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Groovin'

東京は神田神保町のオールディーズバーです。アナログレコードを中心に涙なしには語れないBGMと美味しい洋酒。エレキギターを弾いたり歌ったり。 お気軽にドアを開けて下さいね。
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  • 07/17/21:43


4月の営業について~ 「歌う」

春本番、4月のお知らせです。少々早いですが...

お休みは以下のとおりです。

4月10日(日)
4月17日(日)
4月24日(日)
4月29日(金)祝日

※なお4月3日(日)は特別営業です。
この日は夜6時オープン、23時クローズです。お花見のお帰りにでもお立ちより下さいね。
従いまして4月は26日間の営業となります。


●「歌う」

よく初来店の方に最初にご質問頂くのは「この店カラオケあるの」です。
「すみません、当店では設置しておりません。」と申し上げます。
表看板に「飲んで、聴いて、歌って」と書いてあるのでかなり紛らわしいと思います。
この「歌って」はギターがありますから弾いて歌って楽しんで下さいと言う意味です。
また素敵なBGMと合わせて想い出の曲を歌って下さいと言う意味です。
カラオケをご希望の方には当店のビルの3階に楽しくてお値段もお安い素敵なカラオケスナックがございますのでそちらをご紹介しています。
また「俺、ギター弾けないのだけどちょっと歌の伴奏してよ。」と言われれば下手くそな私が歌本を見ながら爪弾く位の事は出来ます。お店が混雑していない時でしたら可能ですのでどうぞおっしゃって下さい。

さて「歌う」と言えば先日こんな事がありました。
その日はご来店も少なく深夜静かにBGMをかけてお客様をお待ちしていました。
1時過ぎでしょうか。お二人の男性のお客様がドアをオープンご入場頂いたのです。何回もおいで頂いている方々です。本当に有難うございます。
恐らくここが2軒目位で酔い覚ましと明日の仕事の相談もあり少し気分を休めていこうと思われたのでしょう。

ご注文のハイボールをお出しして軽いおつまみをテーブルに置きます。

お二人はグラスを片手に喉を潤しながらしみじみとお仕事の話を始めます。
BGMも静かにビリー・ジョエルを流しました。(70年代後半から80年代のスーパースターで吟遊詩人というこの大歌手。当時私は「スタローンによく似てるな。」と思っていました。当店ではこの時期のサウンドをかけるのは結構珍しいのですがそれでも最近は音源も増えてまいりました。)

しばらくして彼の初期のヒット曲であり出世作「ピアノマン」がかかります。
さてこの曲の歌詞は場末のパブでピアノの弾き語りをする若者(ビリー自身か)が店の常連達やスタッフとの触れ合いを歌うものなのです。

土曜日夜9時。店が常連で混雑してきた。
俺の近くに座るいつもの老人男性。ジントニックがお気に入り。
「なあ兄さん、あの曲お願い出来ないかな。辛かったけど懐かしいいい気分になるんだよ。」「お願いだピアノマン。今宵みんなの為にもね。君の歌は僕らを勇気づけてくれるんだ。」

(恐らく若い頃のビリーがヒットに恵まれず悩みぬいていた頃作った曲なのでしょう。)

さてテーブルに座る二人お客様の仕事の会話がなぜか途切れました。
そして曲のサビの部分、ビリーが高らかに熱唱するところ...

Sing us a song, you're the piano man
Sing us a song tonight
Well, we're all in the mood for a melody
you've got us feelin' alright

お一人が声をあげて歌いだしたのです。
グラスを持ち瞳はすっかり涙で潤んでいました。青年時代の想いがこの曲にたっぷりとつまっているのでしょう。そして若いビリーに合わせてサビを繰り返し…

こちらもなにか胸が熱くなりました。

音楽は例えCDやレコードから機械的に流れるものでも魂がこもるものなのでしょう。そしてそれにほのかなお酒の酔いがシャッフルされて心に染み渡り…

明日のあなたを勇気づけてくれる曲、想い出を蘇らせてくれる曲、そして洋酒。生きる事、仕事…なんて素晴らしいものでしょうか。
この日は切なくも幸せな気分で営業を終えました。有難うございました。

● 個人ブログ「酒とオールディーズロックの日々」またもや更新しましたです。

まあ凝りもしないで書き込み続けております。
今回は最近のご時世を思いつつ、なぜかライチャスブラザースです。
白人が黒人サウンドを完璧にこなす。実はこれ現在でもほとんどいないと思います。これを今から50数年前にチャレンジして成功した二人組、今回はそんなビルとボビーの隠れた反戦歌をテーマにしてみました。とりとめない書き込みですがどうぞお暇なら来てよねです。コメントも頂戴出来ますと嬉しい限りです。
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