。
おかげさまで2周年。
グルーヴィン
平子 千治
臨時営業のお知らせ
すっかり涼しくなって・・・
さてお休みを予定していた下記の日ですがオープン2周年記念の一環として臨時営業させて頂きます。
記
お休みを予定していた下記でございますが臨時営業させて頂きます。
●10月12日(日)夜8時~朝4時半まで通常営業
連休中ですが頑張って営業させて頂きます。どうぞご来店下さいね。
(なお翌日13日(月・祝)はお休みでございます。)
GROOVIN’
平子 千治
ロックンロールよもやま話 その26
-バディ・ホリーの影響力-
私、チャーリー冷奴が生まれたのは昭和34年です。(1959年)
私が生まれる少し前ロックの歴史を大きく変えてしまったとんでもない事件(事故)がアメリカで起こりました。
ロックスター、バディ・ホリーが巡業先に向かう途中の軽飛行機の墜落事故で命を落としてしまいました。またこれからのロック界を背負っていったであろうリッチー・ヴァレンス、すでに活躍していたビック・ボッパーもこの飛行機に同乗していてパイロットを含め4人の命が絶たれてしまうのです。
先日お店でお客様とバディ・ホリーの最初のLPを聴いていたのですが、ほぼ100パーセントのロカビリー色豊かなものと感じてしまいました。
しかしながらこの後、わずかな活躍期間しかないのに彼の音楽は短期間で変化していったように感じるのです。50年代後半から60年代初期のロッカバラード全盛時代を予知していたのかオーケストラを使用した柔らかいバラードや、ややポップな感じのロックンロール等に変化したように思うのです。
短期間に変化・発展していくのは後のビートルズと同じですかね。
さて本日はそんな天才バディ・ホリーの影響を強く感じられる歌手、曲のお話をしてみましょうかね。
① ボビー・ヴィー
ボビーはバディらの事故後にコンサートの穴埋めするため発掘されたとのようですがその後の彼の活躍は凄まじいものでしたね。
私が知る限りボビーが一番バディの歌唱法を反映した歌手ではないかと考えています。
ボビーの「ワンラストキッス」を聴いているといかに影響を受けたかが感じ取れるような気がします。甘い声なのですがしっかりとロックンロールも歌える実力派。
「ラバーボール」「天使か悪魔か」「さよならベイビー」「もゆる瞳」等多数のヒット曲。
レオ・セイヤーも歌った名曲「モアザンアイキャンセイ」はボビーの大ヒット曲でした。
② トミー・ロウ
62年に発表され大ヒットした「シェイラ」を聴くと、まさにバディの作風そのまんまですがそれでもこの曲自体、出来栄えが素晴らしく歴史に残る名曲となりました。
トミーはオールディーズの時代より60年代中盤から後半の方にヒット曲が集中しているようです。
「スウィートピー」「デイジー」等、愛らしい名曲がなんかとてもいい感じ。
ナンバーワンヒットも多くじっくりと聴き込んでみたいアーティストです。
なお声の質はバディには似てはいないとは私は思います。
さて59年のバディ達の事故は遠く離れた英国でも大変衝撃的であったようで当時学生であったローリングストーンズのキース・リチャーズによると当日の学校の先生が「今日はもう授業はなしだ。皆さっさと帰れ」といって学生を帰宅させてしまったとの話を何かのフィルムで見た事があります。
③ アダム・フェイス
英国でビートルズ以前の大人気歌手
彼のヒット作品を聴いているとバディのしゃくりあげる例のテクニックが顕著に使用されています。
「ホワットドゥユーウォント」「プアーミー」「ロンリーポップ」等多数のヒット曲を持っています。バディの声をかなり甘くした感じで愛らしいロッカバラードが得意であったような感じがします。
英国ではクリフ・リチャード、ビリー・フューリー、マーティ・ワイルド(キム・ワイルドのお父さん)同様に50年代からのビックアイドルでした。
なんとレオ・セイヤーのマネージメントも後年していたそうです。
大変残念な事に2003年この世を去っています。
④ ハーマンズハーミッツ
最後に60年代中盤にアメリカでも大人気を博したブリティッシュインベンジョンの猛者!ハーマンズハーミッツ
