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Groovin'

東京は神田神保町のオールディーズバーです。アナログレコードを中心に涙なしには語れないBGMと美味しい洋酒。エレキギターを弾いたり歌ったり。 お気軽にドアを開けて下さいね。
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  • 07/17/12:47


デートの仕上げはグルーヴィン

神保町という街、実に安心して夜を過ごせる場所です。また食事とお酒を楽しめるお店が多い人気のスポットです。
グルーヴィンは女性もよくご来店されます。お嬢さんがお一人やお二人でドアをオープンされたり、またその方達も結構繰り返してご来店頂いております。これが一番嬉しいのです。
近くでお食事の後においでになるカップルもよくいらっしゃるのですが、ずうずうしく会話に入っていってしまうのがこのオジサン(私)の癖です。ただ間違っても「あれ、先日の彼(彼女)と違いますね。」なんて無粋な事は言いませんのでご安心を。ハイ!

ターンテーブルに気づかれて「ええっ!レコードって初めて見ました。」「これなんで音が出るのですか?」
しかしながら若くても皆さん実に上品で感じの良い方ばかりです。やはりサラリーマンさんやOLさんは研鑽されていますね。
さてさて、どうぞ年齢等、関係なしにお二人での「夜の神保町」を当店でのんびりとお楽しみ頂ければと存じます。東京メトロ、都営地下鉄の駅(神保町、九段下)もすぐそばですので安心して夜遅くまでお寛ぎ下さいね。

●ロックンロール生誕60年記念その③「1950年代・60年代ポップアイドルを聴こう!」

さて上記企画を再度アピールしましょうね。しつこいですが。ハハハ!
インスタントラーメンとお店のPRはちょっとしつこいくらいがいいような・・・
今回お楽しみ頂くのは50年代後半から60年代初期に世界中で全盛を誇ったアメリカンポップアイドル、ロッカバラード歌手の大特集です。(英国等も入ります。)
ポール・アンカ、ニール・セダカ、ジミー・クラントン、フランキー・アヴァロン、ボビー・ヴィー、ボビー・ライデル、フェビアン、コニー・フランシス、アネット、コニー・スティーブンス、レスリー・ゴーア、リンダ・スコット・・・もう沢山おりますね。当日はどんな曲が飛び出しますかね。
アトランダムに基本アナログ盤で対応いたします。(もっともCDもかなり使います。)
「オールディーズの鬼」グルーヴィンならではのイベントです。お聴き逃しやお飲み残しがないように!
この日はリクエスト等が困難になりますが何卒ご了承の程、お願い申し上げます。
日程は以下のとおりです。

・6月23日(火)オープン~クローズまで
「大昔のアイドルポップなんてなぁ・・・」とおっしゃる方もいらっしゃるでしょうがビートルズ達以後のブリティッシュロッカーにも深い影響を与えた彼等のドリーミーなサウンド、ロックの源を侮る事は出来ませんよぉ!
ご来店お待ちしております。

●「ギターで歌って遊ぼうよ。オールディーズポップス」
 その10 「マージービートの真骨頂! ヒッピーヒッピーシェイク仕上げましょう。」

前回この曲の中盤のギターソロをひろってみました。分かり辛くすみません。また私が録画に使用しているガラケー携帯の音質も本当に良くないので音が歪んでいたり・・・(汗)
今回は曲全体を通してみました。今までの曲と違いコード和音のかき鳴らしではなく、いかにも古いロックらしいバッキングパターンで考えてみました。
すでにロックギターに慣れていらっしゃる方はバッキングパターンやギターソロ部分もお好きに変えて演奏なさるのも楽しいです。(ただコピーも一時期とても大事ですね。)
シンプルですがかなりテンポが速いので間違いやすいですぅ。
スウィンギングブルージーンズの演奏だけでなくビートルズもカバーしているのがユーチューブでも見られます。またオリジナルのチャン・ロメロのものも同様に動画でヒットしますのでご参考頂くとさらに興味深いです。
いやあオールディーズはいろいろです。本当に味わい深いですね。


The hippy hippy shake   ヒッピーヒッピーシェイク   チャン・ロメロ 
                                スウィンギングブルージーンズ
 



For goodness sake
I got the hippy hippy shakes
Yeah, I got the shakes
I got the hippy hippy shakes

Ooh, I can't sit still
With the hippy hippy shakes
Yeah, I get my fill now
With the hippy hippy shakes
Yeah, it's in the bag
Ooh! The hippy hippy shake

Well, now you shake it to the left
You shake it to the right
You do the hippy shake shake
With all your might, oh baby
Yeah, come on and shake
Aw, it's in the bag
Ooh! The hippy hippy shake, ow!

