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Groovin'

東京は神田神保町のオールディーズバーです。アナログレコードを中心に涙なしには語れないBGMと美味しい洋酒。エレキギターを弾いたり歌ったり。 お気軽にドアを開けて下さいね。
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  • 08/18/01:26


12月のグルーヴィン お勧めのカクテル2種

いやあ本当に寒くなってきましたね。私は家からお店まで自転車で通勤しておりますが
日毎にハンドルを持つ手がかじかんでくるのです。
もちろん天候が悪ければ地下鉄に乗りますので週のうち4日くらいは往復20キロ以上を自転車で走っているわけです。
自転車通勤は昨年の7月から続けています。今年の2月に健康診断をすると見事な健康体の数値となっておりお医者さんも褒めてくれました。まあ友人に言わせると無駄に健康だそうです。ハハハ!
皆さんもお仕事場まで自転車通勤をされてみるのは如何でしょうか。わりと無理なくしかも楽しく健康が保てるのではないでしょうか。
(ただし自動車はもちろん歩行者にはお気をつけ下さいね。最近はスマホを見ながらふらふらと歩く方が多いですので結構注意です。)

さてオープンより3年目に入った当店ですが超古いロック音楽のバーにしては女性のお客様が多めのようでこれは私としては少し自慢なのです。20代の若い娘さんがお一人でドアを開けて頂く事もありこの店も少しは入りやすい雰囲気になってきているのかなと安堵しているこの頃です。
「私そんなにお酒強くないんですけどぉ~」と仰る方もいらっしゃいます。
そんな女子にお勧めのカクテルをご紹介しますね。

・イタリアンスクリュードライバー
アマレット(杏リキュール)にオレンジジュースをブレンドした飲み物。
味わいは杏仁豆腐を更にフルーティーにしたと言えばわかり易いと思います。アルコール度数も控えめですから安心して飲めますね。グルーヴィンのメニューファイルには載っていませんがお気軽にお申し付け下さい。

・チャイナブルー
ライチリキュールにブルーキュラソー少量混ぜ、ここにグレープフルーツジュースを加えてトニックウォーターを注ぎ込んだもの。青の色合いの綺麗さ、トニックウォーターの炭酸、甘苦さが効いた人気カクテル。お若い女性には必ずお勧めして好評を博しています。
上記のカクテル、女子だけでなく草食男子にもお勧め出来ます。ハハハ!
各々お値段もリーズナブルな700円です。

グルーヴィンは高級な雰囲気のバーではございませんがカクテルもそれなり種類が揃っております。お若いカップルでも女性だけでも不安がらずにどうぞお気軽にドアを開けて下さいね。賑やかなオールディーズ音楽と素っ頓狂な私が皆様をお待ちしております。


●年末年始の営業について
今年の最終営業は12月30日(火)までとさせて頂きます。
・12月29日(月)夜6時オープン、11時クローズ
・12月30日(火)夜6時オープン、11時クローズ
通常の営業時間と変更しております。ご了承下さいませ。
なお新年は1月2日(金)より営業開始となります。夜8時より朝方4時半までの通常営業です。

●ファクシミリの不調について
グルーヴィンのファクシミリ機器が現在故障しております。ご迷惑をおかけしております。
お問合せはお電話03-3234-0239(夜20時~朝4時半の営業時間内)及びブログ内の左のお問合せ欄、また当店休業日等でお急ぎの場合は携帯080-3084-0239(平子)までご連絡下さい。

●ロックンロールよもやま話                    -その34-
                                「1964年を飾ったアメリカンポップス。最後の輝き」
                               ご案内:チャーリー冷奴

東京オリンピックは1964年(昭和39年)秋に開催されました。10月10日が開会式でしたので今考えると夏のオリンピックがなんで10月なんだろうと思います。
私は当時子供でしたが重量挙げや水泳、体操をテレビ(白黒)で見ていた記憶があります。
特に水泳は当時の日本はあまり強くなく女子の世界記録に日本男子が負けているという時期だったと思います。

さて今日は今から50年前、この年に流行ったポップミュージックの話をしましょうね。当然ビートルズ旋風の年なのですが今日はあえてアメリカンポップスに焦点をあてましょう。
64年もしくは65年はオールディーズミュージックが終焉を迎える感じが強く私にはあります。アメリカンポップスの全盛時代の最後の名曲。

