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オールディーズバーって・・・
最近よく思うのですがお客様が看板を見てお入りになる事が度々あるのです。本当に有難い事です。
大概はやはりロック音楽がお好きな方がドアを開けて頂くのですが、かなりの確立で「どんなロックの音源があるの?」と聞かれるです。
看板には50s、60s(フィフティーズ、シックスティーズ)と記入しているのでまさにロックンロール黄金期のオールディーズの音源というつもりなのですが、やはりうまく伝わらないようなのです。いまやオールディーズという言葉の理解が困難な時代となったのかもしれません。
オールディーズロックンロール、50年代から60年代中期までのアメリカンポップス及びそれに類する曲・・・
これが当店のBGMにおけるコンセプト・・・
2015年の現在、すでに過去の世界の音楽になっているのかもとも考えます。
ロックバーでは定番のグランドファンクレイルロード、ディープパープル、ACDC、クイーン
どれもこれも素晴らしいアーティストです。歴史に残る名盤を発表し続けました。
50年代からのロックンロールが変化し開花して60年代後半から80年代ロックの黄金期を飾った連中達。
ただ当店ではあくまでもオールディーズ黄金時代にコンセプトをとっているのでそれらの音源は基本置いてないのです。
ただ否定している訳ではまったくございません。私も70年代に少年期を過ごした年代ですから。
どうぞお家からそれらのレコードやCDをお持ち頂けますと幸いです。当店の拙い機材でよろしければ是非ともおかけしてお楽しみ頂こうと思います。他のお客様もきっと喜ばれると思います。
音楽に古いも新しいも大した問題ではないしジャンルも杓子定規に分ける事もどうかと思います。
良い物は良い!
これでいいのではないでしょうか。
楽しくお酒が飲めればそれでいいのです。
●「ギターで歌って遊ぼうよ。オールディーズポップス」
その11 「悲しき街角 永遠の名曲にチャレンジ!」
街角男デル・シャノン。現在でも世界中のロックファンに人気のアーティストです。
1961年の歴史的な大ヒット曲、今回から2回に分けてチャレンジです。
まずは中盤の有名なエレクトーンのソロをギター用に直してみました。
でもこの通りでなくてご自分でアレンジしてしまう方が楽しめると思います。
なおこの曲のオリジナルのキーはB♭マイナーのようですがデル・シャノンは半音上げたチューニングしているのではないでしょうか。当時の動画を見るとAマイナーでプレイしております。ですのでオリジナルの録音と一緒に演奏するならカポタストを1フレットにセットしてしまうのが良いでしょう。80年代のライブ動画ではもう普通のチューニングでAマイナーのキーで演奏しているようです。
次回は全体を通して演奏出来るようにしましょう。
ド下手な映像またお付けしときますね。いやあ結構難しく沢山間違ってしまいました。ごめんなさい。
●ロックンロールよもやま話 -その57-
「架空の存在が人気者に デヴィッド・セヴィルとチップマンクス」
チャーリーが3回に渡るエルヴィス特集ですっかり疲れたらしく、ここ数回は私、グルーヴィンの平子が担当しましょう。
欧米ではレコーディング時はスタジオミュージシャンが演奏を担当し、そこに本人たちのヴォーカル、コーラスをかぶせて録音するという事が沢山あったようです。そりゃ歴史的な録音ですから完璧なものを作るためには当然でしょうね。「なんだ、そんなの偽者じゃんか」なんて杓子定規な話だと私は思いますです。
例えば英国ハーマンズハーミッツですが彼等も演奏は実際上手いのですがレコーディングの演奏は基本的にスタジオミュージシャンであるようです。メンバーはヴォーカルのピーター・ヌーン以外はコーラス程度で参加なのでしょうか。
米国ビーチボーイズの場合は特に初期の演奏スキルは録音に適さなかったのかもしれません。実際は有名なスタジオミュージシャンが演奏しているのですね。
ビーチボーイズの演奏を古いライブレコードで聴くと途中でテンポが速くなってしまっていたりでかなりワイルドに感じます。ギターのソロも結構荒っぽかったりね。