ボーカルはアメリカの女の子達を狂気乱舞させたイケメンアイドルのピーター・ヌーンです。
このバンドはヒット曲も多数ありピーターの歌い方はバディの影響を強く受けたかは他の歌手と違って私には強く感じられないのですが65年のヒット「恋はハートで」を聴いているとお馴染みのバディの歌唱法が逐一みられますね。
事実かどうかはわかりませんがレコーディングではほとんど演奏をしていないような・・・
ただ当時のライブ映像を見ると実際の演奏は相当ハイレベルでした。
彼らはアメリカでの人気も凄まじくレコーディング演奏はスタジオミュージシャン達にまかしたのでしょう。あのジミー・ペイジも録音時に参加していたようです。
さて私がオールディーズ音楽を聴きまくっていた学生時代(70年代)はバディ・ホリーのレコードは発売がなくまさに伝説の人でした。全盛の50年代でもロックマニアでもなければ日本では知られていなかったのではないでしょうか。
バディはギターの名手でもあり名曲「ペギースー」の間奏のギターソロで和音(ギターコード)をかき鳴らして終始するジャングル奏法?は実に画期的でかっこいいものでありました。
グルーヴィンでマスターの平子がお客様の前で平気でド下手なギターを弾くのを聴いていると物事には才能や天分というものが必ずあるのだなと痛感致しますです。
さて今回以降は基本的に映像を使わずにお話をすすめていこうと思います。
むしろ文章で読んで想像して楽しむのもロックの醍醐味のひとつかなと私は考えています。これは平子の方もまったく同意見だそうです。
昨今ネットであまりに映像が氾濫して簡単に見れてしまいます。
今の方々は本当に幸せなのでしょうが古い世代の私達はロック音楽の本を読み学習するのも大好きでした。
実際の音源はやはりステレオ等オーディオ装置の前で楽しむのがクセになってしまっているのでしょうね。(テレビや映画以外に映像はない時代でした。でもそれもまたよかった。)
平子によるとグルーヴィンでは映像装置は今後も取り入れないそうです。
レコード盤でアナログな音を中心に音のみで体感してもらう、洋酒を飲みながら昔ながらのレコードの楽しみ方を若い方にも是非味わって頂こうと考えているそうです。
この意見、実は私も大賛成なのです。
ロックの原点、オールディーズミュージック。
音を聴いて心の中で想像する。うん、うん。いいな!
この躍動がロックンロールではなかったか。
今回もグルーヴィンの常連でマスターの幼友達、チャーリー冷奴が担当しました。
10月は2周年!
暑くなったり雨が降ったり夏の終わりは天候も不順ですね。
グルーヴィンももうすぐオープン2周年です。ようするに10月から3年目に入っていくわけです。石の上にも3年といいます。私はこの言葉が好きでどんな事でも3年は我慢して修行しろよ、なんとかなるさという感じですか。そんなこんなでプレイベントはオーバーですがご来店の皆様になにかお楽しみをという事で以下のようにご準備致しました。
① 9月1日(月)より9月30日(火)まで下記ウイスキーがなんと一杯500円でお召し上がり頂けます。
l サントリー角
l バランタインファイネスト
l フォアローゼス40°
l カナディアンクラブ6年
(ただしストレート・オンザロック、水割りに限ります。ハイボール等は600円)
いやあ超格安ですね。どうぞご来店下さい。
② 9月6日(土)「お昼からバーで楽しみませんか」
昨年10月に行ったものですがその第2回目です。
今年は午後1時よりオープン、夕方5時まで開催致します。
通常のメニュー他ノンアルコールカクテルを多数揃えます。
(この催しではチャージ料金は頂戴致しません。なお通常通り喫煙可ですのでご了承下さい。)
今までグルーヴィンにおいでになった事がない方もまたバーに入った事がない方もどうぞご安心してお楽しみ下さい。
なお終了後は一度クローズ、夜7時から通常どおりの営業となりこの日は夜11時にて閉店とさせて頂きます。
まずはプレイベント第一弾ですね。
※ 9月の定休日
以下を予定しております。(変更の場合は店舗内外に表示及び当ブログにてお知らせ申し上げます。)
9月 7日(日)
