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Groovin'

東京は神田神保町のオールディーズバーです。アナログレコードを中心に涙なしには語れないBGMと美味しい洋酒。エレキギターを弾いたり歌ったり。 お気軽にドアを開けて下さいね。
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  • 05/19/19:36


夏はビアカクテル

はい、いつまでもアチッチな日が続いてます。9月上旬くらいまでは毎年こんな感じでしょうか。
当店ではそんな時期もあり、特にビール好きなお客様のためにビアカクテルの種類を増やし正式にメニューに加えました。以下のものです。

・ビターオレンジ(ビールとオレンジジュースのブレンド)
・パナシェ(ビールとレモン系炭酸ジュースのブレンド)
・ビアスプリッツァー(ビールと白ワインのブレンド)

いやあ実に美味しそうです。いや美味しいのです。ビアスプリッツァー以外はアルコール度数も低めですので健康にも良いですね。
今までメニューにあったシャンディーガフ、レッドアイ、ドッグスノーズも含めて是非この夏お楽しみ下さい。
各800円です。量もたっぷりですよ。

●グルーヴィンではボトルがキープ出来ます。

グルーヴィンはボトルキープが可能なのはご存知でしたか。
スナックでは多いのですがショットバーでは基本的にないシステムです。

もし是非キープしたいと思われましたらご希望のお酒(ウイスキー・焼酎に限ります。)の在庫があるか当方にご確認頂きお値段等をお聞き頂きたいと存じます。

例を挙げますとザ・グレンリベット12年をキープされた場合

・ザ・グレンリベット12年    7,000円
・セット料金(氷、炭酸、水込み)2,000円
合計9,000円のお会計です。(通常のチャージ1,000円は頂戴致しません。)
次回ご来場時のお会計はセット料金2,000円のみでお楽しみ頂けます。お得ですのでどうぞお申し出下さいね。
なおキープ期間は3ヶ月間です。ご注意下さい。

●ロックンロールよもやま話    -その60-
「音源がなかなか手に入らず苦労した思い出 メッチャ明るいアイドルスター」

現在グルーヴィンにあるオールディーズ歌手のアナログ音源は私が高校時代から社会人をしていた若い時期に大半を揃えました。

当時70年代から80年代、国内盤のアナログレコードで入手不可のアーティストは輸入盤を頼るのですが、よくお休みの日にふらりと出かけて行ったレコード屋さんが都内に2箇所ありました。

池袋「メモリーレコード」
渋谷「東邦生命ビル内 すみや」

さて80年代中頃、私が20代の頃たまたま渋谷のすみやさんにて見つけたのがゲイリーUSボンズのベストLPでした。
「何かいいレコードないかなぁ」と棚に重なったLP盤を探っていくのが当時このうえない楽しみでしたので見つけた時は胸がときめきました。「ガハハ、ようやく見つけたぞ」と。
まるでお気に入りの女子とようやくデートの約束が出来たがのようです。

「ザ・ベストオブ ゲイリーU.S.ボンズ」

A面
①ハヴィン ソー マッチ ファン
②ディア レディ ツイスト
③ニューオリンズ
④ホエア ディド ザ ノフティ リトルガール ゴー
⑤真夜中のロックパーティー

B面
①ノット ミー
②セブンデイ ウィークエンド
③スクール イズ アウト
④ツイストツイスト セノーラ
⑤スクール イズ イン

合計10曲と当時でも少ない曲数なのですが大満足でした。
彼の全盛時の基本的なヒット曲はこのレコード盤で揃ってしまいました。

その後やはり同じすみやさんで購入したと思うのですが「グレイテストヒッツ ゲイリーU.S.ボンズ」(全12曲)を購入して全盛期過ぎの66年の小ヒット「テークミー バック トゥ ニューオリンズ」を入手する事が出来ました。

ゲイリーの一連のヒット曲はとにかく明るくて基本的にバラードはありません。
私が一番好きな曲は61年に米国トップとなった「真夜中のロックパーティー」。
パーティー会場でのライブといった趣で歪み気味の荒々しいワイルドな録音に聞えます。確かに録音時の機材やスタジオの関係で致し方なかったようですがわざとそのように録音したと私は考えています。曲調はディオンの名作「浮気なスー」とよく似ていて体当たり的なボーカルもまったく同様に感じます。

60年のデビュー大ヒット曲「ニューオリンズ」はスピーディーで力強いサウンド。やはり歪み気味の録音ですが。
日本のフィンガー5の「個人授業」に影響を与えたのでしょう。お馴染み「ヘーイ ヘイ ヘイ ヘーイイェア」がフューチャーされ今聴いてもぜんぜん古さを感じさせないのです。
悪くいえば彼のヒット曲、どれもこれも同じに聴こえゆったりしたラブソングはまったくありません。
ドラムのロックビートが強調され同時代の白人歌手フレディ・キャノンに通じるものがあるようで。
またリズム&ブルースぽいサックスが非常に印象的であります。
まさに黒人アイドルスターの極みといって良いのではないでしょうか。

39年生まれの彼は全盛時の60年から62年は20代前半で細身で実に可愛らしくハンサムでその他の当時のロッカーによく感じられる影・暗さは微塵もなく底抜けに明るくてかっこいいお兄ちゃんといった感じを受けます。その為か白人女性や男性にも多大な人気を持っていたようです。あのブルース・スプリングスティーンも彼の大ファンで81年にゲイリーがカムバックして大ヒットさせた「ジス リトルガール」等、アルバムのプロデュースに参加して脚光を浴びました。

50年以上も前のサウンドなのにメッチャいかしていてソウルフルでもありファンクでもありそして間違いなくロックンロールであります。ゲイリーのヒット曲は全部で十数曲ですが大スター、チャビー・チェッカーにも負けない体当たりサウンドでした。
このブログ記事を書きながらターンテーブルより針音でBGMとして流しています。「うわー、楽し~」
当店で洋酒を飲みながら是非お楽しみ頂きたいアーティストの一人です。
仕事のストレスなんか小さい小さい。ガハハ

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