① ネイビーブルー(ダイアン・リネイ)

64年3月21日付けで6位まで上がる大ヒット。
この時上にいたのが1位「シーラブズユー」2位「抱きしめたい」3位「プリーズプリーズミー」のビートルズ、4位「悲しき朝やけ」フォーシーズンズ、5位「ファンファンファン」ビーチボーイズでした。まさにビートルズ旋風です。

写真を見るといかにも米国のカワイコちゃんという感じです。しかも金髪で!
曲調はむしろ60年~62年位の旧時代という感じかな。
オーケストラの管楽器が「バッ・バ・バッ」とカウント代わりに一回演奏されすぐに「ブルーネイビーブルー」とダイアンのはつらつとした歌い出しの格好良さ!その歌声にセンチな裏メロのオルガンがからみます。
「悲しいの・・・彼氏が海軍に入隊しちゃって」と言う内容。曲の途中で「彼氏から東京より手紙とプレゼントが届いたわ」と私達日本人にとっては歌詞が楽しいですね。

ダイアンはこの曲の後「キスミーセイラー」をというほとんど同様の曲をスマッシュヒットさせました。その後はもうヒットチャートから消えてしまったようです。やはりすでに古いタイプの音楽になっていたのでしょうか。

② サスピション(テリー・スタッフォード)

64年4月に2週間3位まで上る大ヒットなりました。この時は上にいたのは2曲ともビートルズでした。(1位「キャントバイミーラブ」2位「ツイスト&シャウト」)そして下にいたのもビートルズ。(4位「シーラブズユー」)
時期が少しでもずれていればトップに立てていたかも。

エルヴィスにそっくりな歌声でこの「サスピション」もエルヴィスのLP「ポットラック」の中に収録されていたものでした。
ソフトで地味なバラードナンバーで逆になんでここまでヒットしたのだろうという感じもします。やはりエルヴィスにそっくりという事も話題になって後押ししたかもしれません。またよく調べてみるとエルヴィスはこの曲、スモールヒットの103位、大ヒットをテリーに譲った感がありですね。

テリーはこの大ヒット後は「星をつかもう」をスマッシュヒット、「フォローザレインボー」をわずかにヒットさせましたがしりつぼみの感があり・・・しかしこの2曲はなかなかいい感じです!

しかしまあエルヴィスの声によく似ています。恐らくかなり物真似を意識していたのではと私は考えていますが実際はどうだったのかな。

ソフトでセンチメンタルなロッカバラードで勝負した感じなのですがやはり時代が次のサウンドを求めていたのでしょうか。
しかしながら70年代に入ってカントリー部門で頑張ったそうです。
残念なことに96年にこの世を去っております。

さて64年は英国アーティストの米国への大量進出、ソウルミュージックの台頭等後半になればなるほど良き時代のアメリカンポップスが衰退していくのがもろに感じられます。
何曲か選ぼうと思っていたところがほとんどアメリカンポップスムードを持った曲がなくなっていくのです。
かつてのオールディーズの人気歌手はなかなかヒットを飛ばせなくなり残っていたのは以前にも書きましたがロイ・オービソン、ジーン・ピットニー、ボビー・ヴィントン、レスリー・ゴーア等でした。
私の大好きなオールディーズの時期はひょっとしたらこの年で終了なのかもと考え込んでしまいます。

本日の話題のダイアン・リネイやテリー・スタッフォードはヒットパレード界に輝いてすぐに去って行ったようで何か感慨深いものがあります。
ただこの時期(64~65年)米国に進出した英国のアーティストでジェリーとペースメイカーズやビリーJクレーマーとダコタス、フレディーとドリーマーズ、ハニカムズ、ハーマンズハーミッツ等は以前のアメリカンポップスのフレーバーを強く残した楽曲が多いような気もします。もっともこの中で60年代後半まで残れたのはハーマンズハーミッツだけのようでした。
65年に「恋のダイヤモンドリング」でブレークする米国のゲーリー・ルイスとプレイボーイズも同様の香りがするような感じです。
時代は移り更にロック色が強いアーティストが出だし65年にはローリングストーンズが「サティスファクション」のメガヒットを放ちます。

