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Groovin'

東京は神田神保町のオールディーズバーです。アナログレコードを中心に涙なしには語れないBGMと美味しい洋酒。エレキギターを弾いたり歌ったり。 お気軽にドアを開けて下さいね。
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  • 05/19/18:39


一番人気のカクテルって

お店を開いて随分経ちましたが今まで一番オーダーが多いカクテルってなんだとお考えですか。
それはおそらくジントニックでしょう。バーでは以外とビールをオーダーされないようです。それでも炭酸系のものを飲みたい方はかなり多いです。そうなるとやはりお馴染みさからいってジントニックという事になるようです。

お店によってレシピが多少違っている場合もありますでしょうが基本グラスに氷を数個入れジンを注ぎトニックウォーターで割ればよいのです。(もちろん作り方には工夫をしていますけど)

甘みを抑えたいというならビターズを垂らせばいいそうです。また飾りはレモンかライムのスライスをポンと入れる。

私の考え方ですがどんなカクテルでもオーソドックスなレシピが一番いいと思います。まずはこれでご提供、後はお客様のお好みやこだわりで変化させればいいのですから。


トニックウォーターは実に便利でウォッカでもテキーラでもOKですし、アルコールが駄目な人でもオレンジジュースやグレープフルーツジュースで割っても美味しいです。

ジントニック・・・程よい苦味もあり長い時間飲んでも飽きないし。なんと素晴らしいカクテルでしょう。
オーソドックスなジントニックが飲みたい時はどうぞ当店でご注文頂きお楽しみ頂ければ嬉しいです。


●ロックンロールよもやま話         -その39-

                 「ロックはこれで始まった。」
                               ご案内:チャーリー冷奴


1955年夏、ビル・ヘイリーと彼のコメッツ「ロックアラウンドザクロック」が爆発的にヒットをしました。

この曲を持ってロック時代が始まったという話が通常多いですね。
1955年は確かにロックンロールの人気が高まりました。ただそれより以前にもロックのヒットもありましたしビル・へイリー自身もヒット曲を飛ばしていました。55年はまだまだスタンダードなフォアエーセスやフランク・シナトラ、ビリー・ヴォーン等が人気を博していたようです。
ですが、その後の爆発的なロックブームに最初に火をつけ全世界に発信した歴史的な曲である事は間違いありません。

ビルは1925年生まれというのが一般的な説だそうです。すると彼の人気が爆発した55年は30歳という事になりますか。当時の30は今の40代のイメージでしょうか。

渋いおじさんというよりヘアースタイルはその後の漫画トリオの横山ノックさんによく似ております。今見てもロックアイドルという感じはしませんよね。
音楽一家の中で育った彼、子供の時からギターを与えられ近所のどの子よりも演奏がうまくなったようです。町のマーケットのステージ等でカントリーを歌ったりしてお小遣いを稼いだりしていたようです。

1940年代はカントリーを歌っていた彼はヨーデルの達人であったようです。ヨーデルってあのー・・・灰田勝彦さんが有名ですね。レイホー!

カントリーバンドを解散して当時人気が出だしていたR&Bの音楽をやればいいんじゃないかという事でコメッツを結成したようです。
大手のデッカレコードに54年に入り大成功を収めるようになりました。
(ジョー・ターナー「シェイクラトルアンドロール」をカバーして大ヒットさせました。)

コメッツは基本7人編成、今は珍しいアコーディオンが入る時もあったようです。

そのサウンドはその後のロカビリースター達よりスィングのムードもうまく混ざりあった独特の演奏ですよね。洒落ていて実にカッコいい。
多数のヒットを放つのですが数年のうちに他のロックスター達が人気を博し次第にヒットが出なくなっていったようです。

人がよかったせいかその後、全盛期に稼いだ財産をほとんどなくしてしまったそうです。

他国に渡り音楽を続けていましたが、ロックンロールのリバイバルショーで再度人気が沸騰します。
そして73年の映画「アメリカングラフィティー」では「ロックアラウンドザクロック」が映画のトップを飾るBGMで使用されるなど再び彼にかつての栄光が戻っていた事は間違いなさそうです。
そんな彼でしたが残酷にも病魔、脳腫瘍が襲います。
彼はひっそりと生活をしていたようですが81年2月に亡くなりました。まだ55歳の働き盛りであったのに・・・

ビルはエルヴィスやチャック・ベリーのように王様でも神様でもないかもしれません。バディホリーのようなカリスマ性もないかな。風貌もコミカルだし・・・・

しかし今から60年も前のロック創成期に煌いた元祖ロックスター、ビル・ヘイリー。
彼の全盛期のサウンドはグルーヴィンではデッカからのデビューLPとベストヒットを収録したCDでお楽しみ頂く事が出来ます。

