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Groovin'

東京は神田神保町のオールディーズバーです。アナログレコードを中心に涙なしには語れないBGMと美味しい洋酒。エレキギターを弾いたり歌ったり。 お気軽にドアを開けて下さいね。
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  • 07/18/11:32


グルーヴィンでクリスマス

さあ今年もクリスマスの季節がやってまいりました。もう忘年会も一息ついた頃でしょうか。
イブ24日は祝日明けの水曜日。皆様どのような予定をたてておられますか。

会社のお仕事をなんとか早めに切り上げてお家で楽しむなんて素敵ですね。
お目当ての人にふられちゃって今年は何にも予定がないとか・・・ううっ・・・くすん ( ノω-、)
「フン、なんにも予定ないも~んだ。どっかで飲むもん。馬鹿ぁ!」なんて方も。
もちろんお仕事が忙しくそれどころでない方も沢山いらっしゃいますよね。
今年は神保町のグルーヴィンで深夜、朝方までお過ごしになってみては如何ですか。
残業の後でもOKですから!
ただ洋酒を飲むだけではなくまわりのお客様と会話を楽しんだり歌ったり。
人間、人とお話する事で悩みだって和らぐ事がよくあります。
カウンター奥にはいつもお喋り好きの騒がしいおじさん(私)がおります。
なにより沢山のロックンロールの音源があなたをお待ちしております。もちろんクリスマスソングもあり。
いよいよクリスマスイブ。さあこの日の仕上げはグルーヴィンでお楽しみ下さい。

●営業日の追加について
お休みを予定しておりました12月28日(日)ですが営業日とさせて頂きます。
この日の営業時間は夜8時から朝方4時半までの通常営業です。

●年末年始の営業について
・12月27日(土)夜8時オープン、朝4時半クローズ
・12月28日(日)夜8時オープン、朝4時半クローズ
・12月29日(月)夜6時オープン、夜11時クローズ
・12月30日(火)夜6時オープン、夜11時クローズ(2014年最終営業)
29日・30日は営業時間を変更しております。ご了承下さいませ。
なお新年は1月2日(金)より営業開始となります。夜8時より朝方4時半までの通常営業です。

●ファクシミリの不調について
グルーヴィンのファクシミリ機器が現在故障しております。ご迷惑をおかけしております。
お問合せはお電話03-3234-0239(夜20時~朝4時半の営業時間内)及びブログ内の左のお問合せ欄、また当店休業日等でお急ぎの場合は携帯080-3084-0239(平子)までご連絡下さい。

●ロックンロールよもやま話       -その35-
                                ご案内:チャーリー冷奴
「ロカビリー時代、カントリー時代、2度の黄金期!  コンウェイ・トゥイッティ」

50年代中盤白人のカントリーアーティストがこぞってリズムアンドブルース~ロックンロールに強く影響を受けたロカビリーを歌いだします。
このロカビリーという言葉、結構いろんな解釈があるのではないでしょうか。

日本ではニール・セダカ、ポール・アンカ、コニー・フランシスといった50年代後半から60年代初期に人気を博したポップアイドル達までロカビリーの中に含める考えがかつてはありました。最近はどのような解釈が中心になっているのでしょうか。
例えばチャックベリー、リトルリチャードといった伝説の人達はロカビリーなのでしょうか。それとも純粋にロックンロールと解釈すべきでしょうか。
それでも黒人アーティストも白人の歌うロカビリーサウンドの影響を強く受けていると考えます。
59年の大ヒット曲ウィルバート・ハリスン「カンサスシティ」を聴いていると黒人歌手であるウィルバートが白人のロカビリーに聞こえてしまうのは私だけでしょうか。

さて無理やりロカビリーとはなんぞやというなら白人側のカントリー色の強い跳ねるサウンド(均等にリズムを刻むエイトビートとは違う感じ)がロカビリーというのかもしれません。
初期のエルヴィス、ビル・ヘイリー、エディ・コクラン、ジェリー・リー・ルイスといった人達がロカビリーの代表格という感じかな。
エルヴィスは「ハートブレイクホテル」以前のサンレコードでの時代がロカビリー、大スターになってからの一連のヒット曲はロックンロールという感じが私にはするのです。
ありゃりゃ、前置き話がまた長くなりました。
今日の主役はコンウェイ・トゥイッティでした。

ロカビリー系の楽曲を渋い声で切なく歌う彼は1933年のミシシッピー出身。本名はハロルド・ロイド・ジェイキンス。
かなり小さい頃に親からギターを与えられ学習、人前でも早い時期に歌うようになったそうです。当然カントリーソングであったわけですね。
海軍に入隊時は日本に駐留していたこともあるそうです。除隊後再び芸能活動に!
名前をコンウェイ・トゥイッティとしたそうです。

マーキュリーレコードからMGMに移り58年「思わせぶり」が全米でトップに輝きます。
「モナリザ」「ダニーボーイ」そして出世作である「思わせぶり」と並ぶ大ヒット「ロンリーブルーボーイ」この曲は全米6位まで上り詰めています。
どちらかというと初期のロカビリー風味のある歌手という感じかもしれませんが古い作品ではリズムアンドブルースフレーバーの曲もあります。

彼のロックスター時代の全盛は60年くらいまでだと思います。その後も61年くらいまではスマッシュヒット、スモールヒットを放ち続けます。
66年以後はカントリーに戻り大活躍、第2期の全盛時代は93年まで続きます。本領発揮で見事なエンテーテイナーとなりました。
そんな大歌手の彼、残念ながら93年6月に亡くなってしまいました。まだ59歳の若さでした。
存命なら81歳かな。まだまだその渋い声を聴かせてくれたでしょう。カントリー歌手としても往年のロック歌手としても。
ロカビリー時代の彼、まさに洒落た大人のサウンドであったと思います。

さてグルーヴィンではLPとCDのベスト盤で初期のロック時代にシングルで発表された十数曲が保管されています。(彼のロック時代のヒット曲の大半)
近年の日本ではあまりお馴染みでないアーティストですがロック創成期を語る上でも大変重要な人物かなと考えております。

いわゆる白人のロカビリー歌手は最終的にカントリーの世界に戻っていったと思います。
日本ではポップアイドルに近い存在のジョニー・ティロットソンにしても早い時期からカントリーのヒット曲を出し続けていました。
「ポエトリーインモーション」という歴史的なポップンロールの大ヒットを持ちながら「自分のスタンスはカントリーだよ」ということでしょうか。
日本のレコード会社は仕方なく「キューティーパイ」「プリンセスプリンセス」「素敵なガールハント」といった楽曲をシングルA面にもってくるというスタイルで彼のロックアイドル性を保ったのかもしれません。当時の日本ではそうした方が売れるはずですから。
さて今日はいろいろ話が飛んでしまいました。まとまらないのはやはり普段飲み過ぎのせいでしょうね。

「ビートルズやストーンズなら聴くんだけどオールディーズはね」というロックファンもかなり多いでしょう。でもさかのぼって聴く50年代のサウンドってとっても実に新鮮で興味深いですね。
間もなくクリスマス、この時期グルーヴィンではBGMでクリスマスソングも沢山かかります。
それでも基本はオールディーズロック!

初期のロック時代からカントリーソングの大御所へと長い芸能生活を生きぬいたコンウェイ。
今宵は彼のロックスター時代の傑作曲集を美味しい洋酒でお楽しみ頂いてみては如何ですか!

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