さて本日ご紹介した2曲、グルーヴィンでは両方アナログのレコード盤でお聴きになる事が出来ます。
オールディーズ時代の最後を飾ってくれた涙の名作の2曲。
今日の夜はバーボンのハイボールでも飲みながらバーテンの平子にリクエストしよーっと!
チャーリー冷奴がご案内致しました。

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いよいよ師走

早いですね。12月です。
グルーヴィンもこの師走の時期を迎えるのももう3回目です。
夏大好きな私は寒い冬はちょっと・・・なんてウソウソ!
この時期はお酒も美味しいしクリスマスもあるし年末の厳かな雰囲気も何かホッとして感慨深いものがあります。

それではまずは12月の営業予定から

●12月の営業について
12月のお休みは以下のとおりです。

・12月 7日(日)

・12月14日(日)
・12月23日(祝)
・12月28日(日)
・12月31日(水)大晦日

※12月26日(金)の営業についてご連絡致します。
この日で御用納めという方々も多いでしょう。当日は夕方5時からオープン、朝方4時半までのロング営業と致します。
(またこの日のロング営業をオープン2周年記念の最終イベントとさせて頂きますね。)
飲んで歌って朝までたっぷりとお楽しみ下さい。皆様のご来店お待ちしております。

※年末年始の営業について
今年の最終営業は12月30日(火)までとさせて頂きます。
・12月29日(月)夜6時オープン、11時クローズ
・12月30日(火)夜6時オープン、11時クローズ
通常の営業時間と変更しております。ご了承下さいませ。
なお新年は1月2日(金)より営業開始となります。夜8時より朝方4時半までの通常営業です。

●ファクシミリの不調について
グルーヴィンのファクシミリ機器が現在故障しております。ご迷惑をおかけしております。
お問合せはお電話03-3234-0239(夜20時~朝4時半の営業時間内)及びブログ内の左のお問合せ欄、また当店休業日等でお急ぎの場合は携帯080-3084-0239(平子)までご連絡下さい。



●ロックンロールよもやま話       -その33-
             「ロックスター総登場の洒落たヒット曲」

どうも!ようやく風邪が全快致しましたチャーリー冷奴です。
しばらくグルーヴィンに顔を出せなかったのですが久々にドアを開けてまずは大好きなコロナビールを飲みほしました。もちろんライムを搾りまして!いやいや健康っていいもんですね。
さてともう師走のこの時期ですがまだクリスマスソングの話題は早いですな。
それならばと・・・うん、そうだ!
ニール・セダカが歌い日本だけで大ヒットさせた名曲「恋の片道切符」
この歌50年代の名曲をずらりと並べた歌詞である事は有名ですよね。
バイバイラブ(エヴァリー)、ロンリーティアドロップス(ジャッキー・ウィルソン)、ロンサムタウン(リッキー・ネルソン)、アフールサッチズアイ(エルヴィス)等。

本日は同様の趣向でフィフティーズのロックスターの名前を羅列した曲のお話を是非ともしたいなと思います。

60年代初期にジョニー・シンバルという歌手がおりました。
代表曲に「ミスターベースマン」があり63年に米国で16位まで上がるスマッシュヒットになりました。
「バーバババーボ、バーバババーバ」の有名曲です。


その彼が同じ63年に放ったヒット曲「ティーンエイジヘブン」(こちらは米国で58位)
私、英語は不得意ですけどこんな感じでしょうか。


        ティーンエイジヘブン(teenage heaven)

夢見てた十代のパラダイス
十代の夢の中、スターを見つめてた

黄金の扉
そこには憧れのスターがいた。
自分はその中をまどろんでいたようだ。
とにかく大勢のスター達に夢中だった。

リッチー・ヴァレンスが歌う「ドナ」
お次はバディ・ホリー「ペギースー」
エディ・コクランは「サマータイムブルース」
そしてザ・ビッグボッパー、微笑みながら「シャンテリーレース」

映画ではジェームス・ディーン
なんてったらいいんだ!