9月14日(日)
9月15日(祝)
9月21日(日)
9月23日(祝)
9月28日(日)
●ロックンロールよもやま話 その23
-ロックンロールからロッカバラードの時代へ 「天才少年ポール・アンカ」-
私は元々ロックンロールマニアでもないしオールディーズマニアでもありません。
ですから例えばビーチボーイズやエルヴィスの音源が全部揃っていなくてもまったく気になりませんし抜けている音源を血眼になって揃えようとも思っていません。ようするに一人のアーチストがベスト盤(グレーティストヒット)であらかた揃えば満足してしまう程度なんです。こんなにこだわりがない私でもオールディーズロックに対して不思議に思っている事が一つありました。それが今日のお題、ワイルドなロックンロールブームからから甘いロッカバラード時代に移っていった転機の曲は何だろうという疑問です。
さーてと、むりくり模索してみましょうか。
自分は勝手に1957年(昭和32年)を検証してみました。
ひょっとしてはと考えたのはあまりにも有名なポール・アンカの自作自演「ダイアナ」と超ハンサムアイドルのリッキー・ネルソンがヒットパレード界に踊り出た「十代のロマンス」です。
ただし私としてはリッキーの方はカントリー~ロカビリーのバラードのイメージがありその後の大量の彼のヒット曲の中にもカントリーに近いものもあったのでやはりポールの方がアイドル系ロッカバラードへ移っていった転機の曲であろうと考えてしまいます。
1955年あたりからポップスの世界はロカビリー、ロックンロール、ドゥーワップものが少なからず人気が高まり56年のエルヴィスで大爆発、問題の57年も相変わらず同系統の曲が人気を得ていた・・・というより最全盛と思います。
それでは57年を彩っていたロックンロールとおぼしき曲をピックアップしてみましょう。
※ビルボード1957年の記録より
l 砂に書いたラブレター パット・ブーン
l 恋にしびれて エルヴィス・プレスリー
l 監獄ロック エルヴィス・プレスリー
l テディベア エルヴィス・プレスリー
l ハニーコム ジミー・ロジャース
l カムゴーウィズミー デルバイキングス
l バイバイラブ エヴァリーブラザース
l サーチン コースターズ
l リトルダーリン ダイヤモンズ
l ブルーベリーヒル ファッツ・ドミノ
l 起きろよスージー エヴァリーブラザース
l 4月の恋 パット・ブーン
l ユーセンドミー サム・クック
l ヤングラブ タブ・ハンター
l ドントフォービッドミー パット・ブーン
l ビーバップベイビー リッキー・ネルソン
l シルエッツ レイズ
l ホールロッタシェイキンゴーインオン ジェリー・リー・ルイス
l ペギースー バディ・ホリー
l 白いスポーツコート マーティー・ロビンス
l パーティドール バディ・ノックス
l ヤングラブ ソニー・ジェームス
(タブ・ハンターと同曲)
l マイスペシャルエンジェル ボビー・ヘルムズ
l トゥーマッチ エルヴィス・プレスリー
l ショートファットファニー ラリー・ウィリアムズ
l ラウンチー ビル・ジャスティス
l スクールデイ チャック・ベリー
l ザットルビーザデイ バディ・ホリーとクリケッツ
いやあ、切がないのでこれ位にしておきますがこの他のヒット曲もロックンロールが中心になっていました。
もう一つ気がついたのは57年のロックンロール系のヒット曲には女性達がほとんど見当たらない事です。(ゲール・ストーム、コーデッツくらいか・・・)
さて本題に戻りますがオールディーズ好きの方々ならお気づきかもしれませんがロッカバラードと言えそうな曲はパット・ブーンの一部のヒット曲位でしょう。ただパットはアイドル性が強い感じではないのではと考えております。
彼はスタンダードもロックンロールも見事に歌う大人の歌手。ポール以後に沢山デビューする一群とは違うような気がするのです。
上記にあげたヒット曲で私的に「ダイアナ」に雰囲気が近い楽曲かなと思うのはダイヤモンズ「リトルダーリン」かな~。
