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Groovin'

東京は神田神保町のオールディーズバーです。アナログレコードを中心に涙なしには語れないBGMと美味しい洋酒。エレキギターを弾いたり歌ったり。 お気軽にドアを開けて下さいね。
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  • 07/18/02:46


音楽...聴き方や意見も人それぞれですね。

当店の自慢でありコンセプトであるオールディーズ音源、元々私が高校時代から社会人時代に収集したものです。ロックンロール、ロカビリー、ドゥーワップ、リヴァプールサウンド、エレキ、サーフィン等ですか。

時代的に1950年代から60年代中期が当てはまるのですが難しいものであまりにも古い為「ウワー、この年代は解らないな。」と言うお客様もかなりの数です。
ただし解らないから聴かないでは「それもなんかなぁ~」とは生意気にも正直言えば私は思っています。
食べ物の好みと一緒で食べてみたら結構イケたなんてよくありますよね。

私はオールディーズミュージック以外でも音楽は好きで70年代ハードロックは芸術であると本気で思っていますし、現在来日していてセンセーションを再び起こしているマドンナの楽曲等聴いていると実にセクシーでこれまたまさに80年代ロックの完成品であるなと痛感しています。

よくある話ですがハードロックを好きな方がソフトロックを「軟弱だ。」と言い放ったり、またその逆に「ハードロック」に対して自分なりの分別で他人に「これは●●だからちょっと感性に合わない。」とか…

特定のアーティストに対して「こいつらのサウンドは●●なんだ、だから○○なんだ」もよくあり得る意見ですね。
居酒屋さんに数人で出かけて「俺は鳥が嫌いだから皆も注文するなよ。」と近いか。(食品アレルギーはまったく別のお話です。)
もっともなんにしてもお好みがあるのは人間らしくてかなり面白いものですが。

さてミュージックバーの営業者である私なら「まずは聴いてみて良いものはジャンルは問わず良いのでないでしょうか」と言うしかありません。(もちろん店のコンセプトはオールディーズです。)
例えばレッドツェッペリンは激しいロックンロールもあれば見事なスローバラードがあります。キッスにしても同様ですね。アーティストはメリハリをつけているのです。
中にはほぼ同一のサウンドで押しとおすバンドもありでしょうが、それは素晴らしいコンセプトなので全然かまいません。

お店が空いている時はBGMの選択にまったく困らないのですが混んでくるとお好みがそれぞれなので「●●かけてよ。」言われれば「ごめんなさい、現在のLPが別のお客さんのリクエストなのでこれが終了してからにしますね。」と申し上げる事があります。もっともそこはいくらお酒が入っているといっても皆さん大人、ご不満を言われる方はまったくいらっしゃいません。

一番考えてしまうのが曲のリクエストをされ、かかっているのにもう次の曲を考えていたりされていると私は「本当に曲を楽しんでるのかなぁ。」と思ったりします。
これが何曲も続く…結構多いです。ハハハ。
その時にお飲み物があまり進まずカクテル等の氷が解けほとんど水割りになっていたり…これだと私は「ありゃ、もったいないな…せっかく飲みに来たのになぁ。」と考えてしまいます。古い人間なのかもしれませんが。

さて当店からすればオールディーズミュージックを一度じっくり聴かれてみる事をおすすめ致します。
例えばチャック・ベリーを通して聴いていくと50年代中期、ロックンロールの全盛から変化していく様が感じられるだろうし録音状態の年代による差が感じられたり、エイトビートの時代による変化が感じられたり実に深いものです。

同じアーティストの曲を一時間聴いていくとかけ出しの頃の売れない曲や全盛を迎えた曲、人気にかげりが出た曲、復活した曲等、アーティストの生き様が感じられるでしょう。そこにご自分の人生を照らし合わせられたり…

あっ、そうだこれが大事な事で当店のお客様には特にBGM音楽ではなく、お店の全体の雰囲気を気に入られて長くご来店頂いている方々が多数いらっしゃいます。とても有難い事です。涙が出る程…
カップルでお酒を飲みながらギターを弾いて唄われたりして楽しむ姿を拝見出来るのはこの上ない幸せです。
まあなんと言っても本来のバーの目的は美味しい洋酒をのんびり飲み、ゆったり流れる人生のひと時を楽しむ事なのかもしれないと私は思うのですけど。


●ブログ「酒とオールディーズロックの日々」更新しております。

「ロックンロールよもやま話」を楽しんで頂く私の個人ブログなんですけど久し振りのカキコをしました。
今回は米国の人気歌手であったジミー・クラントンです。お仕事中の一息にお読み下さい。
左のリンクよりお入り下さい。

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