僕は天使に引っ張られて100年もの涙と記されたドアを通っていく。
リッキー・ネルソンが「ロンサムタウン」を歌っている。

そして、そこいら中に沢山のスターがいるんだ。

ボビー・ヴィー、ブレンダ・リー、フェビアン
コニー・フランシス、ニール・セダカ
フリートウッズは「ミスターブルー」

エルヴィスはゴールドスーツで「ラブミーテンダー」「冷たくしないで」を歌う。
最高だったな

そして・・・僕はパラダイスを後にする。

デュアン・エディがギターを奏でている

その時・・・彼等を点呼する声を聞いたんだよ
そう十代のアイドル達を

ボビー・ダーリン、チャビー・チェッカー
ディオン、ディー・ディー・シャープ
エヴァリーブラザース、ボビー・ライデル
フランキー・アバロン、リトル・エバ、シュレルズ・・・


曲の中で何人の歌手が出てきましかね。映画スター、ジェームス・ディーンも登場します。

私が高校時代この曲をラジオで初めて聴いた時はとにかくドリーミーな雰囲気に圧倒されて胸が一杯になった記憶があります。

この曲が流行った頃(63年)、米国ではもうロックンロールの時代も晩年、歌詞に登場していたアーティストの大半はヒットチャートから姿を消し始めていたと思います。
いかにも少年が成長してラジオに聞き入っていた時代を懐かしむという趣ですよね。

ジョニーは他に「ダムダムディーダム」といったヒット曲も発表しております。
でも日本ではこういった曲より「僕のマシュマロちゃん」なんて曲が人気があったようです。

スコットランドで生まれた彼は米国でまさにティーンエイジヘブンの中に入るようなスターになり夢を叶えたのですね。
60年代後半には「デレク」というグループで再度脚光を浴びたようです。

その後なのですが・・・残念ながら93年に48歳の若さでこの世を去っております。


オールディーズ音楽の時代からもう50年、60年が経とうとしています。
本当に10年少しの歴史のサウンドですが残された音源は歴史的に大変な価値のあるものです。

12月に入り街にはイルミネーションが煌いています。
夜間に華やぐ街に夢のようにキラキラと光る灯りに初期のロックンロールサウンドを感じるのは私だけではないですよね。
チャーリー冷奴でした。


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11月の営業日の追加等

11月も後半になりました。
早いですね。
少しずつですが街を歩く人達のファッションが冬モードになっています。
つくづく思うのは秋って短いですね。本当・・・
朝晩の冷えも本格的になってきました。
風邪等ひかれませんよう温かいお茶等を飲むとかして水分を多めにしておくと良いと思います。
さて突然ですが11月の営業日追加のお知らせです。

・11月23日(日)お休みを予定しておりましたが通常営業を致します。
営業時間は通常どおりの夜8時~朝4時半です。
連休しようかなと予定しておりましたがオープンしたくなってしまい・・・
奮って飲みにいらして下さい。

※ファクシミリの不調について
グルーヴィンのファクシミリ機器が現在故障しております。ご迷惑をおかけしております。
お問合せはお電話03-3234-0239(夜20時~朝4時半の営業時間内)及びブログ内の左のお問合せ欄、また当店休業日等でお急ぎの場合は携帯080-3084-0239(平子)までご連絡下さい。

●ロックンロールよもやま話  -その32-
        「高校生の頃、思い出のサーフィンサウンド」
さて今日はこのコーナー担当のチャーリーが風邪をひいてしまい久しぶりに私、グルーヴィンの平子が書き込みします。飲んでばかりで不摂生してるから風邪をひくのです。
私は一人で店をやっているんだから風邪をひいたってお休みなんか出来ません。風邪の予防のため日々うがいとジムで鍛えております。ハハハ! しかも朝方眠る前は自分の慰労をかねて喉を焼酎でアルコール消毒です。もちろん軽く・・・ですけどね。

さてさて今日のお話を・・・
本日は自分の思い出話かな。
現在お店にあるレコードの中に私が高校生の頃にコレクションしたものがかなりあります。
確か銀座のヤマハのレコード売場で偶然見つけて購入したのが今でもグルーヴィンのBGMを飾る輸入盤のジャン&ディーンのベスト盤です。
当時私は16歳かそこらですからもう40年近くこのLPを聴いているのだな。
この時が輸入盤を買う初体験であったような。ワクワクして家に帰りレコードを聴きました。

