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10月は2周年!
暑くなったり雨が降ったり夏の終わりは天候も不順ですね。
グルーヴィンももうすぐオープン2周年です。ようするに10月から3年目に入っていくわけです。石の上にも3年といいます。私はこの言葉が好きでどんな事でも3年は我慢して修行しろよ、なんとかなるさという感じですか。そんなこんなでプレイベントはオーバーですがご来店の皆様になにかお楽しみをという事で以下のようにご準備致しました。
① 9月1日(月)より9月30日(火)まで下記ウイスキーがなんと一杯500円でお召し上がり頂けます。
l サントリー角
l バランタインファイネスト
l フォアローゼス40°
l カナディアンクラブ6年
(ただしストレート・オンザロック、水割りに限ります。ハイボール等は600円)
いやあ超格安ですね。どうぞご来店下さい。
② 9月6日(土)「お昼からバーで楽しみませんか」
昨年10月に行ったものですがその第2回目です。
今年は午後1時よりオープン、夕方5時まで開催致します。
通常のメニュー他ノンアルコールカクテルを多数揃えます。
(この催しではチャージ料金は頂戴致しません。なお通常通り喫煙可ですのでご了承下さい。)
今までグルーヴィンにおいでになった事がない方もまたバーに入った事がない方もどうぞご安心してお楽しみ下さい。
なお終了後は一度クローズ、夜7時から通常どおりの営業となりこの日は夜11時にて閉店とさせて頂きます。
まずはプレイベント第一弾ですね。
※ 9月の定休日
以下を予定しております。(変更の場合は店舗内外に表示及び当ブログにてお知らせ申し上げます。)
9月 7日(日)
9月14日(日)
9月15日(祝)
9月21日(日)
9月23日(祝)
9月28日(日)
●ロックンロールよもやま話 その23
-ロックンロールからロッカバラードの時代へ 「天才少年ポール・アンカ」-
私は元々ロックンロールマニアでもないしオールディーズマニアでもありません。
ですから例えばビーチボーイズやエルヴィスの音源が全部揃っていなくてもまったく気になりませんし抜けている音源を血眼になって揃えようとも思っていません。ようするに一人のアーチストがベスト盤(グレーティストヒット)であらかた揃えば満足してしまう程度なんです。こんなにこだわりがない私でもオールディーズロックに対して不思議に思っている事が一つありました。それが今日のお題、ワイルドなロックンロールブームからから甘いロッカバラード時代に移っていった転機の曲は何だろうという疑問です。
さーてと、むりくり模索してみましょうか。
自分は勝手に1957年(昭和32年)を検証してみました。
ひょっとしてはと考えたのはあまりにも有名なポール・アンカの自作自演「ダイアナ」と超ハンサムアイドルのリッキー・ネルソンがヒットパレード界に踊り出た「十代のロマンス」です。
ただし私としてはリッキーの方はカントリー~ロカビリーのバラードのイメージがありその後の大量の彼のヒット曲の中にもカントリーに近いものもあったのでやはりポールの方がアイドル系ロッカバラードへ移っていった転機の曲であろうと考えてしまいます。
1955年あたりからポップスの世界はロカビリー、ロックンロール、ドゥーワップものが少なからず人気が高まり56年のエルヴィスで大爆発、問題の57年も相変わらず同系統の曲が人気を得ていた・・・というより最全盛と思います。
それでは57年を彩っていたロックンロールとおぼしき曲をピックアップしてみましょう。
※ビルボード1957年の記録より
l 砂に書いたラブレター パット・ブーン
l 恋にしびれて エルヴィス・プレスリー
l 監獄ロック エルヴィス・プレスリー
l テディベア エルヴィス・プレスリー
l ハニーコム ジミー・ロジャース
l カムゴーウィズミー デルバイキングス
l バイバイラブ エヴァリーブラザース
