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Groovin'

東京は神田神保町のオールディーズバーです。アナログレコードを中心に涙なしには語れないBGMと美味しい洋酒。エレキギターを弾いたり歌ったり。 お気軽にドアを開けて下さいね。
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  • 05/19/19:47


ラムを使った炭酸カクテル

間もなく2月です。今年の冬もいよいよ寒さが極まってきます。
雪が降ればお客様も来店しづらくなりますし「ちょっとな~」の季節です。

私なんといっても夏が一番好きかな。この仕事を始める前の2012年5月にはグアムに旅行して真っ黒になっていたぐらいです。また夏場屋外プールで泳ぐのも大好きですし。これでもクロール、平泳ぎ、背泳ぎ、バタフライとド下手ですが泳げるのですよ。
またなんでこんな季節はずれな事を書き込んでいるのかと言うと・・・
ハイ、今日はラムを使った炭酸カクテルを皆様にご紹介しようと思っているのです。

南国のお酒ラムですがスピリッツでそのまま飲むもよしです。冬場は身体も温まるでしょう。
でも相当強いアルコール度数ですのでなかなかそのままでは飲めない方も多いでしょう。
それならば、炭酸を利用したカクテルなら飲みやすくなりますよね。

ラムはジンジャエールを使ったカクテル「ボストンクーラー」がロングドリンクの傑作ですね。それ以外にどんなものがあるのでしょう。

今日ご紹介するのは以下の2品です。

①ノースサイドスペシャル
なんと素敵なネーミングでしょう。
ダークラムにオレンジジュース、レモンジュース等を加え炭酸で割ったものです。
甘みも以外と少なく大人のお酒です。

 
②パイナップルフィズ
ラムにパイナップルジュース、砂糖を少々加えじっくりとシェイクして炭酸を注ぎます。
それでも甘みも少なくキリッと爽快で美味しい。

 
上記2品は700円にてご提供させて頂きます。
暖かいグルーヴィンの店内でどうぞ寒さで凍った身体と心を癒して下さいね。


●ロックンロールよもやま話  -その40-

            「ヒットチャートでは語れないロックンロールキング」
                                ご案内:チャーリー冷奴

1955年はロックにとって意義のある年です。

チャック・ベリー、リトル・リチャード、ファッツ・ドミノがリズムアンドブルースの世界だけでなくロックンロールのスターとなってその優れた楽曲で白人達も夢中にさせてしまったのです。
この年はプラターズも「オンリーユー」で人気を博し白人歌手パット・ブーンも黒人アーティストのカバー等で大きなヒットを出し始めました。もちろん前回このブログでご紹介したビル・ヘイリーの大活躍は絶大なものでした。
さてこの時期に米国で話題となったアーティストにボ・ディドリーがいます。

1928年生まれの彼、幼い時から楽器に親しみギターを持つようになります。
55年にシングル「ボ・ディドリー」がリズムアンドブルースチャートで第1位になります。この年は続いて「ディドリーダディ」「プリティシング」と立て続けてリズムアンドブルースチャートの上位にチャートインさせます。
四角形のボディの珍しいエレキギターを使用し独特のジャングルリズムを叩き出します。ワイルドで原始的なサウンドというかとにかくカッコいい。
ただ不思議な事にこの後もシングルを多数発表しますがなかなかヒットにはなっていないようです。


59年、久々に「アイムソーリー」がリズムアンドブルースチャートに登場、そして次の「クラッキンアップ」がようやく全米チャート入りする小ヒットとなりました。
次の「セイマン」は同チャートの20位までかけ上がりました。60年には名曲「ロードランナー」を同チャート75位にランクインさせました。


彼はその偉大な功績のわりにはヒットチャートとはかけ離れていたようです。全米チャートに登場したのは数曲でありリズムアンドブルースチャートでも10曲と名声のわりには少なめか。

しかしながらその後の米国、英国等のロックアーティストに深い影響を与えていました。
ジ・アニマルズは「ザ・ストーリーオブボディドリー」という楽曲を発表しています。
ボ・ディドリーの足跡をボーカルのエリック・バードンがそのジャングルビートに合わせ切々と語っていくという曲でした。

さて70年代以後も活発にレコーディングとライブ活動で人気を博していましたが2007年に病に倒れ2008年6月に亡くなりました。79歳でした。

彼はリトル・リチャード、チャック・ベリー等と同様にロックンロールの歴史をになったビッグネームでした。
どうしてもこのブログではヒット曲の多いアーティストが話題になってしまいますがロックはそれだけでは語れない事を痛感します。

不思議な幽玄の世界をかもし出すギターのリバーブ音を今から60年近くも前に使用していたのはびっくりです。

「ズン・チャカチャカチャカ・ズン・チャカチャン」という感じの独特のラテンリズムがドラムやマラカスでバックバンドが奏でると「おおっ!まさにボ・ディドリーじゃん」という感じです。
(恐らくその後のバディ・ホリーも相当影響を受けたのではと思っています。)

すでにこの世を去ったこの大スター。異国日本の東京の深夜のバーで自分の歴史的楽曲が流れ続けているのを知って天国で微笑んでくれているはずです。

本日もチャーリー冷奴が担当致しました。

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