何しろビートルズのような多数のライブでの修行が足りないまま人気者になったからのようです。
まあどちらにしても実際は影でスタジオミュージシャンが大活躍していたのは世界各国どこも当たり前の話だと思います。本人達はライブコンサート以外は実際演奏していない事が多かったはずでしょう。でも結果、ファンも大好きなアーティストの熱演を沢山見る機会が増えたのですからそれで良かったのでしょう。
さて今回のお話の主役はそれどころじゃありません。存在自体まったくもって架空、アニメの人気者、チップマンクスです。
1958年の大ヒット曲「ウィッチドクター」。奇妙なロックンロールソング、ノヴェルティソングで恋のアドバイスを魔術師に教えを請う内容でしょうか。
その呪文は「ウーウー・ウハハー・ティンティン・バラバラブンバン」こんな感じでしょう。
ヴォーカルはデヴィッド・セヴィルですがコーラスはいわゆる「虫声」という録音の早回しです。これもデヴィッド本人の声であるようで日本では60年代後期にフォーククルセイダース「帰って来たヨッパライ」で有名な手法ですね。最近では「お尻かじり虫」かな。
そのデヴィッド・セヴィルとは当時すでに著名な存在でローズマリー・クルーニー「カモナマイハウス」の作者で俳優・ソングライターのロス・バクダサリアンのステージネームでした。
さて「ウィッチドクター」はそのデヴィッド・セヴィル名義で発売されました。
58年に記録的な大ヒットとなりこの曲のおかげでキング、エルヴィスの名曲「思い出の指環」も2位までが精一杯であったのです。凄い事です。
この曲の大ヒットの後、やはりデヴィッド名義で「ザ・バードオンマイヘッド」をスマッシュヒットさせましたがこれらの続編を望むスタッフの希望で虫声のキャラクターを具体的に考える事になり「シマリスが歌っている事で行こうよ」となったそうです。
シマリスは3匹いてアルヴィン、サイモン、セオドアと名前が付けられました。
さてその3匹、ザ・チップマンクスと名付けられいよいよ発表したシングルは「ザ・チップマンクソング」
58年12月22日付けのビルボードでティディベアーズ「会った途端に一目惚れ」を蹴落としトップを奪うと4週連続で居座るクリスマスシーズンを飾る大ヒットとなりました。
次のシングル「アルヴィンハーモニカ」も59年3月に3位まで上がる大ヒット。
子供のみならず大人の世界でも大人気であったわけです。
「アルヴィンショー」というテレビアニメも製作され、日本でも後日「わんぱく3人組」として放送されました。当初はリスらしいキャラクターでしたがこのアニメの頃は完全に擬人化され日本でもお馴染みの姿になっています。
シングルヒットも続き「ラグタイムカーボーイジョー」「アルヴィンオーケストラ」「ルドルフザレッドノーズドレインディア」等がスマッシュヒットしています。
ビートルズのカバーLPも製作されました。
(グルーヴィンでは発表されたシングルの大半がCDベスト盤でお聴き頂けます。)
3匹の愛らしいコーラスに親がわりのデヴィッドとのかけ合いが楽しく、当店人気のBGMで先日もお若いお客様達に大好評でした。
なおデヴィッド役のバクダサリアンは72年にこの世を去りました。
しかしチップマンクスは近年も映画が作られ、まさに50年以上も全米いや世界中の人気キャラクターなのですね。
60年代後半やはりアニメキャラクターで架空のバンド、ジ・アーチーズなんてのもあり日本のお茶の間でも放送され人気があったような記憶があります。「シュガーシュガー」懐かしいですね。
またアニメではありませんが架空の家族バンドを描いた「パートリッジファミリー」なんて結構人気があるテレビ番組でした。歌も随分ヒットしました。
今日ご紹介したチップマンクスも含めどれも少年少女向けの一種バブルガムサウンドかもしれませんが見事にポピュラーソングの歴史の1ページを飾ってくれました。
かつての外国テレビ番組はまさに日本の家庭に素敵な夢を運んでくれた宝物でした。現在はそんな番組はほとんど無くなってしまいました。古くても素晴らしいものっていくらでもあるものでした。
ありゃりゃ!話がまとまらずデヴィッドとリス達に怒られそうです。ごめんなさい。
本日は平子がお伝えしました。次回は誰を主役にしようかな。ハハハ!