ポールは「ダイアナ」より前に「アイコンフェス」I confessという曲がデビュー盤のようですが子供がドゥーワップを歌いましたって感じでしょうか。良い曲とは思いますがヒットはしなかったのでしょう。
さてここから私の想像と独断なのですがポールとそのスタッフ連中に「ダイアナ」のような曲想が浮かんだのはそれより以前のドゥーワップグループのヒット曲の影響かなと思います。例えば大ヒット、ターバンズの「ホエンユーダンス」、フランキー・ライモンとティーンエージャース「恋は曲者」。
特にフランキー・ライモンはアイドル性が強く感じられるのでこのラインを白人少年が歌えれば成功するぞという感じでしょうか。まだ幼いポールがこれらを聴いて影響を受けていったのではないのでしょうか。
さてポールの成功後しばらくするとポップアイドル達が沢山脚光を浴びますね。58年はフランキー・アヴァロン、59年はコニー・フランシス、ちょっとタイプは違いますがフェビアン等々。
もうかつての荒々しいロックンローラー達の時代ではなくなってきていたようです。
さてロッカバラード全盛のスタートは「ダイアナ」だと勝手に決めつけてしまいましたが実際は時代がこのような明るく聴きやすいサウンドを求めていたのでしょうか。
ポールはその後もヒット曲を重ね63年位までは活躍しています。その後数年間、少し影に隠れていたかなという時代を経てトム・ジョーンズの「シーイズアレディー」やフランク・シナトラ「マイウェイ」で脚光を浴び、同時に自身もヒット曲を連発、2回目の黄金期を向かえています。
これこそ私の意見なのですが57年のポール・アンカ作の「ダイアナ」がなければロックンロールの歴史は少し趣が違ったものになっていたかもしれません。(またバディ・ホリーが生存していれば幾分違う状況になっていたかもしれませんが)ロックはもっとカントリーよりになっていたり、日本の歌謡曲ももう少し和風なものになっていたり等、少なからず影響を受けたのでは?こりゃオーバーかな!
タラ、レバのお話、皆さんはどう思われますか。ハイ。
夏です。お盆も絶対グルーヴィン!
●お盆期間の一大イベント 超お得なグルーヴィン
長かった梅雨が明けて夏がスタートしました。冷夏なんてとんでもない灼熱の夏がやってまいりました。
さて8月のグルーヴィンはお盆の時期に画期的な大イベント???を企画致します。
なんと下記お盆期間限定20%割引のご案内です。
記
2014年8月11日(月)~14日(木)の4日間にご来店のお客様はもれなくご清算時20%割引! この4日間だけですよ~。
こんなお得な期間限定の大出血サービス!
初めての方もぜひぜひご来店下さいね。
「8月の営業のご案内」
8月のお休みは下記のとおりです。
8月 3日(日)
8月10日(日)
8月17日(日)
8月24日(日)
8月31日(日)
他の日はすべて通常営業です。
●ロックンロールよもやま話 (その20)
-1963年のスーパーバンド ジェリーとペースメイカーズ-
先日、渋谷のタワーレコードさんへ行ってみました。今までにきっちり揃っていないアーティストのCDを今後少しずつ購入しようと考えたからです。
自分は学生の頃からオールディーズのロックンロールが好きで現在グルーヴィンに揃っているアナログレコード音源の大半を10代から20代の頃に収集しました。かといってまったくオタクではなくとにかく理屈抜きに大好きなセンチメンタルなサウンドを楽しんでいただけなのです。それでも音源が揃っていないアーティストも沢山あります。
この日、タワーレコードさんにて購入しときたいな思ったのは前回ブログで記事にしたフレディ&ドリーマーズの音源です。
さてタワーレコードに入り5階フロアのオールディーズコーナーの棚にてCDを探すと見当たりません。
「うん、待てよ・・・」リバプールサウンドのグループはオールディーズの扱いではないのだなと考えたのです。
そこに若い男性の店員さんがそばを通りました。
私「すみません。ビートルズやストーンズってどちらにありますですか。」
すると店員さん、親切にコーナーまで案内してくれました。やはりポップス・ロックのコーナーでした。オールディーズとはやはり一線を引いているのだな。さすが!