サーフィンサウンドもしくはホットロッドサウンドのグループはなんと言ってもビーチボーイズですが私はむしろジャン&ディーンのヒット曲の方に肩入れしてしまいます。
ジャン&ディーンは名前のように当然二人組、ジャン・ベリーとディーン・トーレンス。
彼らが一番輝いた時代に所属したリバティーレコードにはスナッフ・ギャレットというプロデューサーがいて古くはアイドル歌手ボビー・ヴィーを育て60年代初期はロカビリーのジョニー・バーネット、バディ・ノックス等を甘いポップ路線の人気歌手に仕上げ、その後はゲーリー・ルイス&プレイボーイズの全盛期のヒット曲を担当しました。
バックの演奏に厚みがありほんわかしたドリーミーな切ないサウンド・・・これがジャン&ディーンの一連のヒットシングルにも活きているような気がするのです。

高校生の私が購入したジャン&ディーンのベスト盤は12曲入りで62年から65年までのリバティー時代の全盛期のヒットソング集。この中で当時の自分のお気に入りは「素敵な新入生」「ホノルル・ルル」「アナハイムアズサ&クカモンガ」「デッドマンズカーブ」でした。このLP今でも私の宝物です。ジャケットを見ていると気持ちが十代に戻るような・・・でも当時でも将来お店をやってみたいなと思っていた記憶があります。
(そうそう!「デッドマンズカーブ」は70年代のスーパースター、カーペンターズが名作アルバム「ナウアンドゼン」のB面においてロックンロールメドレーの中でカバーされていたのは有名でしたね。それでこの曲をお知りになった方も沢山いらっしゃるでしょう。)

その後、私は社会人になってから彼らがサーフィンサウンド以前に在籍していたドアとチャレンジというレーベルの貴重な録音を2枚のLP盤で揃えることができました。これも自分の宝物。

リバティー時代の65年までが彼らの全盛期でしょうか。この年で大きなヒットも出なくなっているようで。
それでも66年に「ポプシクル」という愛らしいスマッシュヒットを出しています。これ私の大好きな曲です。

さて66年の4月にとんでもない事が起こります。
コルベットスティングレイを運転していたジャン・ベリーがビバリーヒルズで大事故を起こし瀕死の重症を負ってしまいました。当時の事故車の写真を見ると命が助かったのが奇跡のように思えます。
激しい後遺症に悩まされながらも必死のリハビリを続け70年代二人でステージに立てるまでに復活しました。懸命に歌うジャンの姿を今でもユーチューブ等で見ることが出来るようです。
そして2004年残念なことに62歳でジャンはこの世を去りました。
相方のディーン・トーレンスは今でも元気にエレキギターをかきならしながらステージに立ち続けています。声も全盛時と変わらずに。

2012年の夏、千葉マリンスタジアムにてビーチボーイズの記念コンサートがありました。ブライアン他初期に在籍したデビッド・マークスも参加して。
このコンサートは幸いお店を始める前でしたので見ることが出来ました。一生の思い出となりました。
ビーチボーイズの演奏曲の中に「キャッチアウェーブ」という曲がありましたが、この曲はジャン&ディーンが歌詞を変えて「サイドウォークサーフィン」としてヒットさせたもの。往年の「BB5」の熱演中ふいに二人のことが頭に浮かんだオールドファンもいたのではないでしょうか。

2014年の現在、神保町のグルーヴィンのターンテーブルから約半世紀前の彼らのヒット曲が針音で流れています。
エレキのリズムも歯切れよく・・・
太陽とビーチ、ビキニの女の子、スポーツカー等を思わせる明るく屈託のない初期のロックサウンド。音楽の歴史に残る名作達・・・
カクテルやオンザロックを作りながらも遥か昔の十代の頃の出来事を思い浮かべて思わずプッと笑ってしまう自分がいるのです。
本日は私、平子が担当致しました。