大概はやはりロック音楽がお好きな方がドアを開けて頂くのですが、かなりの確立で「どんなロックの音源があるの?」と聞かれるです。
看板には50s、60s(フィフティーズ、シックスティーズ)と記入しているのでまさにロックンロール黄金期のオールディーズの音源というつもりなのですが、やはりうまく伝わらないようなのです。いまやオールディーズという言葉の理解が困難な時代となったのかもしれません。
オールディーズロックンロール、50年代から60年代中期までのアメリカンポップス及びそれに類する曲・・・
これが当店のBGMにおけるコンセプト・・・
2015年の現在、すでに過去の世界の音楽になっているのかもとも考えます。
ロックバーでは定番のグランドファンクレイルロード、ディープパープル、ACDC、クイーン
どれもこれも素晴らしいアーティストです。歴史に残る名盤を発表し続けました。
50年代からのロックンロールが変化し開花して60年代後半から80年代ロックの黄金期を飾った連中達。
ただ当店ではあくまでもオールディーズ黄金時代にコンセプトをとっているのでそれらの音源は基本置いてないのです。
ただ否定している訳ではまったくございません。私も70年代に少年期を過ごした年代ですから。
どうぞお家からそれらのレコードやCDをお持ち頂けますと幸いです。当店の拙い機材でよろしければ是非ともおかけしてお楽しみ頂こうと思います。他のお客様もきっと喜ばれると思います。
音楽に古いも新しいも大した問題ではないしジャンルも杓子定規に分ける事もどうかと思います。
良い物は良い!
これでいいのではないでしょうか。
楽しくお酒が飲めればそれでいいのです。
●「ギターで歌って遊ぼうよ。オールディーズポップス」
その11 「悲しき街角 永遠の名曲にチャレンジ!」
街角男デル・シャノン。現在でも世界中のロックファンに人気のアーティストです。
1961年の歴史的な大ヒット曲、今回から2回に分けてチャレンジです。
まずは中盤の有名なエレクトーンのソロをギター用に直してみました。
でもこの通りでなくてご自分でアレンジしてしまう方が楽しめると思います。
なおこの曲のオリジナルのキーはB♭マイナーのようですがデル・シャノンは半音上げたチューニングしているのではないでしょうか。当時の動画を見るとAマイナーでプレイしております。ですのでオリジナルの録音と一緒に演奏するならカポタストを1フレットにセットしてしまうのが良いでしょう。80年代のライブ動画ではもう普通のチューニングでAマイナーのキーで演奏しているようです。
次回は全体を通して演奏出来るようにしましょう。
ド下手な映像またお付けしときますね。いやあ結構難しく沢山間違ってしまいました。ごめんなさい。
●ロックンロールよもやま話 -その57-
「架空の存在が人気者に デヴィッド・セヴィルとチップマンクス」
チャーリーが3回に渡るエルヴィス特集ですっかり疲れたらしく、ここ数回は私、グルーヴィンの平子が担当しましょう。
欧米ではレコーディング時はスタジオミュージシャンが演奏を担当し、そこに本人たちのヴォーカル、コーラスをかぶせて録音するという事が沢山あったようです。そりゃ歴史的な録音ですから完璧なものを作るためには当然でしょうね。「なんだ、そんなの偽者じゃんか」なんて杓子定規な話だと私は思いますです。
例えば英国ハーマンズハーミッツですが彼等も演奏は実際上手いのですがレコーディングの演奏は基本的にスタジオミュージシャンであるようです。メンバーはヴォーカルのピーター・ヌーン以外はコーラス程度で参加なのでしょうか。
米国ビーチボーイズの場合は特に初期の演奏スキルは録音に適さなかったのかもしれません。実際は有名なスタジオミュージシャンが演奏しているのですね。
ビーチボーイズの演奏を古いライブレコードで聴くと途中でテンポが速くなってしまっていたりでかなりワイルドに感じます。ギターのソロも結構荒っぽかったりね。
何しろビートルズのような多数のライブでの修行が足りないまま人気者になったからのようです。