さて残念な事にお目当てのフレディ&ドリーマーズのCDは品切れとなっておりました。
店員さんに「取り寄せ可能ですか?」とたずねますとネットできちんと調べてくれて手に入り次第ご連絡致しますよと手続きをしてくれました。なんて親切なんだろう。
渋谷タワーレコードのファンにいっぺんでなってしまいました。(なお後日連絡が入り手に入れる事が出来ました。タワーさん、ありがとうございました。グルーヴィンもこういうお店になりたいな。ウン・・・。さてさてついでですが前回の書き込みに続きフレディ達の大ヒット曲をもうひとつ)
さてそれならばもうひとつ気になっていたバンド、ジェリーとペースメイカーズのCDはあるかなと・・・こちらはすぐに見つかりました。またお値段のお安いこと。皆さんもどうぞタワーレコードさんご利用下さいね。最高です!
前置きが長くなりましたがジェリーとペースメイカーズはオムニバス(いろんなアーティストの曲の寄せ集め集)のCDでヒット曲の数曲を持っている程度でしたが大変興味があったバンドなのです。
彼らが世に出た1963年のメガヒット「恋のテクニック」
この曲はなんとビートルズが歌うために出来上がった曲であったとの事。
ビートルズが「僕らはオリジナルで勝負させて欲しい」とこの素敵な曲を蹴っ飛ばしたらしいのです。もったいないなぁ~
それでジェリー達にお鉢がまわってきたそうです。ビートルズの録音はゆったりした感じでコーラスも厚く洒落ている。これをジェリー達はアップテンポの愛らしいロックンロールにまとめあげました。さすがに出来はジェリー達に軍配を挙げていいような気がします。とにかく楽しい。
(ビートルズファンの方々ごめんなさい。)
若者の間でこの曲は大評判になりいきなり英国チャートの一位となりました。(ビートルズは結局歴史的な大ヒット曲をひとつ損したのかもしれませんね。)
ハスキーなボーカルはジェリー・マースデン。エレキギターをかき鳴らしながら元気一杯にノリノリで明るくかっこよく歌います。
彼らはこの大ヒットの後、「アイライクイット」「ユールネバーウォークアローン」と立て続けに第一位という快進撃、ここまではもうビートルズ以上のスーパーバンドとなったと言ってよいのではなかったでしょうか。
翌1964年も人気は衰えず「アイムザワン」「太陽は涙が嫌い」「マージー河のフェリーボート」といった名曲を次々発表、アメリカでも相当な人気者になりました。
いかにも元気のいいお兄ちゃん達でしょ。特にアップテンポのものを歌わせたら最高のバンドですよね。(もちろんゆったりしたバラード曲の出来栄えも素晴らしくて。)
その後、今は亡きボビー・ダーリンのヒット曲のカバーであるセンチメンタルな「アイルビーゼア」のヒット後は人気がかげり徐々にヒットチャートから離れていってしまいました。(アイルビーゼアはジャクソンファイブの曲とは同名異曲)
どこか尖がってかげりのある他のブリティッシュグループとは違い元気一杯の明るさで世界のポップスファンを魅了した彼ら。前回ご紹介したフレディ&ドリーマーズ同様その後のロックシーンでは大きな足跡は残せなかったように感じます。両者とも過去のアメリカ産のオールディーズサウンド的なスイートで快活な曲が多かった事が原因かなと私は思うのですが・・・
それでも期間は短かったですがポピュラー音楽界のトップに君臨したペースメイカーズ。
ボーカルのジェリーは70歳を超えた今もギターをかき鳴らしライブ活動を活発に行っているようです。いいな! 自分もこんな元気なおじさん、おじいさんになりたいな。
さてグルーヴィンも秋10月には開店2周年を迎えます。さあどんなイベントを考えようかな。
長い書き込み、失礼を致しましたです。
7月の営業について
日曜祝日以外はすべて通常営業です。(夜8時オープン、朝4時30分クローズ)
本格的な夏も近いですね。
冷たいお酒でストレスを解消して下さいね。
◎7月の休日は以下のとおりです。
6日(日)
13日(日)
20日(日)
21日(祝)
27日(日)
●ロックンロールよもやま話 その18
-思い出のギタリスト達-
世界3大ギタリストという言葉があるそうです。
エリック・クラプトン、ジミー・ペイジ、ジェフ・ベック。
3人とも60年代中盤から後半にイギリスのロックグループ「ヤードバーズ」に年度の差はあるものの在籍していたわけです。もちろん一緒に活動していたらギターだらけになってしまいますね。ハハハ!
