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2月の営業等について
さて厳しい寒さが続きます。
グルーヴィン、2月のお休みは以下のとおりです。
2月 1日(日)
2月11日(祝) ※2月8日(日)は営業致します。(夜8時から12時の予定)
2月15日(日)
2月22日(日)
2月は合計24日間の営業でございます。皆様のご来店お待ち申し上げます。
寒さに負けずがんばりますよぉ~!
春も近いです。
●ロックンロールよもやま話 -その41-
「カヴァーですが何か! 英人気アイドル、マーティー・ワイルド」
ご案内:チャーリー冷奴
オールディーズの時代は米国産のヒット曲が中心となっていたと言っても過言ではないでしょう。
もちろん英国やフランス、イタリアそして日本にだってロックンロールのオリジナルの楽曲は沢山あります。
ただ当時は米国の歌手のヒットシングルを各国のアイドルスターがこぞってカヴァーを行う事が顕著にありました。
さて本日の主役は英国の人気ロックンローラーでしたマーティー・ワイルドです。
長身でしかもワイルドでクールな風貌、素晴らしい歌唱力で人気を博しました。
本名はレジナルド・レナード・スミスといい1939年の生まれ。
英国ではロック時代の前、スキッフルという音楽が流行していました。
彼もスキッフルバンドに加わりライブ活動をしていましたが注目されフィリップスレコードに入りロックンローラーとしてデビューします。バックにザ・ワイルドキャッツというバンドを従えます。
最初のシングルは以前このブログでご紹介した米国の大御所ジミー・ロジャースのビッグヒット「ハーニーコム」をカヴァーします。57年の事です。この曲はどうもヒットしなかったようです。
58年ジョディ・レイノルズのビッグヒット「エンドレススリープ」に挑戦、これが見事な大ヒットとなります。
その後もリッチー・ヴァレンスの「ドナ」、ディオンとベルモンツ「恋する十代」、フィル・フィリップス「シーオブラブ」、ボビー・ヴィー「恋のラバーボール」等をカヴァーして大ヒットさせていきます。
素晴らしいのは米国側オリジナル盤をそのまま模写するのではなく、かなりアレンジして自分のものにしている事かなと思います。
カヴァーヒットが中心であった彼ですが当時の英国ではそれは別に珍しい事ではないようでした。
(もちろんヒット作品の中には彼自身のオリジナルもありますが・・・)
人気絶頂の59年、なんと彼は結婚してしまうのですがこれにより絶大な人気に陰りが出てしまったようです。発表するシングルがだんだんベスト10内に入らなくなっていきます。
ヒット曲は小粒になり62年で英国ヒットチャートから姿を消していったようです。
結果、彼のチャート入りした楽曲は13曲程度と同時期に人気を博したライバル連中(クリフ・リチャード、ビリー・フューリー、アダム・フェイス等)に比べるとかなり少なめに感じられます。
それでも才能に恵まれていた彼はその後作曲家として活動します。
(話は少しそれますが80年代は長女キム・ワイルドが英国・米国で成功していますね。)
マーティーは70代の今も元気で、ライブでもかつてと変わらぬバイタリティと歌唱力を保っているようです。なんと素晴らしい事でしょう。
グルーヴィンではベスト盤CDにて彼の全盛時のヒット曲がお楽しみ頂けます。初めて聴かれる方も多いのではないでしょうか。
ビートルズ、ストーンズが世に出る前の英国で人気を博した多数のロックンローラー達。
マーティーはその中でもトップの人気を誇った特別な存在でありました。
マージービートのグループ等が登場してくると彼らの人気にも影響が出てきたのでしょう。
クリフ・リチャードを別にすれば一様に人気の維持が難しくなってしまったようです。
英国でも米国同様この時期63年・64年くらいがサウンドの転機になっているのでしょうか。
2015年の現在、私の考えで恐縮ですがロックバー、オールディーズバーは新しい世代に貴重なサウンド・歴史を継承していく役割があるような気がします。グルーヴィンのようなちっぽけな店でもそんな責任があるのではないでしょうか。これ、まんざらオーバーな話ではないと思うのですが皆さんはどんな風にお考えになりますでしょうか。
本日もチャーリー冷奴が担当致しました。
グルーヴィン、2月のお休みは以下のとおりです。
2月 1日(日)
2月11日(祝) ※2月8日(日)は営業致します。(夜8時から12時の予定)
2月15日(日)
2月22日(日)
2月は合計24日間の営業でございます。皆様のご来店お待ち申し上げます。
寒さに負けずがんばりますよぉ~!
