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Groovin'

東京は神田神保町のオールディーズバーです。アナログレコードを中心に涙なしには語れないBGMと美味しい洋酒。エレキギターを弾いたり歌ったり。 お気軽にドアを開けて下さいね。
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  • 07/18/11:21


12月のグルーヴィン お勧めのカクテル2種

いやあ本当に寒くなってきましたね。私は家からお店まで自転車で通勤しておりますが
日毎にハンドルを持つ手がかじかんでくるのです。
もちろん天候が悪ければ地下鉄に乗りますので週のうち4日くらいは往復20キロ以上を自転車で走っているわけです。
自転車通勤は昨年の7月から続けています。今年の2月に健康診断をすると見事な健康体の数値となっておりお医者さんも褒めてくれました。まあ友人に言わせると無駄に健康だそうです。ハハハ!
皆さんもお仕事場まで自転車通勤をされてみるのは如何でしょうか。わりと無理なくしかも楽しく健康が保てるのではないでしょうか。
(ただし自動車はもちろん歩行者にはお気をつけ下さいね。最近はスマホを見ながらふらふらと歩く方が多いですので結構注意です。)

さてオープンより3年目に入った当店ですが超古いロック音楽のバーにしては女性のお客様が多めのようでこれは私としては少し自慢なのです。20代の若い娘さんがお一人でドアを開けて頂く事もありこの店も少しは入りやすい雰囲気になってきているのかなと安堵しているこの頃です。
「私そんなにお酒強くないんですけどぉ~」と仰る方もいらっしゃいます。
そんな女子にお勧めのカクテルをご紹介しますね。

・イタリアンスクリュードライバー
アマレット(杏リキュール)にオレンジジュースをブレンドした飲み物。
味わいは杏仁豆腐を更にフルーティーにしたと言えばわかり易いと思います。アルコール度数も控えめですから安心して飲めますね。グルーヴィンのメニューファイルには載っていませんがお気軽にお申し付け下さい。

・チャイナブルー
ライチリキュールにブルーキュラソー少量混ぜ、ここにグレープフルーツジュースを加えてトニックウォーターを注ぎ込んだもの。青の色合いの綺麗さ、トニックウォーターの炭酸、甘苦さが効いた人気カクテル。お若い女性には必ずお勧めして好評を博しています。
上記のカクテル、女子だけでなく草食男子にもお勧め出来ます。ハハハ!
各々お値段もリーズナブルな700円です。

グルーヴィンは高級な雰囲気のバーではございませんがカクテルもそれなり種類が揃っております。お若いカップルでも女性だけでも不安がらずにどうぞお気軽にドアを開けて下さいね。賑やかなオールディーズ音楽と素っ頓狂な私が皆様をお待ちしております。


●年末年始の営業について
今年の最終営業は12月30日(火)までとさせて頂きます。
・12月29日(月)夜6時オープン、11時クローズ
・12月30日(火)夜6時オープン、11時クローズ
通常の営業時間と変更しております。ご了承下さいませ。
なお新年は1月2日(金)より営業開始となります。夜8時より朝方4時半までの通常営業です。

●ファクシミリの不調について
グルーヴィンのファクシミリ機器が現在故障しております。ご迷惑をおかけしております。
お問合せはお電話03-3234-0239(夜20時~朝4時半の営業時間内)及びブログ内の左のお問合せ欄、また当店休業日等でお急ぎの場合は携帯080-3084-0239(平子)までご連絡下さい。

●ロックンロールよもやま話                    -その34-
                                「1964年を飾ったアメリカンポップス。最後の輝き」
                               ご案内:チャーリー冷奴

東京オリンピックは1964年(昭和39年)秋に開催されました。10月10日が開会式でしたので今考えると夏のオリンピックがなんで10月なんだろうと思います。
私は当時子供でしたが重量挙げや水泳、体操をテレビ(白黒)で見ていた記憶があります。
特に水泳は当時の日本はあまり強くなく女子の世界記録に日本男子が負けているという時期だったと思います。

さて今日は今から50年前、この年に流行ったポップミュージックの話をしましょうね。当然ビートルズ旋風の年なのですが今日はあえてアメリカンポップスに焦点をあてましょう。
64年もしくは65年はオールディーズミュージックが終焉を迎える感じが強く私にはあります。アメリカンポップスの全盛時代の最後の名曲。

① ネイビーブルー(ダイアン・リネイ)