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間もなく冬かな・・・話題満載グルーヴィン

間もなく冬ですね。
11月・・・秋も本当にもう終了、季節は冬でしょう。
そろそろ暖かいカクテルなんて飲んでみたい女性もいらっしゃるでしょう。
定番メニューのホットバタードラム以外にもホットカンパリ、ホットウイスキートゥデイ等もご用意出来ますのでどうぞお召し上がり下さい。
それでも男性はやはりウイスキーオンザロックでしょうかね。モルトウイスキーならタリスカー10年、アードベッグ10年なんて最近はよくご注文を頂きます。バーボンはやはりフォアローゼス、メーカーズマークレッドトップが人気でしょうか。
これからの季節、本腰をいれて飲まなければ何が楽しみの人生でしょうか。???
さてさて今回も話題満載の書き込みを致しますね。

● グルーヴィンを貸切なんて如何です。
この季節になるとお若い方は暮れのパーティーの幹事を任されたり大変ではないでしょうか。
当店を貸切にして「飲めや歌え」でお楽しみになるのも良いですよ。
お得な「二次会」プランなら下記のようなお値段設定も可能です。

※例:お一人3,000円2時間飲み放題(10名様より)
・ 生ビール(サッポロ黒ラベル)
・ ウイスキー(バランタイン、フォアローゼス、カナディアンクラブ・角)
・ 焼酎(黒霧島)
・ グラスワイン(赤・白)
軽いスナック類も皆様にお付け致します。
またおつまみを充実させたパーティーをご希望の場合はご相談頂けますと幸いです。

● オープン2周年記念企画、「お.昼からバーで楽しみませんか」
しつこく続いていますのが上記企画。
11月の今後のスケジュール再掲載致しますね。

・ 11月15日(土)12時~5時まで  夜の通常営業は8時~朝4時半
・ 11月22日(土)12時~5時まで  夜の通常営業は8時~朝4時半
・ 23日(日)、24日(祝)はお休みとさせて頂きます。
・ 11月29日(土)12時~5時まで  夜の通常営業は8時~朝4時半
なお「お昼から」はチャージ(ご入場料)半額の500円、夜は通常の1,000円となります。

● いよいよイルミネーション点灯です!
せっかちがとりえのこの私、例年好評のイルミネーションでのライトアップ致しました。(11月8日(土)の営業より)
ちょっと早いかな。しかし今回でイルミネーション点灯も3回目です。
この私、子供の頃からチカチカした街のネオンが大好きだったんです。最近は有難くもLED普及のおかげで電気代もかさみませんし・・・ハハハ!
まずは写真を!
 
 
寒さが厳しい2月までは点灯して冬ムードを盛り上げようと思います。

※ファクシミリの不調について(お詫び)
グルーヴィンのファクシミリ機器が現在故障調整中でございます。大変ご迷惑をおかけしております。
お問合せはお電話03-3234-0239(夜20時~朝4時半の営業時間内)及びブログ内の左のお問合せ欄、また当店休業日等でお急ぎの場合は携帯080-3084-0239(平子)までご連絡下さい。

●ロックンロールよもやま話      -その31-
                                ご案内:チャーリー冷奴
                 「魅惑のベルベットボイス」

寒くなってくるとBGMにも何か包みこんでくれるような切なくて甘くてそれでいて圧倒的な歌唱力を持った歌手の声を聴きたくなる時がありませんか。
ベルベットボイスという古い言い方がありますね。場合によってはセクシーな声と言う考え方もあります。
私にはビロードのような布のイメージがありあの感触で荒んだ心を慰めてくれる優しい歌声・・・そんな感覚があるのです。
エルヴィスもそんな歌手の一人だと感じます。彼のゴスペルを聴いていると神の領域なのだろうと思います。またロイ・オービソン、フリートウッズ、ジェイとアメリカンズ等やはり頭に浮かぶのは男性歌手のような感じが自分にはしてしまいます。
その中でもこれは代表格かなという事でボビー・ヴィントンが今回の主役です。

