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Groovin'

東京は神田神保町のオールディーズバーです。アナログレコードを中心に涙なしには語れないBGMと美味しい洋酒。エレキギターを弾いたり歌ったり。 お気軽にドアを開けて下さいね。
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  • 07/18/15:42


2周年記念カクテルフェスティバル他、話題満載!


平成24年10月にオープンしました当店ですがどうにかこうにか2年が経ちました。
お店はオープンしてから3年経たないと存在を理解してもらえないという話を先輩達からから教えられます。
確かに今でも初来店の方々から「このお店っていつからあったの?」と必ず聞かれます。
いくら電飾看板があっても通行される方々のほとんどは意識していないものですね。
また店があるのがわかっていても当店が地下にあるため入って行く勇気がなかったり・・・
あるお客様が「地下のバーってちょっと怖いかもしれないね。初めてだとなんか入りづらいよね。」とお話されていました。
なるほどな~、とにかく私としては気軽にドアを開けてほしいなといつも考えています。

さてそんな願いもあり10月はいろいろイベントを考えているのですがまずはバーの花!各種カクテルをお楽しみ頂こういうわけで来る10月1日(水)~3日(金)の3日間のみ下記のようカクテルフェスティバルを企画致します。
●「2周年記念カクテルフェスティバル
10月1日(水)から3日(金)の3日間、当店のメニューブックに記載してあるカクテル(700円~800円)をオール550円でご提供させて頂きます。
とにかく気軽にドアを元気良く開けて下さいね。待ってますよ~!

●10月の営業日のご連絡
お休みは以下のとおりです。
10月5日(日)
10月12日(日)
10月13日(祝)
10月19日(日)
10月26日(日)

また10月の各土曜日は9月に続き「お昼からバーで楽しみませんか」を開催致します。
お昼1時オープン夕方5時にクローズとなります。(この催しはノーチャージ)

夜の通常営業は8時からとなります。チャージ料1,000円は頂戴致します。
11時でノーゲストの場合はクローズとする時がございますのでご来店ご希望の方はお電話でご連絡下さいませ。)

ロックンロールよもやま話  その25
       
-またもやウンチク-



さて前回まで長きにわたりこの「よもやま話」をオーナーバーテンダーの平子が担当していたのですが今回より彼の幼なじみで謎の怪人、ロックンロール好きの酒飲みで国籍不明の私、チャーリー・冷奴が担当致します。どうぞよろしく。
なにしろ平子の方も知識が乏しく話が尽きてしまい、もういい加減業務に専念したいと泣きが入ったようです。ハハハ、ど素人め!

さて、まずは私の最初の書き込みをさせて頂きますね。
50年代から60年代の中盤までのオールディーズの時代はもちろんアナログレコード盤の全盛時代ですね。
私も詳しくないのですがレコードは最初のマスターディスクよりプレス用のマスターディスクを作りそれを利用して型を作成し、その型で販売用レコードをプレスして作るそうなのです。
レコード会社の原盤保存ってとてつもなく大変な作業なのでしょうね。
また今から50~60年近くも前の録音方法なのですが現在と違った苦労があったでしょうね。
当時は一発取りに近い形で録音されたのではないでしょうか。歌唱ミス・演奏ミスがあればもう一度・・・

さて自分が高校生の頃、ラジオでかかっていたイギリスのクリフ・リチャードとシャドウズ「オンザビーチ」をカセットテープに録音、楽しく聞いていたところ曲の途中でクリフ本人だと思うのですが咳をする部分があったのです。ただしこの演奏時のノリが素晴らしくこのテイクをそのまま採用したのだと思います。(現在発売されているCD等では不思議に聞き取れない感じがするのですが・・・)
下の動画では別テイクですがこの名曲お楽しみ下さい。

この曲は1964年東京オリンピックの年、イギリスを始め欧州各国で大ヒットとなりました

さて同様な事例がアメリカにもあるもんですね。
同じく1964年、4曲入りのEP盤で発売されスマッシュヒットとなったビーチボーイズの「ウェンディ」なのですがやはり豪快に咳ばらいが録音されています。ブライアン・ウィルソンであろうと思いますがファルセットが続き咳きこんだのかな。
ただやはりこの時の出来がいいのであえてこのまま採用したのでしょう。
上記2曲の「咳きこみ録音」は結構有名なようですが、これらはマスターディスクの保存管理とはまったく関係ない話なのですが50年代の中期・後期の録音は60年代と比べ音質がかなり劣るものも多いようです。また60年以後に脚光を浴びたアイドル、ゲーリー・US・ボンズのヒット曲(擬似ライブ的なパーティーサウンド)も結構荒っぽく録音されているような気もします。
これはワイルドに感じさせる効果をわざと狙ったものではないでしょうか。

さてグルーヴィンにはオールディーズのアナログレコードがLPを中心に多数あります。(平子コレクション)
中にはもともとの録音状態があまり良くないもの、保存状態が良くないもの(これは平子が悪い)も多少あります。録音技術が発達した60年代後期から70年代のハードロック世代やディスコフリークにはとても考えられない事かもしれませんね。しかしながらオールディーズ音楽の楽曲はまさに「歴史的な録音」と言っても過言ではないでしょう。
多少音がぼやけて不明瞭であったり音程が不安定に感じるもの、また雑音や音とびがしたりもあるかもしれません。しかしながらそれはそれでオールディーズ音楽の特色。肩肘はらずお楽しみ頂ければ私も幸いに存じます。
(もちろん洋酒とともにお楽しみ下さいね!)

レコード盤でもう一つこんな話。
LPレコードに針を落とすと当たり前なのですが1曲、2曲と進むとだんだん中央に寄って行きます。片面の最後の曲はかなり中心に近くなり音質のクウォリティーは悪くなるそうです。だんだんと一周の距離(円周)が短くなりその中に音の記録を刻みこむので致し方ない事だそうです。



またレコード針の話なのですが基本的にはダイヤモンドを使っています。(昔はサファイヤもありましたね。)従って摩擦で針が減る事はまずは考えられないという説があります。ようするに交換する必要性がないだろうという話になってしまうのでしょうか。劣化するのは針以外の付属部分なのでその時は買い替えが必要だろうというのですがどうなのでしょうか。
確かに平子によるとオープンしてから針を変えたのはただの一度だけ。現在使用中の針は一年半もそのままらしいのですが音の劣化は私には感じられません。

レコード本体も何回もかければ音が劣化すると通常言われていますが近年のターンテーブルはアーム針圧(重さ)がかなり軽いので磨り減りはあまり考えられない・・・針とレコード盤の溝の接触による摩擦熱は若干発生するのでしょうが。
むしろ私はレコード盤につく埃を取るほうが重要に思えて仕方がありません。
自分は昔から水道水でレコードを洗って埃を落としています。これをすると針とびがなくなると考えております。皆さんはいかがですか。もっともレコード持ってないか・・・

ありゃありゃ、前任の平子同様激しいウンチクとなってしまいました。彼に笑われそうです。
まずは私、チャーリー冷奴が担当させて頂きました。

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