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Groovin'

東京は神田神保町のオールディーズバーです。アナログレコードを中心に涙なしには語れないBGMと美味しい洋酒。エレキギターを弾いたり歌ったり。 お気軽にドアを開けて下さいね。
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  • 07/18/15:35


少しづつ暖かくなってきました。雑記いろいろ

●メニューで思うこと。

お客様にオーダーを頂くお飲み物はビールとウイスキーが基本8割程度なのですが意外とメニューファイルをご覧になって「あっ、結構カクテルもあるんだ。」と言われる時がよくございます。これはこのお店がいかにもミュージックバーであるため手の込んだカクテル等は提供していないと思われるからでしょうか。
当店は意外とリキュールが揃えてあってそれなりに結構な種類のカクテルがあるのです。
もちろんオーセンティックなショットバーではないのでお出しするものにも限界がございますがトムコリンズ、ユキグニ(ウォッカベース)、ロングアイランドアイスティー等は人気のカクテルです。
また特に当店で根強い人気を持つカクテル、それがシェリーを使用したシェリートニック。
最近も安定してオーダーを頂いております。

オリジナルカクテルもよく考えています。
ただよく思うのですが自分はギター弾いたりやドラムを叩く時、名人のコピーをある程度するのがかなり大事と考えています。先人の手癖を少しでも自分に反映させ引き出しを作りたい。
カクテルも同様で基本メニューのレシピをしっかり守り、それを将来的にオリジナルに反映させていくという考えがあります。結構頑固でして・・・不器用ですので!
カクテルは世界的にも種類が数多く、オリジナルを自分で考えたところで、すでに存在している場合がかなり多いようです。
面白い事にトムコリンズとジンフィズはまったく同一のものと言ってもよいでしょう。レシピがほとんど変わりません。
他の著名なカクテルでも例えばユキグニとカミカゼは内容がほとんど一緒。ユキグニは日本、カミカゼは米国産のようです。(両方日本のものかと思いますよね。)

さてこの冬・・・意外とマティーニのご注文が多かったと思います。
そしてギムレット。これはとにかく美味いし飲みやすい。当然ジントニック、ジンライムも多かったな。
ワインベースのキールも以前より出番が増えたような気がします。

グルーヴィンでは基本的にすべてのカクテルが700円か高くても800円。恐らく他店ではその価格では提供が難しいのではないでしょうか。

オープンより2年半、メニューも少しずつ充実していると自負しております。エヘン!

ただバーの基本はやはりウイスキーという気もします。リキュールを仕入れるよりバーボンやシングルモルトのボトルを増やすべきか。
いやあ、難しいものです。でも何かそんな事を考えるのがとてもやりがいがあると考えています。フード類も含め、まだまだ精進して行かないといけないなと考える今日この頃です。
しかし相変わらず文章がまとまりません。不器用ですので!


●「ギターで歌って遊ぼうよ。オールディーズポップス」

 その2 「オールマイラビング」あなたは一人ビートルズ

前回より登場いたしました新コーナーです。
ジョージがノリノリでロカビリータッチで演奏した途中のギターソロ、とても私は弾けませんがカバーしてみた前回の映像、少しはお役にたちましたか。ギターコピーをきちりとされる方は「あんなんじゃ適当過ぎるじゃん」なんて思われたと思います。
ユーチューブ等でのギターレッスンの投稿もこの曲は多数ございますのでお好きな弾き方をご参考されると良いと思います。ロックギターのコピーは人によってみんな違っていたりが最高に面白いと私は思っております。


さて今回は「オールマイラビング」の完成?を目指すのですが下記に歌詞にコードをつけたものを掲載してみました。

特にギターを弾きだして間がない方は人差し指一本で何弦も押さえるセーハコード(バレー)で苦しむようですが私の経験上、簡単な省略された押さえ方で逃げずにちょっと頑張ると意外と短期間で押さえられるような・・・

この曲で問題はジョンが演奏した3連弾きではないかと思います。
(タカタ・タカタ・タカタ・タカタ)
ゆっくりとしたテンポで1拍に音を3等分して練習しましょう。いきなり原曲にあわせてストロークしても返り討ち確実です。

また拙い私の解説映像を下に2つ添付します。(テンポ等が少々ずれたりしていて荒っぽい演奏ですみません。)

なお今回の課題曲はコードストロークが私には困難のため歌詞が歌えていなくてごめんなさい。反省しております。

さあ最初はちょっと辛くても天国からジョンが微笑みながら助けてくれますよ!

                
               「オールマイラビング」 

                                    ザ・ビートルズ
      F#m    B7
Close your eyes and I'll kiss you
E       C#m
Tomorrow I'll miss you
  A    F#m     D   B7
Remember I'll always be true
 F#m       B7
And then while I'm away
    E      C#m
I'll write home every day
    A     B7    E
And I'll send all my loving to you
   F#m     B7
I'll pretend that I'm kissing
  E    C#m
the lips I am missing
  A       F#m       D   B7
And hope that my dreams will come true
     F#m    B7
And then while I'm away
    E      C#m
I'll write home every day
    A     B7    E
And I'll send all my loving to you

   C#m  C#mM7    E
All my loving I will send to you
   C#m  C#mM7    E
All my loving, darling I'll be true

(ここでギターソロです。ジョージ助けてぇ!)