春も近いです。
●ロックンロールよもやま話 -その41-
「カヴァーですが何か! 英人気アイドル、マーティー・ワイルド」
ご案内:チャーリー冷奴
オールディーズの時代は米国産のヒット曲が中心となっていたと言っても過言ではないでしょう。
もちろん英国やフランス、イタリアそして日本にだってロックンロールのオリジナルの楽曲は沢山あります。
ただ当時は米国の歌手のヒットシングルを各国のアイドルスターがこぞってカヴァーを行う事が顕著にありました。
さて本日の主役は英国の人気ロックンローラーでしたマーティー・ワイルドです。
長身でしかもワイルドでクールな風貌、素晴らしい歌唱力で人気を博しました。
本名はレジナルド・レナード・スミスといい1939年の生まれ。
英国ではロック時代の前、スキッフルという音楽が流行していました。
彼もスキッフルバンドに加わりライブ活動をしていましたが注目されフィリップスレコードに入りロックンローラーとしてデビューします。バックにザ・ワイルドキャッツというバンドを従えます。
最初のシングルは以前このブログでご紹介した米国の大御所ジミー・ロジャースのビッグヒット「ハーニーコム」をカヴァーします。57年の事です。この曲はどうもヒットしなかったようです。
58年ジョディ・レイノルズのビッグヒット「エンドレススリープ」に挑戦、これが見事な大ヒットとなります。
その後もリッチー・ヴァレンスの「ドナ」、ディオンとベルモンツ「恋する十代」、フィル・フィリップス「シーオブラブ」、ボビー・ヴィー「恋のラバーボール」等をカヴァーして大ヒットさせていきます。
素晴らしいのは米国側オリジナル盤をそのまま模写するのではなく、かなりアレンジして自分のものにしている事かなと思います。
カヴァーヒットが中心であった彼ですが当時の英国ではそれは別に珍しい事ではないようでした。
(もちろんヒット作品の中には彼自身のオリジナルもありますが・・・)
人気絶頂の59年、なんと彼は結婚してしまうのですがこれにより絶大な人気に陰りが出てしまったようです。発表するシングルがだんだんベスト10内に入らなくなっていきます。
ヒット曲は小粒になり62年で英国ヒットチャートから姿を消していったようです。
結果、彼のチャート入りした楽曲は13曲程度と同時期に人気を博したライバル連中(クリフ・リチャード、ビリー・フューリー、アダム・フェイス等)に比べるとかなり少なめに感じられます。
それでも才能に恵まれていた彼はその後作曲家として活動します。
(話は少しそれますが80年代は長女キム・ワイルドが英国・米国で成功していますね。)
マーティーは70代の今も元気で、ライブでもかつてと変わらぬバイタリティと歌唱力を保っているようです。なんと素晴らしい事でしょう。
グルーヴィンではベスト盤CDにて彼の全盛時のヒット曲がお楽しみ頂けます。初めて聴かれる方も多いのではないでしょうか。
ビートルズ、ストーンズが世に出る前の英国で人気を博した多数のロックンローラー達。
マーティーはその中でもトップの人気を誇った特別な存在でありました。
マージービートのグループ等が登場してくると彼らの人気にも影響が出てきたのでしょう。
クリフ・リチャードを別にすれば一様に人気の維持が難しくなってしまったようです。
英国でも米国同様この時期63年・64年くらいがサウンドの転機になっているのでしょうか。
2015年の現在、私の考えで恐縮ですがロックバー、オールディーズバーは新しい世代に貴重なサウンド・歴史を継承していく役割があるような気がします。グルーヴィンのようなちっぽけな店でもそんな責任があるのではないでしょうか。これ、まんざらオーバーな話ではないと思うのですが皆さんはどんな風にお考えになりますでしょうか。
本日もチャーリー冷奴が担当致しました。
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