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Groovin'

東京は神田神保町のオールディーズバーです。アナログレコードを中心に涙なしには語れないBGMと美味しい洋酒。エレキギターを弾いたり歌ったり。 お気軽にドアを開けて下さいね。
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  • 07/18/06:54


1月11日(日)の営業時間について

1月11日(日)の営業時間について変更がございます。

前回当ブログでお知らせ致しました11日の営業時間を一部変更させて頂くようになってしまいました。誠に申し訳ございません。
夜5時オープン~11時クローズ予定としておりましたが当方の都合で下記のようになります。

       ※夜8時オープン~12時クローズ予定
                     皆様のご来店をお待ちしております。


なお1月の休日は以下のとおりです。再度お知らせ申し上げます。
1月 4日(日)
1月12日(祝)
1月18日(日)
1月25日(日)



●ロックンロールよもやま話   -その38-
                    「17年の生涯」
                                ご案内:チャーリー冷奴

お正月ももう終了、学生さんももう3学期の始まりですね。
お正月、私はいつもお節でお酒を飲んで過ごすのですがお料理もすっかりなくなってしまいました。すでにグルーヴィンも1月2日より営業開始していますので来週あたりから仕事帰りに本格的に通いだそうと考えております。
さて今日の書き込みは誰をテーマにしようかな。そうだ今までこのブログにちょこちょこ登場していた若きロックンロール歌手リッチー・ヴァレンスにスポットをあてましょう。

本名はリカルド・エステバン・バレンズエラ(Ricardo Esteban Valenzuela )
諸説があり名前のスペルや読み方が違っているかもしれません。すみません。
ロスのサンフェルナンドバレーにて1941年5月13日に生まれました。


小さい頃からギターを手にして学習し17歳の58年に自作の「カモンレッツゴー」をデルファイレコードより発売、幸先よいスマッシュヒットを放ちました。(42位)
スピーディーでカッコいいエレキギターのリフ、つれない彼女に「こっちに戻って来いよ、もう一度!」という内容でしょう。

58年はそろそろロックサウンドもロカビリーやワイルドなロックンロールから洗練されて行こうという時期だったかもしれません。
セカンドシングルは自作のロッカバラード「ドナ」。そして古くから伝わるメキシコ民謡をロックにアレンジしたスペイン語の「ラバンバ」の組み合わせ。発売から.少々時間がかかったものの結果これが両面ヒットとなりそれぞれ最高2位、22位となります。
さてこのシングル盤の爆発的セールスの最中に彼はウインターダンスパーティーというコンサートツアーに参加していたのです。他のアーティスト達とともに基本はバスで次の遠征地へ移ってハードスケジュールを消化していくものであったようです。
(このツアーには前回このブログでご紹介したディオンとベルモンツも参加しているようです。)
詳しい事は他のブログや書物で確認できるのですが彼の伝記映画「ラバンバ」を見ると数人が軽飛行機をチャーターして早く目的地ミネソタ州に行こうとしたらしいのです。
バスの移動は過酷で真冬の寒さが堪えたのでしょう。
飛行機は4人乗りでパイロット以外に3人しか乗れない状況であったそうです。
映画では最後の一席をコイントスで手に入れたのがリッチーであったという風になっていました。バディ・ホリー、ザ・ビッグボッパーらと飛行機に乗り込みます。
悪天候の影響もあったのでしょう、なんと離陸後すぐにアイオワ州クリアレイクで墜落してしまい4人全員が亡くなりました。59年2月3日の事でした。この時「ドナ」は3位にまで上り詰めていたようです。リッチーはまだ17歳でありました。なんと短い生涯であったのでしょう。

その後「ドナ」は2位まで上がる歴史に残る悲しい大ヒットとなってしまいました。
資料によるとこれ以後も彼のレコードは発売されていますがチャートに上るヒットにはなっていないようです。結局チャートに上ったのは上記3曲という事のようです。

メキシコ系アメリカ人の彼、もし存命であったらどんなロックサウンドを構築してくれたのでしょう。多くのロカビリアンと違いカントリーよりの音楽にはなっていないとは思います。しかし残念でなりません。
なおグルーヴィンでは発表されたシングル曲の大半を輸入盤のアナログLPのベスト盤にて聴く事が出来ますのでご来店時は是非平子にリクエストして下さい。

リッチーが亡くなった同じ59年に私は生まれました。そして今でもお酒を飲みながら長い人生を送っています。なんと幸せなのでしょう。有難い事です。それだけで丸儲けではないですか。

神田神保町の小さなミュージックバーのターンテーブルより生前の彼の楽曲が流れます。
彼の手による懸命のギターソロがダイナミックにスピーカーより流れるのです。そしてその切ない若い歌声が胸をうちます・・・

でもロック音楽がこの世にある限り彼の人生はまだまだ続いているのではないのでしょうか。確かに彼は生き続けているような気がします。

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