1935年(昭和10年)生まれのこの人、1941年という説もあるようです。
音楽は天才肌なのでしょう。音楽一家の中かなり若い頃に管楽器、ピアノ、ドラムをマスターしているようです。
62年に発表した「涙の紅バラ」は全米の大ヒットとなり彼のキャリアでの最初の第一位に輝きます。(ポール・エヴァンスらの作品「バックシートに娘が7人」の大ヒットでお馴染みの方)
その後も「レインレインゴーアウェイ」「オーバーザマウンテン」等好調なセールスをみせます。
63年、64年はまさに彼の年でしょうか。
「ブルーオンブルー」は三位を記録、クローヴァースらで有名な「ブルーベルベット」もカヴァーして第一位、64年に入って「ブルーファイアー」でも第一位を記録、その年の暮れにはベトナム戦争の背景があったのか孤独な兵士を歌う名作「ミスターロンリー」でまたもや第一位となっています。
時はビートルズの時代、そしてイギリス勢のなだれ込みの時勢に全盛時代ですから凄いことです。

ロックンロールの時代が終わっているはずの66年あたりでも「涙のサテンピロウ」
すっかりロックが様変わりしている68年でも「こんなに愛しているのに」(パリスシスターズが有名ですね)を大ヒットさせています。更に74年「愛のメロディー」を大ヒットさせてその健在ぶりをみせておりました。いかに全米が彼の歌声を求め続けていたのかが伺えます。いつの時代でも安らぎを与えてくれる人が必ず必要なのでしょうね。

79歳の今もその美声でコンサートを続けているようでオールディーズファンの私達には何よりも嬉しいことです。
グルーヴィンでは彼のそんな珠玉の名作が17曲ほどアナログLP2枚でお楽しみ頂けます。
景気がまだまだ回復されていないこの時期、仕事がうまくまわらずさぞやお辛い時も多いでしょう。そんな時疲れているあなたの心を美味しい洋酒とボビーの歌声でやわらげて頂ければ幸いです。
チャーリー冷奴でした。

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オープン2周年企画続きます。

晩秋の頃ですね。
10月も後半、朝晩は随分涼しいですね。
明け方、お客様をお送りして店前の靖国通りに出ると季節が移りゆくのが見えるような気がします。
さてグルーヴィン11月のオープン2周年企画のお知らせです。「えっ、まだやるの?」なんて言わないで下さい。結構私は執念深いのです。暮れまでやりますよぉ。ハハハ!

●祝日もオープンがございます。「2周年記念・お昼からバーで楽しみましょう。」
9月より行いましたこの企画がなかなか好評なので以下の日程でオープンしようと思います。東京・神保町は1日~3日の連休はブックフェスティバルやカレーグランプリで盛り上がります。
街でお楽しみの後はどうぞ美味しいウイスキー等でお休みを夕方までお楽しみになってはいかがです。
営業時間等ご注意頂けますでしょうか。

・ 11月 1日(土)12時~5時まで  夜の通常営業は8時~朝4時半
・ 11月 2日(日)12時~5時まで (夜の営業はございません。)
・ 11月 3日(祝)12時~5時まで (夜の営業はございません。)
・ 11月 8日(土)12時~5時まで  夜の通常営業は8時~朝4時半
・ 11月15日(土)12時~5時まで  夜の通常営業は8時~朝4時半
・ 11月22日(土)12時~5時まで  夜の通常営業は8時~朝4時半
・ 11月29日(土)12時~5時まで  夜の通常営業は8時~朝4時半

なお「お昼から」はチャージ半額の500円です。夜の通常営業と同じく軽いスナックがおつまみとしてお召し上がり頂けます。

また11月のお休みは以下のとおりです。
  11月 9日(日)
  11月16日(日)
  11月23日(日)
  11月24日(祝)
  11月30日(日)

● ファクシミリの不調について
グルーヴィンのファクシミリ機器が現在故障調整中でございます。大変ご迷惑をおかけしております。
お問合せはお電話03-3234-0239及びブログ内の左記お問合せ欄をご利用下さいませ。

●ロックンロールよもやま話  -その29-
         「日本ではほとんど話題に上らないスター達」
                  ご案内:チャーリー冷奴

日本ではオールディーズ歌手というとエルヴィスを別にすればパット・ブーン、ニール・セダカ、ポール・アンカ、コニー・フランシスが頭に浮かぶのではないでしょうか。
またパイオニアであるチャック・ベリー、リトル・リチャード、ファッツ・ドミノ等はポピュラー音楽の歴史を語る上でも重要な人物であろうと考えます。
自分も平子同様にオールディーズロックンロール大好き人間なのですがその功績のわりには不思議に日本では話題に上がらないスター達がいるような気がします。