さてそれより以前のロックンロール時代のギタリストのお話でもしましょうね。これは私が好きな思い出のギタリストという意味のお話という事で・・・
・チャック・ベリー
50年代ロックギターというとこの人であろうと思います。(スピーディーなギターソロをほとんどダウンピッキングで弾いていたそうです。)
初来日の昭和56年、渋谷公会堂でのライブステージを見れたのは幸せでした。
日本人ピアニストがステージに遅刻してしまい到着するまでの時間インストロメンタルのナンバーをしてみますと客席に伝えるとやんやの喝采を浴びてコンサートがスタート。
その後、汗水たらしたピアニストがようやくステージに到着すると笑いながらチャックは日本語でこう言いました。「ダメネエ~」
いやこれ本当の話。
吟遊詩人でもあり名作「ロール・オーヴァー・ベートーベン」ではベートーベンなんかやっつけろ、チャイコフスキーにも教えてやれよなんて歌詞も出てまいります。ハハハ!
本当にワンマンのようでバブルの時代に存在したライブハウス、エムザ有明でのライブ本番直前のリハーサルが延びてしまい開場時間を30分以上も遅らせ満員の来場客を外に何十分も待たせておりました。その列の中に私もおりましたが・・・
なお、この時の競演はなんと「踊りに行こうよ」のダニー&ジュニアーズでした。ヒエーッ!
ローリングストーン誌史上最高のギタリストランキング第7位です。
・ディック・デイル
サウスポーの彼、ぶったまげた事に右利きの通常のギターをそのままひっくり返してギターを習得したのです。ようするにギターの弦の順番が逆さに張ってある状態です。
さて私は90年代に渋谷のオンエアイーストでディックのライブを見る事が出来ました。
豪快にトレモロをかき鳴らし「ミザルー」「ハバナギラ」と一連のサーフナンバーを熱演しておりました。なお競演した日本のグループはサーフコースターズでした。
60年代初頭ディック・デイル&デルトーンズで人気を博し歌もうまくサーフィンサウンド時代のカリスマという感じでしょうか。
彼の事をアイドルとしていたファンの中にあのジミ・ヘンドリックスがいたそうです。
なお以前出ていたLPレコードのライナーノーツによるとかつて余命数ヶ月の胃がんを克服してステージに復活し現在も活動をしているようです。凄いですね。
ローリングストーン誌史上最高のギタリストランキング第31位です。
・ボー・ウィンバーグ(ザ・スプートニクス)
スペースサウンドで60年代中盤に世界中で人気を博したザ・スプートニクス。
アメリカのヴェンチャーズ、イギリスのシャドウズとともに世界3大エレキバンドと言うそうです。彼らはスウェーデンのバンドです。
「霧のカレリア」「空の終列車」等ヒットも多く、日本では「涙のギター」等が有名ですね。
リードギターはボー・ウィンバーグ。
哀愁をおびたサウンドが中心でロシア民謡も取り上げております。
私は80年代に東京虎ノ門ホールでのコンサートを見ることが出来ました。
そのコンサートですが「ザ・スプートニクスのテーマ」から始まり「霧のカレリア」「空の終列車」「ジャニーギター」といった彼らのヒット曲を網羅したものでした。彼らのレパートリーはゆったりとしたサウンドも多いのですが「夢のオレンジ号」という曲ではカントリー調の超早彈きも聴かせその卓越したボー・ウィンバーグのテクニックはヴェンチャーズのノーキー・エドワーズ、シャドウズのハンク・マーヴィンにもまったく負けていません。
さてさて50年以上も前に全盛期をむかえていた彼らに対してよくその後のロックギタリストに比べテクニックがないとかやっている事が簡単だからという意見を耳にします。
果たしてそうでしょうか。
彼らのレコード演奏を針が擦り切れるほど聴いてコピーをして学んだのが現在一流となっているギタリスト達なのです。
私は昭和の日本にいながらポピュラー音楽の歴史に残る達人の演奏を生で見る事が出来て本当に幸せでした。
さてあなたはどんなミュージシャンの演奏を見て感動しましたでしょうか。そんな思い出をグルーヴィンで熱く語ってくれませんか。