エイトビートリズムが一般的になる前の原始的な「はねはね」のロカビリーサウンドは今でもカッコいい大人のロックリズムですね。ロックは「ロックアラウンドザクロック」で始まった。これでいいような気がします。ビルに感謝です。

チャーリー冷奴でした。

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メニューにないカクテルのご紹介

最近よく「ウイスキーベースでなんかカクテルありますか」と聞かれる事があります。
こういう時、私は「炭酸とかは大丈夫でしょうか」と確認するのですが「いや、入っていないやつで」とお客様が言われるとよくお勧めするのがメニューには載せていないのですがラスティーネールというカクテルです。
基本的にスコッチウイスキーとドランブイというウイスキーの甘いリキュールをブレンドしたものです。ドランブイは蜂蜜やシロップ等甘味のものをウイスキーに混ぜたもののようです。
このカクテルはアルコール度数が40度前後となってしまうのでお酒の強い方にはお勧めの飲み物です。色が錆びた釘のような感じなのでこの名前がついたような。

もうひとつお勧めなのはオールドファッションドというカクテル。
ロックグラスに入れた角砂糖にビターズをしみ込ませてバーボンウイスキーと氷を入れて召し上がっていただきます。
一度アメリカ人のお客様にリクエストされお出ししたのですが大変お褒め頂きとっても嬉しかった事があります。こちらも当然度数が強いものです。

またカクテルとしては特に名前の無いものですが、ウイスキーやラムに梅酒を加えたものをお出しすることもあります。シンプルなのですが文句無く美味しいです。

最近はウイスキーや海外ビールに力を入れている当店でしたが、カクテルを忘れているわけではないのです。どうぞいろいろご賞味下さいね。

●ロックンロールよもやま話 その11

「女性アイドル歌手達のワクワク・胸キュンサウンド」

遥か昔、1960年6月にアメリカで大ヒットしたコニー・フランシスの「エブリバディーズ・サムバディーズ・フール」という曲があります。
「みんながどっかの誰かの愚かものでしょ」と言う感じでしょうか。切ない恋の歌なのですが日本ではあんまりお馴染みではない曲でしょうか。
http://www.youtube.com/watch?v=LK0euGT32l0
飛びはねるリズムで実に明るく、いい感じのアメリカン・ポップスですね。

さてこの手の曲ですが結構私は大好きでアメリカではまったく流行らなかったようですが同じく女性アイドルのジョニー・ソマーズが日本だけで大ヒットさせた名曲「すてきなメモリー」があります。
http://www.youtube.com/watch?v=11FzNq9FK9U
東京オリンピックの年1964年の曲です。前曲と同系統に聞こえませんか。(ここでは日本語版でご紹介いたしました。)

さて時代は少々進み1966年日本ではGSブームがそろそろ始まり、すでに加山雄三なんて人気がありました。この年日本で大ヒットしたのが槇みちるの「若いってすばらしい」

私は子供心にこの歌を彼女がテレビで歌うのが楽しみで今でもこれを聴くと胸キュンです。
http://www.youtube.com/watch?v=GVDgPA71UWA
(よい音源がなくてすみません。)
実にはつらつとした元気いっぱいサウンドですよね。アメリカン・ポップスに影響を受けた和製ポップスの名曲、お見事ですね。

さてこの手のサウンド、実は1950年代、初期のオールディーズの世界ではドリフターズやフランキー・ライモンといった黒人男性グループがお得意のもの。
海外では70年代に入ってもトニー・オーランド&ドーンの「幸せの黄色いリボン」、アバ「落ち葉のメロディー」等が引き継いでくれたような気がします。もちろん彼らは女性アイドルではないですが。
しかしどれもこれも本当に楽しい上に切なく胸キュンですね~。

日本で最近一番近い曲は広末涼子の「マジで恋する5秒前」がこれでしょうか。
(あっ、この曲は竹内まりやの作品でした。)
http://www.youtube.com/watch?v=Lo3Ro_eoR5g

ありゃありゃ、またもやくだらんウンチクになってしまいました。よく書き込みするよね。

だけど今回ご紹介したようなタイプの曲達、なんか元気がもらえませんか。
昨今の社会、まだまだ厳しく頭の痛い事が多いですよね。ブルーな気分を明るい音楽に勇気づけてもらえるってあるのではないでしょうか。