l サーチン コースターズ
l リトルダーリン ダイヤモンズ
l ブルーベリーヒル ファッツ・ドミノ
l 起きろよスージー エヴァリーブラザース
l 4月の恋 パット・ブーン
l ユーセンドミー サム・クック
l ヤングラブ タブ・ハンター
l ドントフォービッドミー パット・ブーン
l ビーバップベイビー リッキー・ネルソン
l シルエッツ レイズ
l ホールロッタシェイキンゴーインオン ジェリー・リー・ルイス
l ペギースー バディ・ホリー
l 白いスポーツコート マーティー・ロビンス
l パーティドール バディ・ノックス
l ヤングラブ ソニー・ジェームス
(タブ・ハンターと同曲)
l マイスペシャルエンジェル ボビー・ヘルムズ
l トゥーマッチ エルヴィス・プレスリー
l ショートファットファニー ラリー・ウィリアムズ
l ラウンチー ビル・ジャスティス
l スクールデイ チャック・ベリー
l ザットルビーザデイ バディ・ホリーとクリケッツ
いやあ、切がないのでこれ位にしておきますがこの他のヒット曲もロックンロールが中心になっていました。
もう一つ気がついたのは57年のロックンロール系のヒット曲には女性達がほとんど見当たらない事です。(ゲール・ストーム、コーデッツくらいか・・・)
さて本題に戻りますがオールディーズ好きの方々ならお気づきかもしれませんがロッカバラードと言えそうな曲はパット・ブーンの一部のヒット曲位でしょう。ただパットはアイドル性が強い感じではないのではと考えております。
彼はスタンダードもロックンロールも見事に歌う大人の歌手。ポール以後に沢山デビューする一群とは違うような気がするのです。
上記にあげたヒット曲で私的に「ダイアナ」に雰囲気が近い楽曲かなと思うのはダイヤモンズ「リトルダーリン」かな~。
ポールは「ダイアナ」より前に「アイコンフェス」I confessという曲がデビュー盤のようですが子供がドゥーワップを歌いましたって感じでしょうか。良い曲とは思いますがヒットはしなかったのでしょう。
さてここから私の想像と独断なのですがポールとそのスタッフ連中に「ダイアナ」のような曲想が浮かんだのはそれより以前のドゥーワップグループのヒット曲の影響かなと思います。例えば大ヒット、ターバンズの「ホエンユーダンス」、フランキー・ライモンとティーンエージャース「恋は曲者」。
特にフランキー・ライモンはアイドル性が強く感じられるのでこのラインを白人少年が歌えれば成功するぞという感じでしょうか。まだ幼いポールがこれらを聴いて影響を受けていったのではないのでしょうか。
さてポールの成功後しばらくするとポップアイドル達が沢山脚光を浴びますね。58年はフランキー・アヴァロン、59年はコニー・フランシス、ちょっとタイプは違いますがフェビアン等々。
もうかつての荒々しいロックンローラー達の時代ではなくなってきていたようです。
さてロッカバラード全盛のスタートは「ダイアナ」だと勝手に決めつけてしまいましたが実際は時代がこのような明るく聴きやすいサウンドを求めていたのでしょうか。
ポールはその後もヒット曲を重ね63年位までは活躍しています。その後数年間、少し影に隠れていたかなという時代を経てトム・ジョーンズの「シーイズアレディー」やフランク・シナトラ「マイウェイ」で脚光を浴び、同時に自身もヒット曲を連発、2回目の黄金期を向かえています。
これこそ私の意見なのですが57年のポール・アンカ作の「ダイアナ」がなければロックンロールの歴史は少し趣が違ったものになっていたかもしれません。(またバディ・ホリーが生存していれば幾分違う状況になっていたかもしれませんが)ロックはもっとカントリーよりになっていたり、日本の歌謡曲ももう少し和風なものになっていたり等、少なからず影響を受けたのでは?こりゃオーバーかな!
タラ、レバのお話、皆さんはどう思われますか。ハイ。
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