まあどちらにしても実際は影でスタジオミュージシャンが大活躍していたのは世界各国どこも当たり前の話だと思います。本人達はライブコンサート以外は実際演奏していない事が多かったはずでしょう。でも結果、ファンも大好きなアーティストの熱演を沢山見る機会が増えたのですからそれで良かったのでしょう。
さて今回のお話の主役はそれどころじゃありません。存在自体まったくもって架空、アニメの人気者、チップマンクスです。
1958年の大ヒット曲「ウィッチドクター」。奇妙なロックンロールソング、ノヴェルティソングで恋のアドバイスを魔術師に教えを請う内容でしょうか。
その呪文は「ウーウー・ウハハー・ティンティン・バラバラブンバン」こんな感じでしょう。
ヴォーカルはデヴィッド・セヴィルですがコーラスはいわゆる「虫声」という録音の早回しです。これもデヴィッド本人の声であるようで日本では60年代後期にフォーククルセイダース「帰って来たヨッパライ」で有名な手法ですね。最近では「お尻かじり虫」かな。
そのデヴィッド・セヴィルとは当時すでに著名な存在でローズマリー・クルーニー「カモナマイハウス」の作者で俳優・ソングライターのロス・バクダサリアンのステージネームでした。
さて「ウィッチドクター」はそのデヴィッド・セヴィル名義で発売されました。
58年に記録的な大ヒットとなりこの曲のおかげでキング、エルヴィスの名曲「思い出の指環」も2位までが精一杯であったのです。凄い事です。
この曲の大ヒットの後、やはりデヴィッド名義で「ザ・バードオンマイヘッド」をスマッシュヒットさせましたがこれらの続編を望むスタッフの希望で虫声のキャラクターを具体的に考える事になり「シマリスが歌っている事で行こうよ」となったそうです。
シマリスは3匹いてアルヴィン、サイモン、セオドアと名前が付けられました。
さてその3匹、ザ・チップマンクスと名付けられいよいよ発表したシングルは「ザ・チップマンクソング」
58年12月22日付けのビルボードでティディベアーズ「会った途端に一目惚れ」を蹴落としトップを奪うと4週連続で居座るクリスマスシーズンを飾る大ヒットとなりました。
次のシングル「アルヴィンハーモニカ」も59年3月に3位まで上がる大ヒット。
子供のみならず大人の世界でも大人気であったわけです。
「アルヴィンショー」というテレビアニメも製作され、日本でも後日「わんぱく3人組」として放送されました。当初はリスらしいキャラクターでしたがこのアニメの頃は完全に擬人化され日本でもお馴染みの姿になっています。
シングルヒットも続き「ラグタイムカーボーイジョー」「アルヴィンオーケストラ」「ルドルフザレッドノーズドレインディア」等がスマッシュヒットしています。
ビートルズのカバーLPも製作されました。
(グルーヴィンでは発表されたシングルの大半がCDベスト盤でお聴き頂けます。)
3匹の愛らしいコーラスに親がわりのデヴィッドとのかけ合いが楽しく、当店人気のBGMで先日もお若いお客様達に大好評でした。
なおデヴィッド役のバクダサリアンは72年にこの世を去りました。
しかしチップマンクスは近年も映画が作られ、まさに50年以上も全米いや世界中の人気キャラクターなのですね。
60年代後半やはりアニメキャラクターで架空のバンド、ジ・アーチーズなんてのもあり日本のお茶の間でも放送され人気があったような記憶があります。「シュガーシュガー」懐かしいですね。
またアニメではありませんが架空の家族バンドを描いた「パートリッジファミリー」なんて結構人気があるテレビ番組でした。歌も随分ヒットしました。
今日ご紹介したチップマンクスも含めどれも少年少女向けの一種バブルガムサウンドかもしれませんが見事にポピュラーソングの歴史の1ページを飾ってくれました。
かつての外国テレビ番組はまさに日本の家庭に素敵な夢を運んでくれた宝物でした。現在はそんな番組はほとんど無くなってしまいました。古くても素晴らしいものっていくらでもあるものでした。
ありゃりゃ!話がまとまらずデヴィッドとリス達に怒られそうです。ごめんなさい。
本日は平子がお伝えしました。次回は誰を主役にしようかな。ハハハ!
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