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シェリー酒を使ったカクテルをどうぞ

すっかり秋も深まり朝晩は初冬の雰囲気もしてきました。季節は早いですね。気の早い方は「今年のクリスマスや忘年会はどこでやろうかな~ (^^♪ 」なんてまさか考えてないでしょうか。
そりゃGROOVIN’で決まりではないでしょうか。ハハハ!
またもや話が底抜け脱線ゲームでした。

え~と本題に戻さないとね。シェリーを使ったカクテルをご準備してみました。
そのままでも美味しいしオンザロックでもイカシタこのお酒。日本ではあんまりお馴染みではないですね。
下記にご紹介するカクテルはとっても飲みやすいロングドリンクです。

①シェリートニック
シェリーをトニックウォーターで割ったものです。甘酸っぱさとほろ苦さのシュワーッ・・・
簡単に説明してしまいました。でもわくわくするような美味しさです。お酒新人の若い女子にも飲みやすい炭酸カクテルです。

②ウイスキー&シェリートニック
こちらの方が大人向けかな。シェリートニックにウイスキーを足したものですね。
ウイスキーはスコッチならバランタインとかがぴったりですかな。もちろんバーボンでもOKです。
アルコール度数もそんなに強くないので女子会や草食男子会?にもお勧めです。

③レプヒート
スペインでは大流行だそうです。
シェリーとセブンアップをミックス。(わー、懐かしい昭和のジュースだお!)
すっきりとしていてポップコーンなんかにぴったりですぅ。

ご紹介の3品はお値段も700円とお手頃です。特に正式メニューには載せてないですが、ご興味がございましたらどうぞ私にお申し付け下さいね。

「もうビールも飲んで来ちゃったんだけど、炭酸カクテルが少し欲しいな~」なんて時は最高ですよ。

さてGROOVIN’はいつも午前3時まで営業しております。残業後のご自身の癒しにどうぞ当店の扉を開けて下さいね。

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爽やかさをお届けします!炭酸を使ったカクテルのご紹介

4月も中盤になりました。
気温も少しずつですが上がってきましたね。
生ビールはもちろんですが、きりっと冷たいカクテルで喉を潤したくなってきませんか。
ジントニック等はショットバーの定番ですが、それ以外にあまり皆様方におなじみではないカクテルを数品ご紹介してみましょう。

●ブルドッグハイボール

ハイボールといってもウイスキーソーダではございません。
ジンとオレンジジュースを混ぜてジンジャエールで割ったものです。意外と辛口ですっきりしています。

●テキサスフィズ
やはりジンベースです。オレンジジュース・レモンジュースを使いシロップを多少加えてシェイカーで充分に混ぜ合わせてから炭酸で割ったものです。ほのかに甘みがあってアルコールの弱い方でもお楽しみいただけます。

●ジョンコリンズ
ウイスキーを使用したものです。レモンジュースと若干のシロップを加えてシェイカーで充分に混ぜ合わせてやはり炭酸で割ったものです。
普段オンザロックをばかり飲んでいる男性にもおすすめのカクテルです。

如何でしょうか。上記に紹介いたしたお飲み物はすべてリーズナブルな700円です。
ビールやウイスキーばかりでなくたまには浮気をしてバーならではメニューをお楽しみください!

※貸切営業のお知らせ。
4月18日(木)は終日貸切営業となります。ご了承くださいませ。

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もう少し温かいものが欲しいところですね

今日は真昼間に雪が舞った(らしい、寝ていて見られませんでした)東京の都心。
冷え込む日と暖かい日の差が激しくて、花の便りまではもう少しかかりそうですね。

そんな寒い時に体と心が温まる1杯として、以前ホット・バタードラムをご紹介しましたが、その姉妹編としてもう1品。
ホット・ウイスキートゥデイ(Hot Whisky Toddy)です↓


ウイスキー45ml(耐熱グラス1フィンガー強)に、レモンスライスと砂糖1スプーンを加えてお湯を注ぎます。
ほぼ、それだけ。シナモンスティックかクローブ少量を加えるとさらに温熱効果が高まります。
見た目はレモンティーを思わせるのですが、香りはやっぱりウイスキーです。鼻からこの蒸気を少しずつ吸い込むと、乾いて疲れた部分が程よく湿ってくれて、何だかホッとします。
ちなみにここで使用するウイスキーには、マイルドな味わいのブレンデッドスコッチをお勧めします。

そういえばスコッチウイスキーのスペルはwhisky、
バーボンのスペルはwhiskey
お店をオープンするまで知りませんでした…

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