64年3月21日付けで6位まで上がる大ヒット。
この時上にいたのが1位「シーラブズユー」2位「抱きしめたい」3位「プリーズプリーズミー」のビートルズ、4位「悲しき朝やけ」フォーシーズンズ、5位「ファンファンファン」ビーチボーイズでした。まさにビートルズ旋風です。

写真を見るといかにも米国のカワイコちゃんという感じです。しかも金髪で!
曲調はむしろ60年~62年位の旧時代という感じかな。
オーケストラの管楽器が「バッ・バ・バッ」とカウント代わりに一回演奏されすぐに「ブルーネイビーブルー」とダイアンのはつらつとした歌い出しの格好良さ!その歌声にセンチな裏メロのオルガンがからみます。
「悲しいの・・・彼氏が海軍に入隊しちゃって」と言う内容。曲の途中で「彼氏から東京より手紙とプレゼントが届いたわ」と私達日本人にとっては歌詞が楽しいですね。

ダイアンはこの曲の後「キスミーセイラー」をというほとんど同様の曲をスマッシュヒットさせました。その後はもうヒットチャートから消えてしまったようです。やはりすでに古いタイプの音楽になっていたのでしょうか。

② サスピション(テリー・スタッフォード)

64年4月に2週間3位まで上る大ヒットなりました。この時は上にいたのは2曲ともビートルズでした。(1位「キャントバイミーラブ」2位「ツイスト&シャウト」)そして下にいたのもビートルズ。(4位「シーラブズユー」)
時期が少しでもずれていればトップに立てていたかも。

エルヴィスにそっくりな歌声でこの「サスピション」もエルヴィスのLP「ポットラック」の中に収録されていたものでした。
ソフトで地味なバラードナンバーで逆になんでここまでヒットしたのだろうという感じもします。やはりエルヴィスにそっくりという事も話題になって後押ししたかもしれません。またよく調べてみるとエルヴィスはこの曲、スモールヒットの103位、大ヒットをテリーに譲った感がありですね。

テリーはこの大ヒット後は「星をつかもう」をスマッシュヒット、「フォローザレインボー」をわずかにヒットさせましたがしりつぼみの感があり・・・しかしこの2曲はなかなかいい感じです!

しかしまあエルヴィスの声によく似ています。恐らくかなり物真似を意識していたのではと私は考えていますが実際はどうだったのかな。

ソフトでセンチメンタルなロッカバラードで勝負した感じなのですがやはり時代が次のサウンドを求めていたのでしょうか。
しかしながら70年代に入ってカントリー部門で頑張ったそうです。
残念なことに96年にこの世を去っております。

さて64年は英国アーティストの米国への大量進出、ソウルミュージックの台頭等後半になればなるほど良き時代のアメリカンポップスが衰退していくのがもろに感じられます。
何曲か選ぼうと思っていたところがほとんどアメリカンポップスムードを持った曲がなくなっていくのです。
かつてのオールディーズの人気歌手はなかなかヒットを飛ばせなくなり残っていたのは以前にも書きましたがロイ・オービソン、ジーン・ピットニー、ボビー・ヴィントン、レスリー・ゴーア等でした。
私の大好きなオールディーズの時期はひょっとしたらこの年で終了なのかもと考え込んでしまいます。

本日の話題のダイアン・リネイやテリー・スタッフォードはヒットパレード界に輝いてすぐに去って行ったようで何か感慨深いものがあります。
ただこの時期(64~65年)米国に進出した英国のアーティストでジェリーとペースメイカーズやビリーJクレーマーとダコタス、フレディーとドリーマーズ、ハニカムズ、ハーマンズハーミッツ等は以前のアメリカンポップスのフレーバーを強く残した楽曲が多いような気もします。もっともこの中で60年代後半まで残れたのはハーマンズハーミッツだけのようでした。
65年に「恋のダイヤモンドリング」でブレークする米国のゲーリー・ルイスとプレイボーイズも同様の香りがするような感じです。
時代は移り更にロック色が強いアーティストが出だし65年にはローリングストーンズが「サティスファクション」のメガヒットを放ちます。

さて本日ご紹介した2曲、グルーヴィンでは両方アナログのレコード盤でお聴きになる事が出来ます。
オールディーズ時代の最後を飾ってくれた涙の名作の2曲。
今日の夜はバーボンのハイボールでも飲みながらバーテンの平子にリクエストしよーっと!
チャーリー冷奴がご案内致しました。

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