① ジミー・ロジャース
この名前をウェブで検索するとややこしい事になるようです。重要人物が3人いるのです。
一人はカントリーの父と呼ばれるJimmie Rodgers この人は1920年代より活躍、伝説の人で35歳で世を去ってしまいました。
もう一人はブルースギタリストJimmy Rogers 50年代の早い時期から活躍、一度引退したそうですが再度70年代にカムバックして録音を残したそうです。97年に亡くなっております。
さあ最後の一人それが本日話題にしようというJimmie Rodgersです。


1933年生まれの彼、母親から音楽の手ほどきを受けてピアノやギターを勉強、その後は軍のキャンプで演奏して芸能活動をしていました。
1957年レコード会社(ルーレット)のオーディションで合格、「ハニーコム(蜂蜜娘)」で世に出ます。
この曲がなんといきなり米国チャートの1位になってしまいます。
その後も「ワインより甘いキス」「オーオー、アイムフォーリンラブアゲイン」「セクレタリー」「ビンボンベイ」等を大ヒットさせてなんと70年代後半までちょこちょこスマッシュヒットを飛ばしていたようです。

オールディーズの時代(65年位までか)だけでも20曲以上をヒットチャートに入れているビックスターなのですがどうしてか日本ではせいぜい「ハニーコム」と「ワインより・・・」という感じ。
恐らくはややカントリータッチの楽曲が日本では受け入れられなかったのではないでしょうか。ロック色も他の歌手連中より薄めであったかもしれません。
これは日本ではエヴァリーブラザース、ジャック・スコット、ロイ・オービソン、ジョニー・ティロットソンあたりにも一部言えそうなものなのですがその中でも一番わりを喰ってしまったかもしれません。(もちろん日本でのお話ですが)
実際米国ではこの時代の超ビックスターでした。
なおグルーヴィンではLPとCDで彼のベストヒットがお楽しみ頂けます。
どうぞリクエストを

② フェビアン
1943年生まれ、甘いマスクからいかにもアイドルロッカーという感じです。
ハンサムな男の子のアイドルを発掘しようとしていたレコード会社にすでに人気スターであったフランキー・アヴァロンが紹介したようです。

58年にデビュー、翌年「アイムアマン」がスマッシュヒット、「ターンミーンルーズ」「タイガー」の連続大ヒットで全米のアイドルになります。彼の大半のヒット曲が59年に集中しているので不思議に思い探ってみるとこの年に発表したシングル盤、A面B面の両面ヒットが多いためでした。
しかし彼が当時いかに人気者であったかでしょうね。
しかし彼がヒットチャートの常連であったのは翌年60年まででしょうか。随分短く感じます。
その後はスクリーンでの活躍が目立っているようです。

60年代半ばで活動が静かになっているようでいかにもロックンロール時代の申し子という感じでロックンロールの衰退をともにしたのかな。

年上のフランキー・アヴァロンは甘いロッカバラードやアップテンポでも愛らしいポップンロールで人気を博し圧倒的な歌唱力で有名です。

弟分のフェビアンはその甘いマスクとは逆に体当たり的なワイルドな歌唱法で勝負した感じがあります。当時のライブ映像を見ると今や懐かしキャーキャーという女の子の大騒ぎの中、多少(かなり)メロディをはずしてしまっても若さで押していってしまう感じ。これはこれで魅力があり微笑ましいです。

日本では「タイガー」がたまにオールディーズ特集で取り上げられるくらいでしょう。

先にご紹介したジミー・ロジャースほどの大物ではないのでしょうが現在でも他の歌手達とオールディーズショーの常連のようです。元気で何より。
グルーヴィンには彼のLPベスト盤が2枚保管されています。どうぞリクエストされじっくり聴き入ってみて下さい。

日本ではあまり話題にされないロックンロールスター達・・・まだまだいくらでもいますよね。
そんな歌手達の曲を聴かせてよとマスターの平子に言ってみて下さい。きっと喜んでしまい飲み物を出すのを忘れてレコードをかけまくるような気がします。
今回もチャーリー冷奴が担当致しました。

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