(ギターソロ)


Well, now you shake it to the left
You shake it to the right
You do the hippy shake shake
With all your might, oh baby
Yeah, come on and shake
Aw, it's in the bag
Ooh! The hippy hippy shake
Ooh! The hippy hippy shake
Ooh! The hippy hippy shake



※ギターコードは今回は省略しております。

●ロックンロールよもやま話     -その55-
          「人気大爆発、50年代のエルヴィス」
                               ご案内:チャーリー・冷奴

サンレコードから大手RCAに移籍、いよいよ何かが起こります。
56年1月にメジャーデビュー曲を録音します。

・「ハートブレイクホテル」
56年4月から6月にかけて8週間もビルボードのトップを独占した出世作、リズム&ブルースのロイ・ブラウン「ハードラックブルース」に影響を受けて作られたものでした。
エコーがかかり風呂屋で録音したのか!
まさにブルースとヒルビリーが調合されたものでしょう。B面は「ただ一人の男」でスマッシュヒットになっております。

・「アイウォントユー、アイニードユー、アイラヴユー」
56年7月に大ヒットしました。私が思うに前作よりややロカビリー色が薄くなったような気がします。むしろこの曲から後はロカビリーという感じより洗練された完璧なロックンロールになってサン時代のブルース半分、カントリー半分のイメージではなくなっているような。
しかしRCAからの1曲目と2曲目はスローテンポのものを選んでいたのですね。
B面「マイベイビーレフトミー」もスマッシュヒットです。

・「冷たくしないで」「ハウンドドッグ」
歴史に残る両面大ヒットとなります。(A面が冷たく、B面がハウンド)56年8月から10月にトップを独占してしまいました。このレコードは世界で700万枚売れたようです。
「待ってました」とばかりにアップテンポものとなりいよいよ彼のロックンロールが完成されていくような。まさにキングとなったのだと思います。

・「やさしく愛して」
あれあれ!いきなりの超バラードです。
いよいよ映画に出演、その中で歌われた曲。19世紀の曲「オーラリー」が元になっているのだそうです。バックの演奏はシンプルにギター一本のみです。(私にはナイロン弦のクラシックギターに聞こえます。)この曲の歌唱はエルヴィス自身納得していなかったそうです。しかし56年11月、12月に大ヒット、もちろん1位です。
B面は「どっちみち俺のもの」でスマッシュヒットです。なお「やさしく愛して」の前に以前にデビューLP「エルヴィス・プレスリー登場」次の「エルヴィス」やサン時代のものが乱発?で4曲入りEP盤等で発売され中にはヒットチャートに入ったものありますがグルーヴィン的には主流ではないと考えていますのでここでは省いておきますね。(特に「ラブミー」は大ヒットとなりました。)

・「トゥーマッチ」
意外と熱心なエルヴィスファンでも忘れられていたり、知らなかったり・・・。確かに他のヒット曲に比べてオンエアされる事も格別にないような気がします。しかし全盛時のエルヴィスサウンドの完成品だと私は思っています。この曲をこの時期に発表しているのはバラード曲の大ヒットの後、再びエルヴィスの強烈なロックンロールをポップスファンにアピールしていく考えなのでしょうか。57年2月に1位です。メリハリ凄し!
B面は「プレイングフォーキープス」でスマッシュヒットです。

・「恋にしびれて」
ミディアムテンポのシャッフルリズムのロック。50年代全盛期・60年代映画からのヒットを連発していた時期でも彼のお得意でお馴染みのリズムでした。「♪アイムオールショックアップ、フフフーン」とキメがカッコいい歴史的なナンバーですね。57年4月、5月にトップです。抜群の歌唱力はこの若さでは特筆ものでしょう。もう神の領域です。B面はお馴染み「心のうずくとき」でミドルヒットです。