      F#m    B7
Close your eyes and I'll kiss you
E       C#m
Tomorrow I'll miss you
  A     F#m    D   B7
Remember I'll always be true
     F#m    B7
And then while I'm away
    E      C#m
I'll write home every day
    A     B7    E
And I'll send all my loving to you

   C#m  C#mM7    E
All my loving I will send to you
   C#m  C#mM7    E
All my loving, darling I'll be true
   C#m      E
All my loving, all my loving ...
(WOO・・・)
   C#m   C#mM7   E
All my loving, darling I'll be true


① コード等説明映像(音声が悪くごめんです。)



②全体を通して演奏してみた映像(音声が悪くごめんです。)




●ロックンロールよもやま話    -その45-
  「オールディーズ史上に残るカワイコちゃん、麗しきレスリー!」
                                ご案内:チャーリー冷奴

サーフィンサウンドの猛者、ジャン&ディーンのヒット曲のひとつ「フロムオールオーバーザワールド」という曲がありました。

64年10月にサンタモニカで行われた歴史に残るコンサート「The T.A.M.I. Show」にはロックンロール、ソウル、ブリティッシュ勢のレジェンド達が英米から出演しました。

チャックベリー、ジェームス・ブラウン、シュープリームス、ローリングストーンズ、ジェリーとペースメーカーズ、ジャン&ディーン等・・・

ジャン&ディーンの「フロムオールオーバーザワールド」はこの時、テーマソングの趣で取り上げられていたと思います。

この曲の歌詞の冒頭・・・

みんな、あいつらが来るんだよ。
なかなか見れないような大スターが。
飛行機と車でリバプールやテネシー。
チャックベリーがセントルイスから来ちゃった。「メイビリン」や「メンフィス」を歌うかな。
ニューヨークからレスリー・ゴーア、彼女すげえカワイコちゃん!

さてと、またもや話が長くなりました。本日の主役はこのコンサートにも出演していた超美しいレスリー・ゴーアです。

1946年5月にニューヨークで誕生します。幸せな家庭で育ちジャズ音楽が大好きな美しい少女に成長します。
高校生の頃、友達のパーティに行き、そこで歌を披露します。その歌唱力と愛くるしさで大喝采、これがきっかけで当時からジャズ界大御所、あのクインシー・ジョーンズ後押しもありマーキュリーレコードに入ります。
デビュー作品はクインシーがプロデュースした「涙のバースデイパーティ」です。63年4月発売。
(自分のバースデイパーティでなんと彼氏(ジョニー)を友達に取られてしまうという内容です。)


5月2日には、なんとレスリーの17回目の誕生日にあわせて盛大なパーティを開く等、曲にあわせ大変な話題を振りまきます。スタッフの思惑どおり5月11日ビルボードで初登場いきなり60位!
この時すでに歴史的な大ヒットが約束されました。

トントン拍子にチャートを駆け上り、5月25日にはベスト10内に登場。

なんと翌週6月1日にはゴボウ抜きでトップに輝きます。翌週6月8日も2週連続でトップでした。

6月15日に坂本九の「スキヤキ・上を向いて歩こう」に譲り2位となりました。しかしこの時、九ちゃんの珍しい日本産のこの曲がなければその後もトップをとり続け5週連続まで可能ではなかったかなと思います。それぐらいのメガヒットであったのです。


セカンドシングルはその続編という感じで「涙のジュディ」
こちらも5位まで上がる大ヒット!(前作品で自分を振ったジョニーが自分のところに戻り友人のジュディは泣きじゃくりながら帰っていったというなにかやるせなく切ない内容かな。)

サードシングル「ラッキーガール」も連続して5位です。

続いて発表した「恋と涙の17歳」が2位まで上がります。もうスゲェ~!

この後、「恋を夢見る17歳」が12位、その後の曲はややチャート順位は下がっていきます。
65年映画の挿入曲「サンシャインとレインボー」が13位まで上がり大健闘。
その後はヒットも小粒になりました。時は英国グループ旋風でしたから致し方ないでしょう。オールディーズの時代もこの辺で終わりですもんね。
それでも67年「星のカリフォルニアナイト」が16位まで上がります。

60年代後半はヒットパレードから姿を消します。
彼女の全盛期は63年から65年といった感じ。
それでも以後も元気で沢山のライブも行っていたようで映像もネットで拝見出来ます。
いつまでも美しく・・・スタイルもスレンダーで。とても素敵な女性です。

でも大変残念な事につい最近2015年2月16日に出身地ニューヨークで亡くなりました。まだ68歳の若さでした。

さてグルーヴィンでは彼女の全盛期のヒット12曲が揃った77年発売のLP「涙のバースデイ・パーティ/ベスト・オブ・レスリー・ゴーア」にてその華麗な歌声がお楽しみ頂けます。

彼女がデビューした63年はそろそろ人気アーティストが交代し始めた頃かな。
50年代から活躍していた連中が揃って消え始めキング、エルヴィスも映画出演が忙しく・・・(エルヴィス本人も同じような映画の脚本にアクビを隠せないほどマンネリの万年さんでしたでしょう。こりゃ意地悪婆さんか・・・)

時代はサーフィンサウンド、ソウル、ダンス系サウンド等が脚光を浴びていました。ちょうどはざまの時であったのでしょうか・・・

そして翌64年英国のビートルズ旋風が米上陸・・・人々のニーズが着実に変化していく時代だったのか。

しかしながらそんな短い期間でしたが20枚近いヒットシングルを発表したポップス史上にまれにみる美人歌手レスリー・・・ある時は元気一杯に、ある時は憂いを秘めた切ない歌声。そして沢山の素晴らしいスタッフ達にも恵まれた彼女の音楽人生・・・白人女性歌手においては当時一番の大スター・アイドルかもしれません。

東京の神保町のバーのカウンターよりレスリーのご冥福を心よりお祈り致します。
そして今このバーの廉価なターンテーブルより彼女の一連のヒットシングルがかかっています。今でもご来店のお客様からのリクエストも多いのですよ。
どうぞ安心して天国からお見守り下さい。
今日は何かセンチになってしまったチャーリー冷奴でした。 グスッ ・゜・(ノД`)・゜・

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