・「ティディベア」
イントロ部からもう大ヒット当然の名作です。スィング、シャフッルリズムですが前作「恋にしびれて」に比べるとアップテンポで曲全体でも2分を切る短さです。
57年7月、8月にトップを取り続けました。B面は映画「さまよう青春」からバラード「ラビングユー」でスマッシュヒット。

・「監獄ロック」
57年はまさに全盛中の全盛という感じでしょうか。ルックスも凄く良かったがために映画出演も忙しく・・・この曲はまさにその時期の名作ですね。名コンビのソングライター、リーバー&ストーラーの作品でした。当時のエイトビートは実に不思議でややブギウギのように微妙に跳ねてスィングチックになっているようです。このへんはチャック・ベリーのヒット作品にも言えるところですね。初期ロックの魅力でもあります。現在ロックバンドをされている方々には「なんか変だよ」と信じ難いサウンドだと思います。
この曲57年10月、11月の時期、トップを取り続けていました。B面は「やさしくしてね」でこちらもスマッシュヒット。

・「ドント(まずいぜ)」
壮大なバラードの傑作です。この曲もエルヴィスの中ではお馴染みとは言いがたい雰囲気ですね。
単に甘いバラードではなくキリッとしたロックンロールキングの威厳のある楽曲ですね。
58年2月、3月にトップを獲得しております。B面「アイベッグオブユー」も大ヒットでした。

・思い出の指環
58年4月に2位まで上がります。(エルヴィスとビートルズは1位にならないのが不思議な感じです。)
入隊もありましたがそろそろロックンロール熱に米国民が慣れてきたのもあるかもしれません。当時の1位はノベルティソング、デビッド・セヴィルの「ウィッチドクター」でした。(テレビアニメや映画の人気キャラでシマリスが可愛い「ザ・チップマンクス」登場の元となる変な名曲でした。そして時代はロッカバラードアイドル歌手が出始めてロックンローラーが受難?時代に入ってきたか。なおB面は「チャンス到来」でスマッシュヒット。

・「冷たい女」
またもや現在のファンもなかなか話題にしない名曲かな。
映画「闇に響く声」からシングルカット。アップテンポで王者を示したという感じ。
58年7月にトップをとりました。B面「訳は許して」はスマッシュヒット。

・「ワンナイト」
58年は沢山アイドルが登場してきて入隊中のエルヴィスは当然損であったと思います。
名曲であるこの曲は58年暮れに大ヒットでしたが最高位は4位でした。しかしB面「アイガッタスタング」も大ヒットでした。なお同時期のトップの曲はテディベアーズの一発ヒット「会った途端に一目惚れ」
それでも「ワンナイト」は歴史に残る名曲、しかも両面大ヒットでしたから・・・。うん、よしよし。

・「アフールサッチアズアイ」
ハンク・スノーのカバーでした。エレキのイントロと途中のギターソロも傑作で奏者はスコッティー・ムーアでしょう。59年4月に第2位まで上がります。B面はこちらも名曲「アイニードユアラブトゥナイト」で同時期に4位までです。私、この歴史的な2曲が両面ヒットってのは初めて気がつきました。ハハハ!
しかし時代はソフトなポップが全盛に入ったか上位はフリートウッズ「やさしくしてね」、フランキー・アヴァロン「ヴィーナス」等。

・「恋の大穴」
エルヴィスはさすが王者ですね。またもや超ロックンロールで決めてくれました。「恋の大穴」は59年8月にアイドルポップの元祖ポール・アンカ「ロンリーボーイ」をとらえて1位となりました。両面大ヒットの前作同様スケジュールがない中で58年6月の録音もあったのでしょうがワイルドなかつてのロックサウンドを復活させてくれたエルヴィス、B面は重厚なバラード「望みがかなった」でベスト10近くまで上がる大ヒットでした。

さてエルヴィスの50年代はここまでです。56年から57年は他を寄せ付けない圧倒的な存在ですが58年あたりから変化が見えるようです。兵役は大きかったのでしょうか。
さて除隊したエルヴィスとスタッフはどんなサウンドを展開して行くのでしょう。ロックンロールかそれとも流行のロッカバラードか?
60年代初期は次回ですね。チャーリー冷奴でした。

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